ながはま冒険遊び場とは
どんな場所なのか、どんな想いで活動しているのか
この遊び場を作っている人たちについて
私たちは、子どもたちが自分の意志で過ごし方を決め、思いっきり遊び、 仲間と出会える「場」を保障したいと考えています。
それは、単なるイベントではありません。 地域の中で遊び、思い出を積み重ねていくこと。 その経験こそが、この街に根ざして生きていく「根っこ」になると信じているからです。
ここには、決まったプログラムはありません。
子どもたちが自由に挑戦する姿を応援しながら、 大人たちもまた、焚き火を囲んで笑ったり、本気で遊んだり。 そんな「大人が楽しそうな姿」を見せることで、 子どもたちが「大人になるのって、案外いいな」と思える場でありたい。
家族だけの枠を超えて、子ども同士、あるいは「よその大人」や地域の人と、 心地よい距離感で繋がれる「斜めの関係」を大切にしています。
大人にとっても、日常の役割をふと横に置いて、 ちょっと子どもから目を離して深呼吸できる。
そんな、みんなの「気分転換の場」を、私たちは作り続けています。
すべての子どもたちが自分自身の人生も自分のチカラで決めていけるように。
まずは「遊び」という切り口で、自らで考えて、心で感じて、自分で決めて動いていく。
そんな子どもたちの「挑戦」を応援しています。
やることは自由ではあるけれども、当然縛りも制限もあります。
でも、そんな中でできる最大限の楽しいや挑戦を応援し続ける場所でありたいです。
"すべての子どもたち"とは、年齢・性別・特性・家庭の経済環境…といったことを問わずに場所をオープンにするという冒険遊び場の大事な理念から来ています。
そのため、この場所の価値を保つために参加費を子どもたちに求めずに開催しています。
少子化という社会情勢もあり、子どもたちの人数が各地で減っています。
町中で子どもたちが『群れて遊べる場所』も失われつつあるように感じています。
この場では、異年齢の子どもたちが『遊び』を通してつながっていきます。
また保護者さん同士がたき火を囲んで話し合う場でもあります。
地域の方が整備や散歩に森に訪れることだってあります。
"子どもたちを中心に"成り立つ場としてではありますが、子どもたちを介して集う大人たちにとっても居心地の良い場所でありたいなという願いもあります。
『自然×子ども』をキーワードとして、今ふたたび地域や人々がつながる場所であり続けたいと思っています。
見守ることで生まれる関係性があります。
最初は「混ぜて」と言えない子どもたちもいます。けれども、無理に誘う必要はありません。年齢や学年を気にせず、ただ同じ空間で焚き火を囲んだり、秘密基地で遊んでいるうちに、子どもたちは自然と関わり始めます。
この『いつの間にか友だちになっている』という変化は、まわりの大人の声掛けではなく、その場の持つチカラや子どもたち自身のチカラそのものです。
指導ではなく、見守りを。
時間割のように区切るのでもなく、ゆるやかに流れる時間や子どもたちそれぞれのペースを保てるように。
子どもたち同士だけの空間や時間を大切にしたいと考えています。
福原 雄太(ふっくん)
森の案内人(インタープリター・プレーワーカー)
『人を自然に帰す人』
長浜市地域おこし協力隊員OB
任期中に『ながはま冒険遊び場』活動を市民団体から継承。その後、2025年度まで長浜市社会福祉協議会と協同・委託という形で事業を実施。2026年に任意団体「ながはま冒険遊び場」を設立。
フリーランスの森の案内人として子どもたちや森に関わるお仕事をいろいろとやっている。
子どもたちには森に住んでいると勘違いされている。
北川 義象(ぎしょうさん)
ながはま冒険遊び場 役員
ふっくんと一緒にながはま冒険遊び場をずっと支えている地域住民。
森のことならなんでも知っている仙人のような『みんなのおじいちゃん』
昔ながらの遊び(特に竹弓矢などの工作系)も大得意!
ふくらの森にある数々のアスレチック類も、ぎしょうさんが発案・設置したものばかり。ぎしょうさんなしでは、遊び場は成り立たない。
白市 ひとし(ホワイト)
プレーリーダー
滋賀県長浜市の豊公園で、すべては始まりました。
「自分の子どもを、のびのびと遊ばせたい」と願う有志の保護者たちが集まり、手探りで作り上げた遊びの場。
ライフステージの変化に伴い、市民活動としての形は一度幕を下ろします 。
2016年、活動は長浜市社会福祉協議会と地域おこし協力隊の共催事業として、新たなスタートを切ります。
ここでプレーワーカー「ふっくん」が合流。個人の情熱が地域の公的な信頼と混ざり合い、遊び場はより安定した「街の居場所」として歩み始めました。
ふくらの森(内保町)だけでなく、余呉町や高月町など長浜市内各地への出張開催も精力的に行っていました。
長浜市地域おこし協力隊の任期終了後も、長浜市社会福祉協議会の主催事業として継続。
ふっくんは委託プレーワーカーとして現場に立ち続けました。
この期間に、拠点は現在のふくらの森に定着しました。
コロナによる活動縮小時期や猛暑の影響なども乗り越えて、10年という歳月をかけて「遊び場がある風景」が長浜に定着しました。
2026年。公的な主催事業としての期間を終え、私たちは任意団体「ながはま冒険遊び場」として独立した一歩を踏み出しました。
現在、決まった事業予算(自主財源)を持たない私たちにとって、活動の継続は大きな挑戦です。
しかし、誰もが等しくアクセスできる「地域のインフラ」であり続けるために、私たちは特定の誰かに頼るのではなく、地域のみんなで支え合う「持続可能な形」を模索しています。