研究室に興味のある学生へ

興味があれば研究室に遊びに来てください

「研究」と聞くと、学部4年生から始めるものという印象があり、学部3年生までの勉強を終えていないと研究をすることは難しいと感じていると人は多いと思います。しかし実際にはそうでない場合もあります。例えば機械系の学生ですと、プログラムはあまり勉強しませんが、私の研究グループではプログラムスキルが極めて重要になります。そのため、私と同じ研究グループになった学生には、まずプログラムの勉強からスタートしてもらいます。そして簡単ではありますが、そのような勉強をサポートするのためのコンテンツを用意しています。なので、もし赤井の研究(主に車輪型ロボットやドローン)に興味があれば、学部生であったとしても、ぜひ赤井の部屋まで遊びに来てください。もちろん、名古屋大学以外の学生であっても歓迎です。

なお「研究室」と聞くと禍々しい印象を受けるかもしれませんが、実際はフランクな場合が多いです。工学系の研究室の場合、10から30人ぐらいの学生が研究室にいるのは一般的です。長い時間一緒にいるので、だいたい学生は仲良くなり、研究室は賑やかで楽しい場所になることが多いです。ちなみに、右は赤井が学生の頃に鮎を食べに行ったときの写真です。仲の良い研究室で、本当に笑いの絶えない場所だったので、とても楽しい思い出が沢山残っています。

赤井自身今でも、「研究室が楽しくて来たくなる場所」というものであるべきと思っていますので、「サークルに所属する」という感覚の1つとして、研究室に早期から関わるということは悪くない選択肢と思っています。

社会との繋がりを提供します

一般に大学とは「研究」をする場所です。この研究とは、企業の行う「営利活動」とは離れている側面があります。全く新規性のないつまらない単純作業でも、お金になることはありますが、それが研究になることは難しいです。

しかし近年、国は「新産業」を興すことを強い目標としています。特に、「ロボットなどの知能化技術」には高い期待が集まっています。そのため、技術に明るい工学部では、大学と企業の活動が近くなりつつあります。企業側も、新産業創出を目的としている側面が強いです。これに対して赤井は、「これまでに実現できていないことを研究により実現し、新産業となりうる技術を創り出す」という目標を掲げています。この目標の下に、現在様々な企業との連携関係を構築しています。社名は伏せますが、赤井が現在仕事をしている、これまでに仕事をした企業を以下にあげます。

・自動車メーカー(継続中)

・自動車部品メーカー1

・自動車部品メーカー2

・通信会社

・総合電機メーカー

・鉄道会社(継続中)

・スーパーゼネコン(継続中)

・愛知県内中小ソフトウェアメーカー(継続中)

・愛知県内中小ハードウェアメーカー(間接的に継続中)

・ドローン系ベンチャー(共同のための作業を開始中)

・クラウド系ベンチャー(継続中)

これ以外にも自動運転系のベンチャーや移動ロボット系ベンチャーなどと繋がりがあります。また赤井は大学の人間であるため、国内外の大学・研究機関にも繋がりがあります。赤井の繋がりの強さを表す一例として、信頼できる自動運転のための技術という討論会があると思っています。これは赤井の知り合いに声を掛けて行った討論会になります。2021年現在において、自動運転関係では間違いなく国内トップクラスの技術者・研究者たちになります。赤井が持つこの様な繋がりを駆使し、学生にも社会との繋がりを提供したいと考えています。

学生のうちに得られる学びを最大化します

赤井の研究方針として、「学生に研究をしてもらう」ということはしません(今の所)。赤井は赤井のやりたいことをやるので、学生にも自分のやりたいことをやってもらいます。この際、赤井のコネクションを活用し、できる限り学びたいことに関わるプロフェッショナルを紹介します。そしてプロフェッショナルと一緒に活動することで、学生のうちに得られる学びを最大化することを目指します。

長期インターンシップを推奨します

学びの最大化を実現するためにも、長期インターンシップを推奨します。最近の企業への「インターンシップ」というと、1、2日で終わるようないわゆる「0次面接」という様な色が強いと思います。これは、インターンシップが企業(特に大企業)による、人材の早期囲い込みとなることを防ぐための側面が強いです。しかし本来インターンシップとは、数か月の長期にわたって企業に出入りし、その企業の業務の一部を学生が担当し、学生のうちに小さな実務経験を積むことを目的としています。なお一例ですが、赤井はカナダの大学から8ヶ月のインターンシップの学生を受けれたこともあります。

上記の通り、赤井は技術系のベンチャー企業との繋がりが強いです。そしてこの様な企業からは、「最終的にうちに就職しなくても良いので、即戦力になりうる学生にインターンシップとして来て欲しい」と言われます。これに対して赤井自身は、「学生の段階でベンチャーの雰囲気を体験するべき」とも思っています。これは今の日本で安定した就職先を探すことが難しいため、「競争力を前提としている組織の雰囲気を味わって欲しい」と思っているためです。

なお、大企業にインターンシップに行っても金銭を貰うことは難しいですが、この様なベンチャー系の企業のインターンシップであれば、多少の金銭を貰うことは期待できます(あくまでインターンシップ先の土地で生活に困らない程度ですが)。つまり、自分でお金を払わなくてもエキサイティングな体験ができます。「大学に授業料を払っても、得られるものに面白味を感じない」など感じたことがあるなら、「お金を貰ってベンチャー企業で活動する」というのは間違いなく面白味のある選択になりえます。

また今の日本において、「新卒」というカードを大企業への就職として使うのは正しい戦略の1つと思っています。つまり、学生のうちにベンチャー企業を経験しておいた方が、大企業に就職した後の転職の先としてベンチャー企業が選びやすくなると思います。こういった理由があるため、赤井はベンチャー系の企業へのインターンシップを強く勧め、かつその道が提供できる様な環境を提供したいと考えています。