代謝ネットワーク科学研究室

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 NEWS

LAST UPDATED: Apr 24, 2023

Apr 24, 2023

新ウェブサイト完成新しいウェブサイトができました!こちらへ移行します。

https://www.metabolic-network-biology-lab.com/

June 22, 2022

【プレスリリース】エタノールが植物の高温耐性を高めることを発見

Nov 10, 2021

【プレスリリース】糖度が高いトマト品種を作るゲノム編集技術を開発

June 24, 2021

【プレスリリース】トマトの色の違いから食味に迫る色素の種類と蓄積量が甘味と香りを左右する~

Oct 1, 2020

【テレビ放映】日本テレビ 情報バラエティ番組「バゲット」のコーナーで私たちの論文(Tamura, et al, Frontiers in plant science(2018))が引用されました! 

Sep 7, 2020

【プレスリリース】トマトが実をつけるためのエネルギー代謝の仕組みを解明

Aug 5, 2020

【プレスリリース】キャッサバ塊根の形成メカニズムを解明

June 9, 2020

【プレスリリース】農業生態系のデジタル化に成功

Feb 17, 2020

【プレスリリース】根の葉緑体を作るのに窒素同化鍵酵素が重要であることを発見


Our lab at a glance

ヒトは植物が生産するものを代謝することで自身の生命活動を維持しています。植物は自分自身が動いて生きるためのエネルギー効率よりも「自給自足」の道を選び環境の変化に柔軟に対応することで自身の生存戦略を展開します。この戦略を担うのが、植物体内でおこる代謝ネットワークの変化です。本研究室では、全生物共通の因子である有機化合物、すなわち「代謝物」に着目します。環境変化や育種、遺伝子変異等、ある要因をきっかけにして起こる代謝ネットワークの変化をオミックス解析により解明します。

代謝物にはヒトを含め生物が生命活動を維持するために必須の一次代謝物および一次代謝物を元に生合成される二次代謝物があります。一次代謝物の中で二次代謝物のうち、生物の生命活動維持には必ずしも必要ではないですが植物の生命イベントで必要となる代謝物を“plant specialized metabolite (PSM) ”と呼ぶようになりました。

ヒトの健康や美容に関わるPSMについて研究するのみならず、植物が「自給自足」で賄うエネルギーをどのように配分するか、また環境に応じて代謝物を量的・質的にどのシステムで作り分けをするかを明らかにすることを目指します。

「植物の気持ち」を科学の観点から捉えることで、植物が有する代謝物生産能力を最大限引き出してあげられたらと考えています。


代謝が制御する植物生長に関わる鍵現象を明らかにする

ヒトの健康等に付加価値を与える物質生産向上のための代謝制御を理解する

研究のコンセプト

植物が有する潜在能力を代謝から科学することを目指しています