RESEARCH
RESEARCH
研究内容
ペプチドケミストリーに基づいた難病治療薬の創製・基盤技術の開発(林)
ペプチド化学を基礎として、「メディシナルケミストリー」(創薬化学)を展開しています。タンパク質・ペプチドをはじめとする生体由来の機能分子、及びそれらから化学的に誘導された機能分子「ペプチドミメティックス」に注目し、がん、遺伝病、感染症などの難病克服を目指しています。
レドックスバイオロジー研究に資するケミカルツールの創製(藤川)
蛍光プローブをはじめとした、ある刺激に応答して特性が変化する化合物の開発を目指しています.このような化合物は薬剤や生物学研究者が利用するツール分子となり得るため、生物学的に新しい知見をもたらすことができます.有機化学によって新たな機能性分子を創製することを目指しています.
これに加え、生化学や遺伝子工学を積極的に用いることで,生体内における活性酸素の特異的な検出系の開発や,レドックスやエネルギー代謝関連物質(NADH/NAD+,GSH/GSSG,ATP/ADP)の可視化解析を行っています.また,活性酸素を細胞内の局所で発生する手法を開発します.これらの方法を培養細胞や生物個体に適用して,レドックスが関連する生命現象の仕組みの解明や,医薬シーズの探索を行なっています.