三宅島クジラ鼻水プロジェクト
三宅島の「クジラの見られるカフェ」から世界に発信!
海に棲む我々と同じ哺乳類の「クジラ」から
地球温暖化や環境変動への適応や影響を考える!
「それならクジラに聞いてみよう!」
有限会社沖倉商店(所在地:東京都三宅島 代表:沖山雄一)の運営する「Cafe691」が、2018 年前後から三宅島近海で突如観測されるようになったザトウクジラを中心に地球温暖化への適応に向けた調査・研究・啓発事業を開始します。
<背景>
ザトウクジラは、20℃前後を維持する温かい海で子育てします。日本周辺にも多くのザトウクジラが来遊しますが、近年、三宅島周辺の海も水温20℃くらいを維持しているため、ザトウクジラの子育て海域になりつつあります。その一方、その背景には地球温暖化が影響しているとも推測されています。
ザトウクジラにとって、より北の海域で子育てをすることは安全なのか?それは地球温暖化への警鐘なのか?を考えることは重要です。それでも、彼らは大海原を悠々と泳ぎ、楽しそうに子育てしています。そんな彼らの素晴らしさをこのプロジェクトから発信する情報から感じていただきながら、クジラたちの声に耳をすませ、地球環境の変化をキャッチしていきます。
Cafe691 の庭から撮影したクジラやイルカの映像(昨シーズンは250本)は「沖倉商店YouTube チャンネル」で公開し、地球温暖化による生態系の変化を世界に伝えています。子育てをするザトウクジラが見られる世界最北地域の「今」を、Cafe691 の庭から「三宅島の海」を、ライブ配信してます。
沖倉商店YouTube チャンネル https://www.youtube.com/c/okikurashoten/
<調査の方向性>
・新しいアプローチ方法:海上から船でクジラを追うのではなく、ブロー(鼻水)採取用のドローンを使って陸からクジラに近づき、ブロー(鼻水)を採取。動物により優しい調査方法を選択します。
・得られた生体資料からDNA解析:世界中のザトウクジラのDNAデータと比較することで、三宅島周辺のザトウクジラとの兄弟や姉妹、血縁関係が解明でき、世界が繋がります。
・ザトウクジラの健康診断をします:新しい病原体や寄生虫、さらには海洋プラスチックがブロー(鼻水)に含まれている可能性があり、病原体(ウイルスや細菌)、寄生虫と海洋プラスチックの解析を実施することで、三宅島に来遊するザトウクジラの健康診断ができます。
かつて、インターネットもない時代にジャック・モイヤー先生が世界へ研究を発表したように、最新の手法で「三宅島から世界を繋ぐ」夢のプロジェクトです。
【プロジェクトメンバー】
・PJ総括 :沖山雄一(有限会社沖倉商店 Cafe691、東京都三宅島)
・研究総括 :田島木綿子(国立科学博物館 動物研究部、茨城県つくば市)
・研究部門:山本俊昭(日本獣医生命科学大学、東京都武蔵野市)
・研究部門:西田伸(宮崎大学、宮崎県宮崎市)
・ドローン総括:藤井雅巳代表(KURIKURICRAFT合同会社、東京都青梅市)
・ドローン部門:塩崎彬(国立科学博物館 動物研究部、茨城県つくば市)
・ドローン部門:松本憲行(一般社団法人 富士ストランディングネットワーク、静岡県富士市)
・広報部門:宮田和樹、旗栄美(青山学院大学 総合文化政策学部 デジタルストーリーテリングラボ)
エコロジーオンライン
【関連URL】
・https://www.fmyokohama.jp/keep/2022/05/2-12.html(FMヨコハマ)
・https://www.kahaku.go.jp/research/db/zoology/marmam/index.php(国立科学博物館 海棲哺乳類情報DB)
・https://sites.google.com/site/miyazakicetology/(NPO法人宮崎くじら研究会)
・https://www.nvlu.ac.jp/(日本獣医生命科学大学)
・https://www.aoyama.ac.jp/faculty/sccs/dccs/lab.html(青山学院大学総合文化政策学部デジタルストーリーテリングラボ)
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フェイスブック →三宅島Whale blowプロジェクト CFに挑戦!11/1スタート!
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★★★ クラウドファンディング終了後も個別に寄付を受け付けております ★★★
口座情報:
七島信用組合(金融機関コード2243)
三宅島支店(005)
普通 2068519
沖山雄一(おきやまゆういち)三宅島クジラプロジェクト
引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
<メンバー達からひとこと>
<Cafe691 オーナー 沖山雄一コメント PJ総括>
三宅島を愛し、在住した海洋生物学者 ジャック・モイヤー先生がクマノミは雌雄同体であることを発見。ここ三宅島の海から世界に発表されました。私自身がモイヤー先生と過ごした貴重な時間、レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」のような体験をリスペクトし、本プロジェクトメンバーとタッグを組んで、世界に情報発信していこうと思っています。
※↓なぜカフェのおじさんがやるのか?経緯を動画で!
https://youtu.be/8ab5TEMv3Lg
<国立科学博物館 田島木綿子コメント 研究総括>
ある日の日曜日、都内自宅近くまでわざわざ会いに来てくれた沖山さん。面識のない私に突然メールを下さり、直接会ってその熱い思いの丈を、外の熱波に負けないくらい、熱く私に語ってくださいました。
ドローンを使った研究生体資料採取は、動物へのストレスをより軽減できるため、いつかトライしたい調査方法の1つでした。その生体資料から、世界中にいるクジラ達との関係、来遊するクジラ達の親子関係や血縁関係、さらには健康診断を実施して、彼らに起こっている’今’を捉える事を目指します。
日頃は、海岸に打ち上がるクジラ達を調査・研究していますが、本PJでは三宅島に来遊するクジラ・イルカ達から、何がわかるのか?今からワクワク・ドキドキが止まりません。
<KURIKURICRAFT合同会社 藤井雅巳コメント ドローン総括>
ドローンで見るザトウクジラの魅力に惹かれ、足掛け5年 伊豆諸島南部の海上でザトウクジラを見ながら私が考えていたことを実現しようとしている人がいる ドローンが必要ならば関わりたい!
プロジェクトを知り 沖山さんに即ご連絡しちゃいました。
ドローンで上から見るだけでなく、研究に活かせたらと長期ドローンの活用法を模索してきました。
長年世界で研究されているザトウクジラのまだまだわかっていないことは多く、その解明にチャレンジできるワクワクを皆さんとご一緒し、そして何よりこの優雅な野生動物の美しさもみなさまにお届けできれば、来遊シーズンがとても待ち遠しいです。
<エコロジーオンライン 上岡裕コメント>
エコロジーオンラインでは、坂本龍一さんと手がけた「アーティスツパワー」に始まり、全国の幼稚園・保育園に太陽光発電施設を贈る「そらべあ基金」、省エネ建築でヨーロッパと日本をつなぐ「クラブヴォ―バン」など、多くの団体の立ち上げに関わってきました。今回は地球上最も大きな動物「クジラ」をテーマにするロマンたっぷりの活動の立ち上げに関わることができたことをうれしく思います。すでに初期のネットワーク構築は終わり、今後の役割は後方支援になっていきますが、多くの人に「うわ~、おもしろそう~!」と思ってもらえるプロジェクトに成長するよう「エコロジーオンライン」の仲間とサポートして行こうと思います。
<日本獣医生命科学大学 山本俊昭コメント 研究部門>
普段は陸上に棲息するツキノワグマを対象に、遺伝子解析から親子関係を調べたりしているのですが、今回はその技術を用いて海に棲むクジラの系統関係や親子関係などを明らかにしたいと思っています。エネルギッシュな田島先生に誘われるがままにメンバー入りしましたが、入ったからには是非とも面白い結果を出したいですね。みんなで力を合わせてクジラの生態解明に少しでも迫れれば最高です。
<宮崎大学 西田伸コメント 研究部門>
研究部門・山本先生とともに「DNA解析」を担当します。私たち生命の設計図=遺伝子の本体=DNAには、クジラ一頭一頭のユニークな情報がつまっています。「鼻水」に混ざっているクジラの「細胞」からDNAを取り出して解析することで、目の前にいるクジラの名前(個体識別)、家族(血縁関係)、そしてクジラがどこから来て、どこへ行くのかなどが分かる可能性があります! 三宅島にやってくるザトウクジラやその他のイルカ・クジラ達にはまだ分かっていないことだらけ。DNA解析でその「謎」に迫ります!
<国立科学博物館 塩崎彬コメント ドローン部門>
クジラの鼻水採取と合わせて、そのクジラの大きさを測ったり、傷や体の模様などをドローンで調べます。クジラをドローンで撮る、一言で言うとそれだけですが、研究用の写真となるとクジラの動きを予測して、的確な角度でそのクジラの特徴がわかる写真を撮っていく必要があります。またクジラがドローンの接近を嫌がったりしないかなども気にかけねばなりません。ドローンを使った動物研究は世界中で進められています。船や陸上からの観察では絶対に見ることのできない景色を撮影することができ、日々さまざまな発見が報告されています。三宅島のクジラたちは一体どんな驚きを与えてくれるのか、とても楽しみです。
<青山学院大学 宮田和樹コメント 広報部門>
メタバース(Metaverse)の構成要素であるVR(人工現実感)やAR(拡張現実)といったテクノロジーにより、エンターテイメントから都市設計や社会デザインといったさまざまな領域で、新たな体験を可能にする環境が整いつつあります。
今回のプロジェクトでも、こうした体験を生み出すうえで欠かせないデジタルなストーリーテリングについて理解を深めるとともに、参加する学生の興味や関心に基づいた作品制作をはじめ、先行する作品の分析や批評、関連分野の企業やクリエイターとの交流、学外で行われるコンテストへの挑戦など、さまざまな学生の取り組みをエンカレッジする場とし、より多くの環境へ広報していきます。
三宅島クジラプロジェクト実行委員会
連絡先:有限会社沖倉商店
所在地:東京都三宅島三宅村阿古691番地
代表取締役:沖山 雄一
プロジェクト専用口座(寄付)
七島信用組合(金融機関コード2243)
三宅島支店(005)普通 2068519
沖山雄一(おきやまゆういち)三宅島クジラプロジェクト
本プロジェクトへの高額支援者様 ※
※2022年11月-12月に実施したクラウドファンディングにて高額のご支援をいただいた法人・個人様を対象に掲載しています
・三崎 将人 様