なりきり!方言研究者プロジェクト

更新情報

  • 2021/5/26~ 名桜大学で「なりきり!方言研究者プロジェクト」を実施中です。

  • 2021/5/1 ワークショップの様子をまとめた動画を公開しました。

  • 2020/8/17 資料・ツールページを更新しました。

  • 2019/7/30 HPを公開しました。

  • 2019/7/16 鹿児島県大島郡宇検村の久志小中学校で「なりきり!方言研究者プロジェクト」を実施しました。

プロジェクト概要

「なりきり!方言研究者プロジェクト」は、地域コミュニティの子ども達に方言研究者が行う方言資料収集を実際に体験してもらうプロジェクトです。体験を通して、気づくことの面白さ、身近なものの面白さを感じるなど、知的好奇心を刺激する機会を提供します。

プロジェクトの背景

日本全国の諸方言は消滅の危機に瀕しています。私たち研究者は、なるべく多くの言語資料を収集・保存したいと思っています。しかし、一人の研究者が集められる資料には限りがあります。方言の使用実態を考えると、残された時間はあまり多くはありません。今、言語資料を収集しなければ永遠に手に入れることができなくなってしまいます。このような背景から、地域コミュニティメンバーと一緒に言語資料を収集できないだろうかと考えました。どのように行えば、負担なく、楽しく、継続してできるか、その手法を考えたいと思っています。

「なりきり!方言研究者プロジェクト」は、地域コミュニティーメンバーによる資料収集の手法を考えるための実験の場と言い換えられます。

本プロジェクトは科研費「日本の消滅危機言語を対象とした大量の言語資料収集・蓄積方法に関する基礎研究(18K12390)」の助成を受けて実施しています。この研究課題は、地域コミュニティメンバーにとって負担のない言語資料収集方法を考案することを目的としています。

名桜大学 准教授 麻生玲子