2022年度スローガン

躍動~まちの価値を高める一歩~

理事長所信

はじめに

1956年、紋別青年会議所は熱い情熱を持った青年達によって創設されました。当時の青年達はこれからの紋別を発展させるべく地域の課題に取り組み必要な活動・運動を展開してきました。それから現在まで、紋別の多くの先輩諸氏が時代にあった活動・運動をしてきました。66年の歩みは私たち現役メンバーを含め、先輩諸氏、関係者、地域の方々との歴史であり、我々の組織の信頼の証であると思います。私たちも組織の一員としての自覚と責任感を持ち、これからの地域の未来ために歩みを止めることなく進んでいくことをお誓いします。 

人づくり

 青年会議所は20歳から40歳未満の青年経済人が活動しています。20代から30代の年齢は、社会的にも責任感が増し、人として大きく成長できるもっとも重要な時期であります。青年会議所には、多くの成長の機会があり、この成長の機会は誰にでも平等にあります。個々の能力開発に関する形態化された能力開発プログラムが多数用意され、それらを活用することにより少ない時間でより多くの学びを得られます。多様な学びの機会を作り、まちの価値を高められることができるよう一人ひとりの資質向上を図っていきます。

 私たちが住み暮らすまちを活性化させるには一人の力では成し得ません。一人でも多くの「英知」と「勇気」と「情熱」を持った人財が率先して行動することにより、まちの価値が高められ魅力的な地域になります。“まちづくり”は“ひとづくり”から、日々の活動を通して仲間と切磋琢磨することで、地域から必要とされる人財を育成してまいります。

会員拡大

 2022年度は、紋別青年会議所が始まって以来、最少の人数でスタートを切ります。全国的にも青年会議所メンバーの減少は問題となっており、すべての青年会議所が頭を悩ませています。それに加え、新型コロナウイルス感染症の流行次第では再び対外的な活動が制限されることが予想され、より一層頭を悩ませる問題となる可能性があります。我々の運動をより大きく、より力強く展開していくためには、会員数を増やしていく必要があります。

 どのような状況下においても、メンバー一人ひとりが青年会議所の活動・運動に強い想いを持って行動しなければ会員を拡大することはできません。その想いを一人ひとりが持ち行動することにより、入会する新たな人財にも想いを伝えられます。

 会員拡大が目的の会員拡大をするのではなく、地域に対してする活動や運動が会員拡大の一助となるように取り組んでいきます。

最後に

本年度のスローガン「躍動~まちの価値を高める一歩」のもと、「人づくり」「会員拡大」の2つの大きな柱を実施方針に据えました。1年間、これからの地域を盛り上げていく同じ志を持った仲間を増やし、一人ひとりが地域のリーダーとして先頭に立ち活動・運動できるよう学びの機会を提供します。私が先頭に立ち推進してまいります。

 私たちが成長する過程で、一人ひとりが自分の持っている価値を見出し、周りに理解がなされた時、個々が持つ力を最大限に発揮できるのではないか。そんな個々の英知と勇気と情熱が集まった時、このまちの人の心を動かす力強い運動に繋がると確信します。紋別青年会議所が地域の先頭を走る主体的組織であるために、一人ひとりが地域の将来を考え積極的に行動していかなければなりません。今は困難な時ですが、変化を恐れずに、未来へ向けて挑戦しつづけていきます。



                                   一般社団法人紋別青年会議所 第67代理事長 大滝 善郎