障がい者サロン開催

障害のある当事者自身が、自らの体験に基づいて、他の障害のある人の相談相手となったり、同じ仲間として社会参加や地域での交流、問題の解決等を支援したりする活動の場所として「第一回障がい者サロン」を開催しました。

事故や病気で中途から障害者となった人、生まれながらに障害を持った人が気軽に集い、心の中に有る不安、活用できる制度、ITを活用した支援ツール、障害者にしか気づかない社会の障壁などについて語り合い誰一人取り残さない地域共生社会の実現を目指します。

2回目を開催。今回も10人の方が集まって頂き色々な話題についてお話が出来ました。手話を学習している方もおられ簡単な手話教室の様な場面も。情報保障の話題では昨年5月に成立した障害者情報アクセシビリティー・コミュニケーション施策推進法を踏まえて支援制度の充実を求める意見もあり要望していきたいと思います。障害者年金制度についても無年金の方がおられることも話題に上りました。それぞれの障害をテーマに「これまでの思い」「乗り越えてきた内容」そして「これからの事」について次から次に話が出て今回も大盛況のサロンとなりました。

参加者11人の障害種別の内訳は、内部(オストミー)、下肢(車いす、股関節)、聴覚(難聴)、視覚(全盲)、上肢(指)と様々な方が集まって頂きました。

障害者相談員活動強化事業

令和5年2月16日午後1時30分から、奈良県社会福祉総合センターにおいて、身体障害者相談員研修会を開催

 第一部 「奈良県における地域福祉の推進について」奈良県福祉医療部 地域福祉課 主任調整員 竹本由美様

 第二部 「郡山踏切事故について」一般社団法人 奈良県視覚障害者福祉協会 会長 辰巳寿啓様      

 第一部では、条例(奈良県人と人及び人と社会がつながり支え合う地域福祉の推進に関する条例)を中心に県民が相互に尊重し合いながら共生する地域社会の実現について講演していただきました。

 第二部では、令和4年4月に大和郡山市で目の不自由な女性が踏切内で列車と接触して死亡した事故を受けて、最初に辰巳会長からの呼びかけで出席者全員での黙とうを行った後、視覚害者にとって踏切の危険性について様々な要望活動を行った結果、踏切内にエスコートゾーン設置の動きなどに繋がったことなどの講演をしていただきました。

令和6年2月19日午後1時30分から、奈良県社会福祉総合センターにおいて、身体障害者相談員研修会を開催

 演題:障害年金について

 講師:特定非営利活動法人 障害年金支援ネットワーク 河地社会保険労務士事務所 河地秀夫 様     

 障害者にとって欠くことの出来ない障害年金について「障害年金の概要」「受給要件と請求の仕方」「請求の実際」などについて、専門家である社会保険労務士から分かりやすく説明をしていただきました。

最後には、無料相談電話(平日10時~16時)NPO法人障害年金支援ネットワークのフリーコール0120-956-119の案内がありました。

社会参加推進センター運営事業

1 奈良県社会参加推進センターのホームページを活用して情報発信

URL http://www.nasuishin.jp/

2 障害者週間における広報啓発

スポーツ振興事業

第22回全国障害者スポーツ大会いちご一会とちぎ大会の開会式に参加

 1月29日、栃木県宇都宮市「カンセキスタジアムとちぎ」で開催された第22回全国障害者スポーツ大会いちご一会とちぎ大会の開会式に20名の会員が参加し、奈良県選手団の団長を務めた当連合会の岸元会長ほか選手に声援を送った。大会には御所市の西村佳代子様、上牧町の水越洋様が出場した。


社会福祉法人 日本身体障害者団体連合会 主催事業に参加

近畿ブロック福祉大会に参加

 10月16日、京都テルサ「テルサホール」において、第43回日身連近畿ブロック福祉大会が開催され、岸元慈会長をはじめ21名の会員の皆様が参加しました。大会では京都府の西脇隆俊知事、京都府議会の石田宗久議長からの祝辞に続き、日身連の阿部一彦会長、主催者の日身連近畿ブロック連絡協議会の手嶋勇一会長、主管である京都府身体障害者団体連合会の福山哲郎会長から挨拶がありました。

 挨拶の中で阿部会長からは、障害者権利条約批准から9年が経ち、我が国の障害者施策や私たちを取りまく社会環境は大きく前進したと前置きしたうえで、昨年8月にスイスのジュネーブで行われた国連障害者権利委員会に置ける対日審査で日本政府に対して総括所見(勧告)が出され、その中で「人権モデルとの調和や地域移行」「インクルーシブ教育の推進等」「障害者施策の改善にあたっては障害者団体との緊密な連携の重要性」が指摘されたことが紹介されました。そして、障害を理由に不利益を被ることがないよう、また、障害者が孤独・孤立に陥らないよう、国等へ働きかけに努めると共に障害理解に対する関心が地域社会に根付くよう尽力してまいりますとの決意を示され、最後に「私たちのことを私たち抜きで決めないで(nothing about us without us)」の精神のもと、真の地域共生社会の実現に向けて、皆様とともに歩んでまいりますと結ばれました。

第68回日本身体障害者福祉大会わかやま大会(コロナ感染を考慮してyoutube録画配信)


令和5年6月19日奈良県社会福祉総合センター研修室に会員が集まり視聴しました。大会では阿部一彦日本身体障害者団体連合会会長、西井幸男和歌山県身体障害者連盟会長のあいさつに続き、岸本修平和歌山県知事、尾花正啓和歌山市長、加藤勝信厚生労働大臣から祝辞がありました。

加藤厚生労働大臣からは、祝辞の中で障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法の成立、本人の希望に応じた地域移行・その人らしい居宅生活に向けた支援、福祉と雇用が連携した就労支援などを柱とした障害者総合支援法の改正、事業者に対し社会的障壁の除去の実施に対する必要かつ合理的配慮が義務付けられた障害者差別解消法の改正について触れ、益々地域における心のバリアフリーが重要になっていることをお話になりました。

また、阿部会長からは日身連が地域の声として要望してきた有料道路の障害者割引制度が見直され、事前登録した自動車のみでなく障害者手帳の提示で適用されることになったことは長年の要望が実現できたことは関係機関が連携して要望してきた結果だと感じているとのお話がありました。

続いて行われた講演では、長年にわたって障害者を理由とする差別の禁止や障害者権利条約の完全実施に関わってこられた野村茂樹弁護士から「障害者差別解消法を考える」というテーマで不当な差別的取り扱いと合理的配慮の不提供について講演され最後に法律の目的である「全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現」が目指すところであると結ばれました。

体育大会の開催

第38回を数える奈良県身体障害者体育大会(共同募金配分事業)
期日:令和5年10月9日(月 スポーツの日) 場所:奈良県心身障害者福祉センター体育館

料理教室の開催

コロナ禍の影響で自粛していた料理教室を令和6年2月8日、天理市杣之内町にある「なら歴史芸術文化村・実習室」で開催しました。天理市食生活改善推進員協議会(会長中川はつ子様)の方々13名にご指導いただき、デコレーション寿司、豚の生姜焼き、切り干し大根のミルク煮、にゅめんの汁物、パイナップル寒天を調理しました。

参加者は24人で思い思いのエプロン・三角巾を身に纏い食推の皆様の指導を頂きながら10時から2時間余りをかけて完成させ、「いただきます」の掛け声で試食開始。

菜の花の様に盛りつけた黄色の錦糸卵の何お花が添えたお寿司を見て「食べるのがもったいない」。食感の良い切り干し大根を牛乳で煮たしっとりとした煮物。生姜焼き、にゅめん、パイナップル寒天。いずれも最高の出来映え。楽しいお話も加わって楽しいひと時となりました。

ハイキング教室の開催

R6.3.22(金)午前10時から橿原市川西町の新澤千塚古墳群公園でハイキングを開催。まずは、公園の拠点施設であるシルクの杜においてお楽しみ会を鑑賞。今回は高取町でボランティアとして活動しておられる重森淑美様、新澤英美様、立花初代様による手品とお琴演奏をやって頂きました。やさしい語り口調で会場の参加者とも打ち解けるように進行していただき、和気あいあいの中で楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

この日は桜の開花は少し早いものの絶好のお天気で、お昼ご飯の後は皆さん思い思いに公園内の散策、屋上の足湯、歴史に憩う橿原市博物館でのレプリカを触りながらの展示品の鑑賞、新澤千塚ふれあいの里では大和野菜のお買い物を楽しみました。

ハイキング教室を秋晴れとなった11月25日(金)11時から天理市杣之内町に完成した「なら歴史芸術文化村」を訪ねて開催しました。ここでは特集展示「奈良県指定の文化財」というイベントが開催中で、令和3年度に新たに指定された文化財をはじめ県指定文化財の名品を展示し、あわせて、なら歴史芸術文化村で修理が完成した県指定文化財について修理の工程や内容をまじえて紹介されていました。 

令和5年4月2日(日曜))、桜(そめい吉野)と芝桜が咲きほこる中で令和5年度ハイキング教室(歩こう会)を開催。ハイキングを楽しみました。場所は御所市にある人権のふるさとと言われる「水平社博物館」と隣接するふるさと公園。博物館の中は障害者にも配慮された構造になっており「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と発信された全国水平社創立宣言などその歴史が発信されています。目の前に広がるふるさと公園には満開の桜とその足元を真っ赤に染めた芝桜の絨毯が広がり息をのむ美しさでした。隣接する人権センターのロビーでは、昼食後の時間を利用して宇陀市身体障害者福祉協会の上辻喜代司さんから突然のハーモニカ演奏のプレゼントが飛び出し、六甲おろし、星影のワルツ、上を向いて歩こう等の曲目がセンターの中に流れ思わず口ずさむ参加者の皆さまでした。

寄せ植え教室

初開催から5回目となる寄せ植え教室を12月22日に開催しました。毎年お世話になっている仲川先生の指導により思い思いにレイアウトして松竹梅を中心に南天、赤い実のヤブコウジ、可憐なプリムローズを鉢に植えつけました。会場となった御所市の文化交流センターは一足早いお正月が来たようでした。

県民きらめきステージ2023」でパフォーマンス

9月10日(日)11時からイオンモール橿原店サンシャインコートで5名の方々がパフォーマンス。会場は50人位が客席に、買い物客が足を止め通路からも!。出演者の歌唱、詩吟、演奏が終わると大きな拍手が。司会者からは障害を乗り越えて日頃から練習を積んだ成果が伝わり大変良かったですとのコメントが。出演者は次のとおり

       森 渓司 (奈良市肢体障害者福祉協会)   歌唱 津軽平野

      中川古一 (葛城市身体障害者福祉会)    詩吟 中庸(元田東野)

      安田清徳 (奈良市肢体障害者福祉協会)   歌唱 好きにならずにいられない(エルビスプレスリー)

      辻 清徳 (奈良県身体障がい者団体連合会) 詩吟 出郷の作(佐野竹之助)

      津崎禎子 (奈良県視覚障害者福祉協会)   エアロフォン演奏 見上げてごらん夜の星を