虹の橋を渡った犬猫たち

さんちゃん

ただいま、準備中です。

モコちゃん

ただいま、準備中です。

みいちゃん

他団体の休会に伴い、兄弟猫とともに当会にやってきました。無事に新しいお家が見つかり、第二の猫生を歩み始めた矢先に猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症し、虹の橋を渡りました。

「虹の橋」は、ご信仰にかかわらず多くの方の心に寄り添い、心に響く詩として、世界中の人たちに広まったものです。ご家族やお友達で、ペットを亡くされた方がいらしたらそっと教えてさしあげてください。

虹の橋

 

原作者不詳        

日本語訳:ふくふくやま 様


天国の少し手前に、「虹の橋」と呼ばれている場所があります。

 

この世界で生前、誰かと寄り添い、暮らしていた動物たちは、

その命の灯が消えたとき、「虹の橋」のふもとへ行くのです。

 

そこには、草原や丘が広がっていて、

動物たちはそこで駆けまわり、

ともにじゃれあって、楽しく遊んでいます。

 

おなかいっぱいのごはんと、きれいなお水、

そして優しい太陽の日差しに溢れていて、

みんながそのあたたかな場所で、のんびりと暮らしています。

 

病気にかかっていた子も、年老いた子も、みんな元気を取り戻し、

傷の痛みに苦しんでいた子もすっかり健康なからだを取り戻し、

昔のように、そしてまるで夢のように、そこでは過ごしているのです。

 

動物たちは幸せに暮らしているのですが、

たったひとつだけ、心を満たしていないことがあります。

それは、かつて共に過ごし、愛し合い、寄り添っていた人が、

ここにいないことが、恋しくて、寂しいのです。

 

動物たちが一緒に遊んで、駆けまわっていたある日、

ある子がふっと立ち止まり、遠くを見つめていました。

その子の目は、次第にキラキラと輝きだし、よろこびで震えだします。

突然、その子は仲間から離れ、草原を飛ぶように走っていきます。

速く、速く、それはまるで風のようです。

 

その子の視線の先にいたのは、

共に過ごし、愛し合い、寄り添っていたあなたでした。

 

その子とあなたは、虹の橋のふもとで再び出会います。

あなたは、愛するわが子を抱きしめ、愛情いっぱいにふれあい、

二度と離れることはありません。

 

あなたは満面の笑みで幸せにあふれたキスを受け、

もう一度、愛するわが子を抱きしめるのです。

そして、わが子の顔をのぞきこみ、見つめあっては、語りかけます。

 

きみと別れてからの長い長い人生を、

私は一生懸命生きてきたよ。

その中で、きみを忘れたことは一度たりともなかったよ。

やっと会えたね。

 

そしてあなたたちは寄り添いあって、

共に天国へ続く虹の橋を渡っていくのです。