雑記

DMXコントローラって買うべき?

学生劇団の悩みの種、それはずばり”お金”です。

頑張ってもろもろを削って自腹切って演劇をする我々に金銭的な余裕があることなどほとんどありません。

そのため我々は時間を対価に機材等を購入してきました。つまり、今の我々の保有している機材は先達の積み重ねであるわけです。

しかし、昨今の技術進歩や”エコ”意識の台頭によって照明機器としての白熱電球は終焉を迎えつつあります。

姉妹劇団の山脈では一部白熱電球の生産終了に伴いLED灯体+DMX卓の構成に置き換えがなされたようです。

当劇団も白熱電球+DMXに移行を済ませてあります。

DMXとは電気的にはEIA-485(RS485)という規格で制御されています。これは開始コードの後に8 bitでデータを512ch文、順番に送信する仕組みで…()

細かい話は置いておくとしてトライアックと可変抵抗というアナログで制御してきた照明がDMXとPWM制御というデジタル制御に置き換えるわけです。

ちなみに調光ユニット(Dimmer)を使えばDMXで白熱電球も制御できます。

これは非常に汎用性が高い組み合わせで3chをRGBに割り当てることで光の色を自在に変化させたり、ムービングヘッドを制御したり、果てはスモークの制御をおこなったりできるわけです。

さて、このDMXはチャンネル当たりのコスパはいいのですがイニシャルコストは相当にかかります。

調光ユニットの必要電流量を考える必要はありますが最小構成で調光ユニット1万、DMX専用コントローラで1.5万円くらいします。

端的に言えば高いです。そして、皆そう考えるわけです。

先述の通り、DMXの規格は公表されています。

そして、独自規格を採用している機器はごく少数です。

なので、DMXの制御自体をPCから行えるようにするフリーソフトが多数作られました。

そこて必要になるのはPC(USB)からDMX(XLR)に変換する機器です。

この機器も市販品を買うと1万円程度から、高いです。

ですがなんとこの機器、自作が可能で自作すると2000円以下なのです。そして、非常に簡単です。

なので実際につくってみました。

ゆっくりになりますが、徐々に更新していきたいと思います。 (文責:不冱橄欖財団員)