臨床動作法は心理リハビリテイションの理論に基づく心理療法です。訓練者(トレーナー)が坐位や膝立ち等の動作課題を被訓練者(トレーニー)に示し、その課題に動作を通して働きかけることによって、トレーニーの障がいや問題が改善するよう援助します。
障がいのある子どもたちの中には、からだに強い緊張が入る子、思い通りにからだを動かせない子、力をうまく入れられない子など様々な子がいます。そんな子どもたちが、トレーナーと一緒にからだの動かし方や力の入れ方・ぬき方を学んでいくことで、動作や姿勢の改善はもちろん、できた喜びをトレーナーと共感することで、心の成長や安定にもつながっていきます。もともとは、脳性マヒ児を対象に始まったリハビリテイションですが、現在は肢体不自由児のみならず、知的障がい、発達障がいのある子のコミュニケーション能力の向上や情緒の安定にも効果が認められ、様々な特別支援学校や特別支援学級、施設・病院等で活用されています。
長野県心理リハビリテイションの会では、 松本市、長野市、小諸市の3会場でそれぞれ毎月1回の月例訓練会を実施し、多くの障がいを持つ子どもたちや成人の方々がトレーナーと一緒に臨床動作法に取り組んでいます。各会場と日程は下記の通りです。障がいをもつ当事者の方、障がい児(者)の教育・療育に係わっておられる方、これからそうした方面の仕事を目指している学生の方、心理リハビリテイションの理論や方法に興味・関心がある方は、どなたでも参加することができます。見学や参加を希望される方は、希望される月例会のマネージャーにご連絡下さい。
本イラストは、本会マスコットキャラクターの「まっちゃん」「ながさん」「こもろくん」です。キャラクターのデザインは、本会所属のトレーニーで作画当時、養護学校小学部に通っていた女の子が描いてくれました。長野県では以前、松本市、長野市、小諸市の3市に分かれて月例会活動を行っていたので、3人のキャラクターに松本市のM、長野市のN、小諸市のKを模した髪の毛をあしらい、「まっちゃん(松本)」「ながさん(長野)」「こもろくん(小諸)」と名づけました。この3人のように今後も各月例会が手に手をとり、協力し合って活動を続けていきたいと考えています。