44期テーマ決定!
「高志ism」
~私たちのプライド・クエスト~
44期テーマ決定!
「高志ism」
~私たちのプライド・クエスト~
2023 年度『みどり葉の集い』 テーマと方向性について
実行委員長 後藤正邦
1990 年から 1993 年
私たち高志高校 44 回生(1993 年(平成 5 年)3 月卒業生)が高校に在学していた時代(1990 年 4 月~1993 年 3 月)は、第 2 次ベビーブーム世代の頂点が高校時代を 迎えていた時代でした。学校がはち切れるほどの生徒が、高志高校に集っていました。
同時に、1980 年の藤島・高志学校群の導入から 10 年以上が経過し定着した頃。
決して勉強・受験に偏るわけではなく、文武両道で自由な校風というスクールカラーは色濃く引き継がれ、多様なエネルギーによって、校内は活気に満ち溢れていました。
それから 30 年。
少子化を突き進む時代状況の中で、高校生の絶対数が著しく減少しました。しかし、その少子化の影響を超える変化が、高志高校には生じています。
2004年3月 学校群制度の廃止
2015 年 1 学年 90 人(3 クラス)の高志中学校が併設・開校
2020 年 3 月 理数科が廃止、2022 年入学生からは、普通科ではなく「探究 創造科」となりました。
2024 年 には、いよいよ普通科が無くなります。
なお、併設型公立中高一貫教育校を県内のどの学校に導入するかという点について は、議論がありました。それが高志に決まった理由の 1 つは、「同窓会が協力的だから」だそうです。
私たち高志高校同窓会は、この変わりゆく母校(併設中学校を含めて)を支援していくことが、特に期待されているのです。
さて、高志高校を巣立った私たち 44 回生、自分たち自身に目を向けてみます。私たちは、高校を卒業して 30 年経ち、企業や地域コミュニティなど、社会の中でそれなりの立場になったり、また家庭・子を持ったりと、文字通り責任世代の中核を 担っています。
着実に壮年期を進む中で、うっすらと意識し始めている、自分のキャリアの行き先。これを、自分はこれからどういう方向を目指して、どのように形成していけば良いのか。私たちは、子供たちのために、どのような社会を引き継ぐことができるのか。それを少しでも良いものにするために、自分たちには何かできるのか、何をすべ きなのか。
今は、私たち自身こそが「何かを指し示す」べき中心 世代になっているのです。
高志高校で育った自分とはどのような人間なのか。
自分は、高志高校で何を学び、何を得たのか。
自分にとって高志高校とはどのような場所だったのか。
高志高校とは、どういう学校なのか。
高志高校の「らしさ」や「誇り」とは、どんなものなのか。
時代が変わる中で自分自身を見つめ直すことが、自分にとっての高校生活や母校そ のものを見つめ直すことと、不思議に交差するのです。
高校を卒業して 30 年が経つ今、「みどり葉の集い」という場を通して、多くの同級生たちと一緒に「探求の交差」を意識的に行うことには、きっと、大事な意味があります。
私たちの基盤・出発点としての「あろうとする高志高校らしさ(ism)」と、「誇り(プライド)」を探求したいと思います。
今度は私たちが、今、高志高校で高校生活を送ってる後輩たちや、これから高校生活を送っていく後輩たちのために、母体たる高志高校に、その思いを込める番です。
■ 第 1 部・記念誌
「高志高校のこれから」を 考える契機にもなるような企画を考えたいと考えます。
■ 第 2 部・交流会
第 2 部は、(以前のような懇親会が過去 3 回にわたって実現できなかったことを踏まえ)
44 回生だけではなく世代を超えた一体感を目指すことを何よりも 優先したいと考えます。
■ 集い実施に至る準備過程
実行委員会メンバーが、ビジョンとしてのテーマを共有しながら進めるのが理想です。同時に、久しぶりに同級生とあれこれ話し、一緒に時間を過ごし、何かを作り上げていくことを楽しんでいきたいと思います。
そして、そのためにも、1 人でも多くの同級生が、わずかでも良いからできる範囲で、前向きな気持ちでこの集いや準備の過程(実行委員会)に参加することを目指します。
さらに、「みどり葉の集いという行事が、知らないうちに行われていたらしい」 というような同級生を 1 人も生むことの無いよう、何かしらのかたちで同期全員に 連絡が行きわたるようにすることを、必ず達成すべき目標とします。
■ 広告・チケット販売(協賛)収入に関して
今まではたくさんの協賛を得て、大きなイベントを行おうという考え方があったように思われます。そのために、広告・チケットなどについては高く厳しいノルマもあったようです。また、講師料や、イベント設営などを手がける業者さんへの委託料が高額化する傾向も みられました。
しかし、こうした傾向については、私たち 44 回生から抜本的に見直したいと思います。母校・同窓会への寄付はもちろん、各種企画実施・記念誌作成などのためにも、広告・協賛による収入は極めて大事ですが、それを追い求めることによって、同期同士 や、ご縁のある企業などとの関係性がぎくしゃくするのは本末転倒です。ご縁や関係性を大切にする価値観に軸足を置いて、広告・協賛を募る活動を行いたいと思います。 一方、支出面においては、業者委託や、懇親会の飲食の内容あるいはその給仕体制などのあり方を精査し、支出削減します。 持続可能性を高めたかたちで後輩たちに引き継ぐことを、実務的な面での目標とします。
これから 1 年後、そしてさらにその先の私たち 44 回生の姿「 高志イズム」を共有しなおし、「高志高生で良かった!44 回生で良かった!」という誇りを見つめ直した私たちは、高志イズムにのっとってより一層自己実現し、より一 層社会に貢献しようとする人間になりたいと思います。
私たちの「高志イズム」と、それをベースにした誇りを、同期・実行委員会のみんなで、これからの 1 年弱の時間をかけて一緒に探求していきましょう!!