from Jan 9, 2021 to Jan 10, 2021

MC研究会

冬期講習

オンライン開催 [Zoom]

事前告知した通り,参加受付は2020年11月末で締め切りました.

ヒトや動物の身体を動かす仕組みは,分野の垣根を越えて,多くの人々の興味を引き付けてきました.手を伸ばし,物を掴んだり道具を操作する日常動作や,スポーツアスリートや音楽家の卓越したスキル,脳卒中やパーキンソン病による運動機能障害,これらの特徴を描写し,背後にある原理・原則や機序を理解するためには,初めに何から学べば良いのか,途方に暮れるかもしれません.

本冬期講習は,その入り口として,生物学や神経科学の理論・知識・手技や,計測・制御・解析・モデリングの知識や技術について,初学者の方が包括的に学べる機会を提供することを目指しています.対象は,「身体が動く不思議」に興味のある,学生や研究員の方々です.学際的な分野である生体運動制御(Motor Control)を構成する多種多様な要素の基礎を習得することにより,受講生が身体の動きを多角的な観点から見て調べ考える視座を習得していただけるよう,分野のエキスパートである6名の専門家による講義と演習を行います.

研究に興味を持ち始めてから軌道に乗せるまでの知識を体系的に学ぶ機会は,国内外を問わず希少ですので,多くの方に是非ご活用いただければと願っております.

対象】

Motor Control研究会の会員(2020年11月30日の応募〆切までに入会された方は参加可)で以下の(1),(2)いずれかの条件を満たす方,かつ2日間全て受講できる方.

(1)「参加」
 生体運動制御について研究を始める段階、もしくは研究を始めて5年以内の学部生、大学院生、研究員・ポスドク

(2)「聴講」

(オブザーバ枠.若手の積極的な議論や質問をサポートするため,聴講枠の参加者は発言を控えていただきます)

 上記(1)以外のシニア研究者の方(PIなど)

【内容】

1講師につき,90分講義・演習+20分議論・質疑応答

(参考情報)昨年度の開催内容はこちら

【参加費】

無料

※ただし,MC研会員で,全講義出席できる方に限る

Day 1 (Jan 9, 2021)

  1. 運動制御研究における動物を用いた神経生理
  2. 運動学習への理論-データ駆動型アプローチ
  3. Pythonを用いた運動制御研究におけるデータ解析・機械学習入門

Day 2 (Jan 10, 2021)

  1. 感覚・認知と運動のインタラクション
  2. 運動制御研究におけるデータ計測プログラミング
  3. ヒトの非侵襲脳機能計測法の概要と運動制御研究への応用

1日目のプログラム(2021年1月9日)

 10:00―10:10 開会のあいさつ

 10:10―12:00 大屋知徹:運動制御研究における動物を用いた神経生理

 12:00―13:10 ランチ&ディスカッション(受講生による自己紹介と質疑応答)

 13:10―15:00 瀧山健:”運動学習への理論-データ駆動型アプローチ”

 15:20―17:10 奥貴紀:”Pythonを用いた運動制御研究におけるデータ解析・機械学習入門”

2日目のプログラム(2021年1月10日)

 10:00―11:50 羽倉信宏:”感覚・認知と運動のインタラクション”

 11:50―13:10 ランチ&ディスカッション(受講生による自己紹介と質疑応答)

 13:10―15:00 進矢正宏:”運動制御研究におけるデータ計測プログラミング

 15:20―17:10 平野雅人:”ヒトの非侵襲脳機能計測法の概要と運動制御研究への応用”

The Lecturers

国立精神・神経医療研究センター 神経研究所

東京農工大学 工学部

ソニーコンピュータサイエンス研究所

情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター

広島大学 総合科学部

上智大学・ソニーコンピュータサイエンス研究所

The Venue: Zoom(オンライン)

(受講生にはURLを別途ご連絡いたします)

登録(Registration

以下のボタンをクリックし,応募フォームから登録を完了してください.

〆切:2020年11月30日(月)