相澤 清香 (Sayaka Aizawa)

岡山大学大学院自然科学研究科・助教(特任)

E-mail: saizawa@okayama-u.ac.jp

(@は半角に変換してください)

【略歴】

2004年 埼玉大学理学部生体制御学科卒業

2006年 埼玉大学大学院理工学研究科博士前期課程修了

2012年 埼玉大学大学院理工学研究科 博士課程後期修了 博士(理学)

2012年-2013年 埼玉大学大学院理工学研究科 研究員

2013年-2015年 大阪大学微生物病研究所 研究員

2015年3月- 現職

(その他の研究歴)

2007年-2011年 国立感染症研究所ハンセン病研究センター感染制御部(協力研究員)

2012年-2013年 独立行政法人理化学研究所ケミカルバイオロジー研究領域ケミカルバイオロジー研究基盤施設バイオ解析チーム(客員研究員)

【専門】

内分泌学、細胞生物学

【メッセージ】

生物、特に私たちヒトをふくむ哺乳類の内分泌に興味をもっています。高校生のとき生物の授業で、自分が「ホルモン」という物質に支配されて生きていることを知り衝撃を受けました。それ以来、自分の体がどうなっているのか、どうやって生きているかを知りたく、生物の研究者になりました。

自分が興味あることをみつけたこと、さらにそれを研究できるというのはとても幸せです。研究をするというのは、まだ明らかになっていないことに対して仮説を立て、それを証明するために地道な実験をひたすら繰り返し行うことです。せっかく実験をしても失敗ばかりでなかなかいい結果がでず悶々とし、自分の考えが間違っているのではないかと悩むばかりです。それでもあるとき、ふいに確信のあるデータを得る瞬間が訪れます。そのときは物事の理解が深まったことに感動し、とても幸せな気持ちになります。

今はホルモンと生物時計の研究を行っています。私たち地球上の全ての生物は、太陽/月、地球の自転公転(=日周、季節)という、とても大きなものに支配されて生きています(生物時計)。生物時計とホルモンの関係、その仕組みを知りたく、いつかみなさんを驚かせるような研究を目指します。


平成27年度よりここ岡山大学の一員となりました。ここは岡山の中心地にありながら、ちょっと足をのばせば自然いっぱい海や山、温泉を楽しむことができるとても素敵な環境だと思います。研究や育児に追われる毎日を過ごしていますが、休日はちょっと遠出して岡山ライフを満喫しています。


【学位論文】

下垂体隆起部における甲状腺刺激ホルモンの制御機構 (2012年3月)

【代表的な論文】

Aizawa S, Okamoto T, Sugiyama Y, Kouwaki T, Ito A, Suzuki T, Ono C, FukuharaT, Yamamoto M, Okochi M, Hiraga N, Imamura M, Chayama K, Suzuki R, Shoji I, Moriishi K, Moriya K, Koike K, Matsuura Y. TRC8-dependent degradation of hepatitis C virus immature core protein regulates viral propagation and pathogenesis. Nature Communication 2016 May 4;7:11379. (ポスドクの研究)

Aizawa S, Sakata I, Nagasaka M, Higaki Y, Sakai T. Negative regulation of neuromedin U mRNA expression in the rat pars tuberalis by melatonin. PLoS One. 2;8:e67118 (2013) (博士課程の研究)

Aizawa S, Sakai T, Sakata I. Glutamine and glutamic acid enhance thyroid-stimulating hormone βsubunit mRNA expression in the rat pars tuberalis. Journal of Endocrinology 212: 383-94 (2012) (博士課程の研究)

Aizawa S, Hoshino S, Sakata I, Adachi A, Yashima S, Hattori A, Sakai T. Diurnal change of thyroid-stimulating hormone mRNA expression in the rat pars tuberalis. Journal of Neuroendocrinology19:839-46 (2007) (修士課程の研究)

【所属学会】

日本動物学会

日本比較内分泌学会

日本分子生物学会

日本下垂体研究会