研究内容(Research)
物質の機能は原子の並び方と密接に関係しています。私たちの研究グループではリチウムイオン電池、マグネシウム二次電池、燃料電池に用いられる結晶・非晶質・ナノ粒子に注目し、中性子・放射光X線などを用いて原子の並び方を解析することにより、優れた物性・機能を示す物質の創製を目指しています。特に、新しい原子配列の解析法として、全散乱データを用いた逆モンテカルロ(RMC)モデリングに取り組んでいます。
略歴 (CV)
2001年3月 京都大学 総合人間学部 自然環境学科 卒業
2003年3月 京都大学 大学院 人間・環境学研究科 文化・地域環境学専攻 修士課程 修了
2006年3月 京都大学 大学院 理学研究科 化学専攻 博士後期課程 修了。博士(理学)取得
2006年4月～2007年3月 京都大学 大学院 人間・環境学研究科 研究員
2007年4月～2013年3月 東京理科大学 理工学部 工業化学科 助教
2012年10月～2013年9月 タンペレ工科大学 物理学科(フィンランド) 上級研究員
2013年4月～2020年3月 東京理科大学 理工学部 工業化学科 講師
2020年4月～現在 東京理科大学 理工学部 先端化学科 准教授（*2023年4月から創域理工学部に名称変更）
2023年4月～現在 物質・材料研究機構 客員研究者
受賞
Naoto Kitamura, Tomoya Imura, Naoya Ishida, Chiaki Ishibashi, Yasushi Idemoto, Supplementary cover (ACS Omega), “Facile Surface Modification of MgMn2O4 Positive-Electrode Material for Improving Cycle Performance of Magnesium Rechargeable Batteries”, 2022.
Naoto Kitamura, Yusuke Araki, Naoya Ishida, Yasushi Idemoto, Back cover (Physica Status Solidi B), “Local Structures in Disordered Rocksalt-Type Li3NbO4-Based Positive Electrode Materials for a Lithium Ion Battery”, 2020.
石崎 翔，北村 尚斗，石田 直哉，井手本 康，電気化学会第85回大会ポスター賞，2018.
北村 尚斗，井手本 康，研究進歩賞，粉体粉末冶金協会，2016.
北村 尚斗，日本セラミックス協会賞進歩賞，日本セラミックス協会，2015.
北村 尚斗，田川記念固体化学奨励賞，電気化学会 固体化学の新しい指針を探る研究会，2015.
現在の主な学会活動
電気化学会 広報委員会 委員長
SPRUC 不規則系機能性材料研究会 副代表
粉体粉末冶金協会 イオン伝導材料委員会 委員長
化学電池材料研究会 幹事