8000系電車
本線内通勤特急設定、並びに特急20分間隔ダイヤによる特急車の所要本数増加への対応を目的として、1988年に7両編成が2本製造された。
運用開始→全席指定通特運行開始に伴う本線全体の利用客増加は予想以上であり、特急を7両編成に統一したにも関わらず混雑する場面が多く、1989年末には通路部分にもつり革が増設され、さらに編成中間に先頭車を含まない完全な固定編成とすることで収容力を向上させるため、まず3000系の中間に残存していた封じ込め先頭車を3000系の組成変更で置き換え、その不足分を補うために1991年には7両編成6本が登場し3000系を大半置き換えた。
その後、検査体制の見直しや、正月ダイヤ・行楽ダイヤにおける特急車不足に対応するため、3000系は2編成のみ残され、1996年には残存する3000系車両のリニューアルとともに2階建て車両が改造で組み込まれた。好評を受け、1997年と1998年に年4両ずつ計8両のダブルデッカー(8800形)を新製、琴宮市方から4両目(成宮橋方から5両目)に組み込まれ、8連8本となった。
2004年、通勤特急の運転が上坂地下鉄線にも拡大されることになり、ラッシュ時の8000,3000系はすべて通勤特急運用に回される形になった。
2000年代前半に旧3000系は改修を繰り返していた車体に限界が見え始め、2008年には新型車両の新3000系に置き換えられる形で消滅した。ただし数か月の間は共存することになったため一時的に8031編成車として8000系に編入された。
かつては、車内にテレビを設置した車両も連結されていたが、2010年代に利用率低迷のため廃止された。2016年と2017年に各編成の中間車1両が有料座席指定特別車に改造された。これに伴い通勤特急にも特別車が設定された。
2023/12/31 23OO系増備開始に伴い8001編成車が運用離脱
2024/01/21-01/24 8001編成車が解体のためどっか工場に陸送された。