朗読音楽会に作者来場!トークに登壇 イベントは盛会のうちに終了しました
戦争に翻弄されながらも音楽の先生(東風平先生)が、音楽教師である前に人として、音楽に託して主人公に伝え残していったものは何だったか?を探りながら聴いてください。
みずみずしい描写が数々あります。たとえば、主人公が憧れの曲を聴いているときは、沖縄の海や空を思い浮かべていたのだろうか、など聴きながら想像してみてください。
全編ピアノの生演奏付きで朗読します。物語の中に出てくる3曲のピアノ曲を除いてすべてピアニストによるオリジナル曲の即興演奏です。息の合ったピアノと朗読が織りなす音楽からも物語の奥行を感じてください。
音楽は、私たちにいつもいつも安らぎをくれるものとは言い切れません。歴史の中で時には戦意高揚に利用されたこともありました。戦争を経験していない私たちは、戦争の中で音楽がいかなる存在だったかを知ることからも平和について意識を向けることができると思います。この物語の中で主人公がその時代時代に音楽とどう向き合っていたかにも注目しながら聴いてください。