ご挨拶（２０２０年夏）

 　私は２０１９年度に、奈良マスターズ陸上競技連盟の会員になりました。大学時代は陸上競技をしていましたが、実に５０年ぶりの陸上競技です。 年と共に足腰が衰え、心肺機能の低下もあり、「運動しなければ」、「体を動かさなければ」と２、３年前から意識するようになりました。しかし、運動を習慣化することは大変で、「今日は暑い、寒い、雨降りだ」、あるいは「腰が痛い」といった具合で、どうしてもさぼりがちでした。

　自然のすがすがしさの中、「体を動かすこと」は基本的に楽しいことですが、やはり具体的な目標がないと運動を継続するのは難しいと思います。このようなこともあり、一大決心をしてマスターズ陸上競技参加という目標を設定することにしました。  

　今のところ、この決断は良かったと思っています。新型コロナウイルスの影響で、競技会は取り消しになっていますが、現在も次の競技会参加を楽しみに積極的に体は動かすようにしています。昨年度は２回、大阪で開催の競技会に参加しました。予想よりはるかに私の記録は悪かったのですが、記録に対する考え方は学生時代とかなり違っています。学生時代は、新記録の樹立、他の競技者の記録を破ることに興味がありましたが、今は、記録が向上すれば最高ですが、毎回、毎年、競技会に参加して記録が残ること自体が素晴らしいことだと感じています。記録を正確に残して、自分の足跡を楽しみながら眺めていきたいと思います。  

　大阪の競技会では、奈良マスターズ陸上競技連盟登録の多数の会員が参加して活躍されていました。奈良陸上競技連盟の公式ホームページには、所属会員の県外での競技会の記録は掲載されていませんので、本ホームページには会員の県外陸上競技会の記録を中心に掲載いたします。  

  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　伊藤文昭