朗読音楽会に作者来場!トークに登壇 イベントは盛会のうちに終了しました
森 ひとみ 朗読
「ももちゃんのピアノ」を一気に読み終えました。ももちゃんや登場人物の声、ピアノの音色、風の音が聞こえてきて、瞬間的に、この作品を表現化したい!と思いました。私が「ももちゃんのピアノ」に出逢うきっかけを作ってくれた森田さんにその場で連絡すると、まるでお互いが磁石で引き寄せられたように、同じことを考えていた事がわかり、企画が即決!!
自分の回りの大切な人たちに、そして一人でも多くの人たちに大切な大切なメッセージを伝えたいという、その1点がエネルギーとなり、企画の実現となりました。
ももちゃんの、温かくも力強い音色よ、みんなのところへ飛んで行け-!
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秋田県出身。1冊の本との出会いがきっかけで演劇の道へ。劇団GMGでは日本全国の学校を巡演。年に一度の東京公演では手話を劇中に取り入れた手話との同時進行劇も上演。手話指導も行う。移籍後の劇団希望舞台でも日本全国の小さな村から町から巡演。フリーとなってから一人芝居「釈迦内柩唄」(水上勉・原作)を自ら企画・上演。現在はプロダクションに所属し、映画吹替えなど舞台以外でも活躍中。
森田 保江 朗読
はじめまして、ももちゃんのピアノサークルです。発足のきっかけは、今年ドキュメンタリー映画『ひめゆり』を観た森ひとみさんが、わたしのピアノと森さんの語りで朗読&ミニコンサートをしない?と声をかけてくれたことでした。わたしもももちゃんにもらった勇気を人に分けたい、同じ志を持つひとと身近なところで、自分にできる方法でなにかやりたい、と模索していました。ふたりは「いつも柴田監督から感動をいただいているので、たまにはこちらから感動をお送りしましょう!」と意気投合し名前を「ももちゃんのピアノ」に決め、企画をはじめました。しかし、家にピアノはありますが、何十年も弾いていません。昨年『ひめゆり』を一緒に観た志岐竜哉さんが、ぜひピアノで参加したい!と言ってくれました。藍卓理さんもぜひ!と手をあげてくれました。柴田監督のライフワークに共感している夫も力を貸してくれます。『ひめゆり』を観た知人たちも応援してくれます。朗読の初心者もいます。わたしがそうです。でも「みんながそれぞれの人らしくが一番」と森さんは言います。そう、大切なのは伝えたいという気持ち。それを合言葉にわたしも 心を込めて朗読したいと思います。ももちゃんに勇気をもらったら、次はみなさんがどこかで誰かに聞かせてあげてください。みんなが前を向いて生きられる平和な世界になりますように。みんなにも太陽の笑顔がおとずれますように。それがももちゃんと柴田監督の願いでもあり、世界中の人々の希望だと思います。本の「あとがき」も読んでください。
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朗読は初挑戦。趣味は映画研究。東京音楽大学声楽専攻卒業。
藍 卓理 朗読
平成元年に結婚した私は、主人と初めて沖縄のひめゆりの塔を訪ねました。若くして散ったまだあどけなさの残る遺影を前に、足が前に進むことが出来ませんでした。コロナ禍で世の中が大きく変わった2022年6月柴田監督の映画『ひめゆり』を観る機会があり、柴田監督の舞台挨拶を伺いました。お話の中に出てきたももちゃんのお孫さんがこの映画を観に来てくれたこと。そして何よりもももちゃんがご存命なことに感激しました。胃ろうで寝たきりになってしまった私の母と同じ93歳。ももちゃんの想いを少しでも後世に伝えていくお手伝いができればと今回参加させていただきました。
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本名 山下卓理 千葉テレビ放送お天気キャスターを経て、MCに。まだ女性司会者がいない頃から披露宴の司会に携わる。その数2000組を超える。MC歴37年。その傍ら介護施設にて約20年生活相談員、施設長として高齢者の毎日に関わる。
志岐 竜哉 ピアノ
このイベントに参加をしたいと思ったのは、この本が戦争というものについて、一人ひとりの国民が考えるよいきっかけになる本だと思ったからです。現在のウクライナを見てわかるように、戦争は市民の日常を突如として奪います。皆さんはそんな世の中をどう思いますか?戦争がはじまった際に兵士は国や軍の指令のとおりにしなければなりません。それがなんのためになるのでしょうか。改めて人が人として平和に暮らすためにはなにが必要なのか、そういうことをみんなで考えたいではありませんか。
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東京都出身。5歳よりピアノを始める。第65回ヘレンケラー記念音楽祭コンクールにて優勝グランプリ。東京音楽大学にて学び、現在はピアノと尺八で新領域を開拓中。