from Jan 9, 2022 to Jan 10, 2022

MC研究会

冬期講習

オンライン開催 [Zoom]

ヒトや動物の身体を動かす仕組みは,分野の垣根を越えて,多くの人々の興味を引き付けてきました.手を伸ばし,物を掴んだり道具を操作する日常動作や,スポーツアスリートや音楽家の卓越したスキル,脳卒中やパーキンソン病による運動機能障害,これらの特徴を描写し,背後にある原理・原則や機序を理解するためには,初めに何から学べば良いのか,途方に暮れるかもしれません.

本冬期講習は,その入り口として,生物学や神経科学の理論・知識・手技や,計測・制御・解析・モデリングの知識や技術について,初学者の方が包括的に学べる機会を提供することを目指しています.対象は,「身体が動く不思議」に興味のある,学生や研究員の方々です.学際的な分野である生体運動制御(Motor Control)を構成する多種多様な要素の基礎を習得することにより,受講生が身体の動きを多角的な観点から見て調べ考える視座を習得していただけるよう,分野のエキスパートである5名の専門家による講義と演習を行います.

研究に興味を持ち始めてから軌道に乗せるまでの知識を体系的に学ぶ機会は,国内外を問わず希少ですので,多くの方に是非ご活用いただければと願っております.

対象】

Motor Control研究会の会員(2021年11月30日の応募〆切までに入会された方は参加可)で以下の(1),(2)いずれかの条件を満たす方,かつ2日間全て受講できる方.

(1)「参加」
 生体運動制御について研究を始める段階、もしくは研究を始めて5年以内の学部生、大学院生、研究員・ポスドク

(2)「聴講」

(オブザーバ枠.若手の積極的な議論や質問をサポートするため,聴講枠の参加者は発言を控えていただきます)

 上記(1)以外のシニア研究者の方(PIなど)

【内容】

1講師につき,1コマ90分講義・演習+20分議論・質疑応答

(但し,板口先生のみ2コマを予定)

(参考情報)昨年度の開催内容はこちら

【参加費】

無料

※ただし,MC研会員で,全講義出席できる方に限る

Day 1 (Jan 9, 2022)

  1. 工学技術を活用したMC研究の進め方
  2. PsychoPyを用いた心理物理実験構築入門

Day 2 (Jan 10, 2022)

  1. 皮質脊髄路の神経生理学
  2. ヒトを対象にした各非侵襲脳機能計測法の長所・短所
  3. 自己・他者・環境との相互作用によって形成される運動システム

1日目のプログラム(2022年1月9日)

 10:00―10:10 開会のあいさつ

 10:10―12:00 武見充晃:"工学技術を活用したMC研究の進め方"

 12:00―13:10 ランチ&ディスカッション(受講生による自己紹介と質疑応答)

 13:10―17:00 板口典弘:”PsychoPyを用いた心理物理実験構築入門”

2日目のプログラム(2022年1月10日)

 10:00―11:50 梅田達也”皮質脊髄路の神経生理学”

 11:50―13:10 ランチ&ディスカッション(受講生による自己紹介と質疑応答)

 13:10―15:00 水口暢章:”ヒトを対象にした各非侵襲脳機能計測法の長所・短所

 15:20―17:10 池上剛:”自己・他者・環境との相互作用によって形成される運動システム

The Lecturers

[池上剛]

情報通信研究機構

脳情報通信融合研究センター(CiNET)

[水口暢章]

立命館大学

総合科学技術研究機構

[梅田達也]

京都大学

医学研究科

[板口典弘 ]

慶應義塾大学

文学部

[武見充晃]

慶應義塾大学

理工学部

The Venue: Zoom(オンライン)

(受講生にはURLを別途ご連絡いたします)

「登録」をクリックし,応募フォームから登録を完了してください.

〆切:2021年12月15日(水)