結晶
〜人生に挑戦を 挑戦に賞賛を〜
【 はじめに 】
私たちが生きる2026年の日本社会は、大きな転換点に立っています。人口減少と少子高齢化はこれまで以上に加速し、地域の担い手は急速に減っています。AIやDXの進展は私たちの暮らしを便利にする一方で、これまでの仕事のあり方や価値観を根底から揺さぶっています。格差や環境問題、災害リスク、国際社会の不安定さも、私たちの未来を決して楽観できるものにしてはいけません。しかし私は、この現実を悲観ではなく「挑戦の機会」と捉えたいと考えます。どんなに時代が厳しくとも、地域の未来を諦めるわけにはいきません。ここに暮らす私たち一人ひとりが当事者として動き出すことでしか、この地域の未来は開かれないのです。
そんな時代だからこそ、私が大切にしたいと考えるのは「愛」です。愛とは、家族や仲間を想う気持ちであり、地域を大切にする心であり、次世代に何を残すかを考える姿勢です。愛がなければ、夢を描くことも、挑戦を続けることも、共に助け合うこともできません。
子どもたちが安心して学び育ち、働き盛りの世代が誇りを持って暮らせる地域、その実現のために必要なのは、立派な理念よりもまず「人を想う愛」だと信じます。小さな思いやりの積み重ねこそが、社会の大きな課題を乗り越える力となります。
私たちは一人では生きていけません。だからこそ互いを信じ、支え合う愛を行動に変えていくことが、今の私たちに課された責任です。
2026年、地域を動かす原動力は「愛」です。人への愛、地域への愛、未来への愛、それらを胸に刻み、次の世代へ誇れる社会を共に築いていきましょう。
【 70年の歩みに感謝し、次世代に繋ぐ 】
2026年中村青年会議所は創立70周年という大きな節目を迎えます。地域を愛する先輩諸兄姉がバトンを受け継ぎ、挑戦を重ねてきた歴史は本年まで脈々と続いてきました。70年という時間は決して短いものではありません。その歩みの中には、まちづくりの挑戦、時代の荒波を超えた団結、そして未来を信じて汗を流した仲間たちの想いが刻まれています。私たちはまずこの歴史を築いてこられたすべての方々に、心からの感謝を申し上げます。70周年という節目は、単なるお祝いの場ではなく、次世代へバトンを渡す決意の場でもあります。「感謝」と「挑戦」と「愛」を3つの軸に据え、これからの10年を描いていきます。先輩諸兄姉から受け継いだ情熱を胸に、地域をより持続可能で希望に満ちたものにしていくため、仲間と目標を持って新たな一歩を踏み出します。
70年の歴史に敬意を表し、100年へと続く未来を拓くためにこれからも中村青年会議所は、地域と共に歩み続けます。
【 新年賀詞交歓会の開催 】
本年も中村青年会議所は、地域での運動を広く発信し、地域社会の皆様と新たな一年の歩みを共にする場として新年賀詞交歓会を開催いたします。新しい門出を祝いながら、私たちが地域に果たすべき役割を改めて確認し、希望と決意をわかち合う大切な場であります。
本年は中村青年会議所にとって特別な年です。70年という長きにわたり、地域社会の課題に向き合い、未来を担う若者の成長を支え続けてきました。地域に必要とされる団体であり続けることを信じ、運動を起こし続けた結果にほかなりません。私たちはその功績に深い敬意と感謝を捧げると共にこの節目の年を新たな挑戦の出発点として位置付けたいと考えます。
これからのまちづくりにおいては、行政との緊密な連携はいうまでもなく、幡多地域全体での幅広い協力が不可欠となります。多くの課題に立ち向かうためには、1つの団体や行政だけでは限界があります。だからこそ青年会議所として「繋ぐ」役割を果たし、異なる立場や世代を超えた協力関係を築いていかなければなりません。
また、これからの時代においては民間のネットワークの力が重要になってくると考えます。地域の事業者や各種団体、市民一人ひとりとの繋がりを強めることこそが、持続可能な地域社会を築く大きな力となります。新年賀詞交歓会は、そうした出会いや協働の契機を創りだし、地域全体に新たな活力をもたらす場として成長し続けていきたい。
【 枚方JC交流事業 】
私たち中村青年会議所にとって、友情と信頼で結ばれた同志の存在は、活動の大きな原動力となってきました。その中でも枚方青年会議所との絆は、本年で53年となり半世紀を超える歴史を持ちます。現役メンバーからシニアクラブメンバーに至るまで、世代を超えて継承され続けています。単なる交流にとどまらず、互いを高め合い、未来を切り拓くために力を与え合う関係性として発展してきたことは、まさに青年会議所の理想を体現するものです。
私たちは毎年の交流の場において、枚方青年会議所の皆様から温かい歓迎と真心を持って迎えられ、その度に絆の尊さを深く実感してまいりました。そして本年で53年を迎えるこの歴史は、決して偶然ではなく、先輩諸兄姉が互いを信じ、未来へと繋ぐ努力を惜しまず積み重ねてこられた成果であると強く感じています。
私たちが果たすべき使命は、このかけがえのない友好関係を次世代へとしっかり受け渡していくことです。友情をただ守るだけでなく、新たな時代にふさわしい形で発展させ、両青年会議所が地域の希望を照らす存在であり続けるよう努めてまいります。本年は四万十市に枚方青年会議所の現役メンバー、シニアクラブの皆様をお迎えし、地域を舞台とした友好事業を実施いたします。この取り組みを通じて、さらなる交流の深まりと未来への架け橋を築くことを誓います。
【 幡多JC交流事業 】
幡多地域は、豊かな自然と歴史、そして温かい人の繋がりに支えられたかけがえのない場所です。しかしながら、人口減少や若者の流出といった課題が年々大きくなっており、地域社会の未来像をどのように描き、どのように次世代へとバトンを渡していくかが問われています。こうした時代において、青年会議所に求められているのは、単なる組織運営に留まらず、地域のビジョンを掲げ、率先して実行する力であると考えます。
私たち中村青年会議所と宿毛青年会議所が共に力を合わせ幡多JCを結成した意義は、この地域の未来を共に創造していく覚悟の表れであります。それは単なる形式的な連携ではなくメンバー一人ひとりが「地域の担い手」として自覚を持ち、互いの強みを生かしながら協力して歩んでいく決意そのものです。組織を超えた繋がりは、私たちの活動をより大きなうねりとし、幡多全域を動かす力となるでしょう。
今後の幡多JCは、地域の産業振興や観光、教育など多様な分野で協力しあい、意見交換会や交流の場であると同時に、時代の変化に恐れず果敢に挑戦していくこと。その過程で、私たちはリーダーとしての力を磨き合い、次世代に受け継ぐべき「責任」を形にしていきたいと考えます。
幡多地域の未来をより良いものにするためには、行政や企業、地域住民との協働が欠かせません。私たちが先頭に立ち、夢と希望を語り合い、その実現に向けて汗を流すことで、地域の未来は明るく拓かれていくはずです。幡多JCはその中心に立ち続ける存在でありたいと願います。
【 結びに 】
私が青年会議所に入会して学び、大切にしていきたいと考えるのは「愛」です。愛とはただ個人的な感情を示すものではありません。家族や仲間を想う気持ちであり、困っている人に自然と手を差し伸べる優しさであり、共に暮らす地域を誇りに想う気持ちでもあります。まだ見ぬ未来の世代に明るい豊かな社会を引き継ぎたいと願う責任感も、広い意味での「愛」に含まれるでしょう。愛があるからこそ、困難に立ち向かう勇気を持てるのです。愛がなければ、挑戦は独りよがりになり、協力は打算に過ぎず、共に未来を創る力は生まれません。
私たちが今直面している課題の多くは、制度や仕組みの改正だけでは解決できません。地域で支え合い、互いを思いやる心があってはじめて前進できるものばかりです。子どもたちが安心して学び育つには、学校や家庭だけでなく、地域全体の愛情が必要です。高齢者が尊重され、安心して暮らすには、行政の制度とともに、近隣の人々の支え合いが欠かせません。働き盛りの世代が誇りを持ち挑戦を続けられるのも、互いを信じあい励まし合う「愛」のあるコミュニティがあってこそです。
70周年はお祭りです。これまでの歴史を振り返り、先人への感謝をしっかりと表すとともに、私たち自身が担うべき責任をしっかりと果たしていくことが重要です。メンバー一人ひとりが心から楽しめるそんな事業を行っていきましょう。