スケジュール
[2023年12月9日]
受付 10:00 ~ (埼玉大学 全学講義棟2-301教室 )
11:00 ~ 11:30
音の感性を介した音声学教育の新しい試み
-国際共修科目の知的・文化交流とのつながりを求めて-
鮮于・媚(埼玉大学)
概要:本発表では、留学生と日本人の知的交流を目的とする授業である国際共修科目の内容を紹介する。授業は、音の感覚や音象徴を導入し、音声学入門教育を実施した。発表では、結果を報告し、新たな授業方法についても検討を行う予定である。
11:30 ~ 12:00
日本語発音ラボ(JPラボ)の開発
-学習者目線の発音練習サイト-
〇柳澤絵美(明治大学)、邊姫京(国際教養大学)
概要:学習者の一人学習を支援する学習者目線の無料サイト「JPラボ」(jp-lab.com)を開発した。学習者の自律学習を促し、教室ではわずかな時間を利用して音声指導ができるようにダウンロードしてすぐに使える教材を提供している。
休憩 12:00 ~ 13:00 ★ゆかりのある先生からのメッセージ
13:00 ~ 13:30
Web教材「つたえるはつおん」の開発と音声学習支援
木下直子(早稲田大学)
概要:2015年度より音声の自立学習支援をめざし、Web教材「つたえるはつおん」(https://www.japanese-pronunciation.com/)を開発した。本発表では、木下(2023)『日本語音声教育ー研究と実践ー』第3章に執筆した内容を具体的に説明する。
13:30 ~ 14:00
日本語プロソディ指導・学習法 -その開発と教育-
中川千恵子(東京音声研究会顧問)
概要:筆者が開発に携わった「スラッシュ・リーディング学習法」や「OJAD」などについて述べる。開発は、多様な学習者、教師、研究者がいたからこそできた協働作業であった。今後とも「多様性」に満ちた音声教育の発展に期待したい。
14:00 ~ 14:30
調音・聴覚に視覚・触覚も加えて音声教育を考える
荒井隆行(上智大学)
声道模型は、手で触りながら調音を目や耳で確認できる。その音声教育
応用、特に日本語促音を対象にした音声知覚の実験で視覚や触覚が寄与
していることや、子ども向け英語番組での取り組みなども紹介する。
休憩 14:30 ~ 15:00
15:00 ~ 16:00
日本語の音声教育と五十音図 일본어 음성교육과 오십음도
閔光準(ミン・クァンジュン)名誉教授(建国大学)
概要:本発表では、韓国の高校の日本語教科書に掲載された五十音図の形態とその内容および教育課程における変化様相を報告する。その結果を踏まえ、韓国人学習者を対象にした外国語教育としての日本語教育、特に日本語学習入門期において、音声教育と文字教育の有機的関係を効果的に体系化したカリキュラムの必要性とその方向性について論議する。
交流会 16:00 ~ 17:00