請願審査の報告松戸市で発生した人権問題対策サイト


3月8日の総務財務常任委員会における審査では全会一致で不採択でした


目次


人権について

まず始めに人権について簡単に説明いたしますが、この説明を念頭におきながら今回の審査とその結果を捉えていただきますようお願いします。


人権とは「権力(者)による個人への不当な抑圧を許さない」という考え方とその要点をまとめたものです。

貴族や政治家などのえらい人が庶民に勝手に罪をなすりつけたり理不尽な決めつけで生活を左右したり(戦争や増税など色々)するのを、やめさせるために考え出された事から始まるものであり、それが長い歴史の中でまとめられてきたものといえます。

人権を基礎にする社会は、「私達にはお互いに心と分析する理性の力が平等に備わる」を基本とし、生きる上で発揮していく様々な自由や気づいた事を発表する自由などを、社会の中でお互いが助け合いながら保たせていく努力をするのが基本のスタイルとなります。


そして請願は、限られた人たちが政治権力を握っていた社会から人権を基礎とする社会に移り変わる中で「人々の意見を政治に反映させるために重要なもの」として、今も大切にされているはずの基本的人権であり日本国憲法では憲法十六条に明記されている重要な項目です。

第十六条 何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。

出典元:e-Govポータル 日本国憲法(昭和二十一年憲法)よ

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=321CONSTITUTION#54


今回の審査は、請願趣旨とその説明とは異なる文脈で解釈が行われ議論が進み、そのまま全会一致の不採択となりました。

傍聴席で請願者は、その様子を目の当たりにしながら途方に暮れるほかありませんでした(誤解を解くためであっても傍聴中の発言は許されません)。

3月8日の委員会での当請願の審査の流れ

松戸市議会 総務財務常任委員会


  • 請願者による口頭での説明(およそ三分)

  • 審査する議員と紹介議員との質疑応答

  • 審査議員からの質問

  • フリートーク形式の議論

  • 採択(全会一致 不採択)

趣旨説明陳述原稿

希望する請願者は、審査前に約三分間ほど口頭での趣旨説明ができます。

以下の原稿をそのまま読み上げました。

請願文

受理された請願文です(受理されたものに黒塗りはありません)

政治家の行動とその事実を示すためにやむなくですが冒頭に固有名詞が提出した文章には入っています。

8日以降に見られた採決結果が出た後の反応から考慮してですが、今回その部分は黒塗りで公開します。画像を用いての批判や批判の喚起などには絶対に用いないでください。

請願の主旨はあくまで市に向けての「事実確認と改めての一般論の範疇の人権啓発」を求めるものです。

「○○を人権侵害と認定せよ」

「議員の意見を言う権利を否定せよ」

「表現手法の中で用いられるアバターに人権を認めよ」

などといったものでは一切ありません。


議員による、公共機関に協力する善意の市民を挙げた根拠のない非難の文章の公開と行政に向けての働きかけが行われ、その影響(誤解の流布など)が起きている様子なので、改めて人権啓発を行って欲しいと市に要望するものです。趣旨説明原稿の通りです。

誤解が広められている様子ですので、皆さんには誤解なきよう、また誤解を広めてしまうことの無いようご注意をお願いします。

請願者より皆様へ

あくまで私達の問題と捉え、先々を考え請願権を行使しました。

提出した請願の趣旨は正邪あるいは真偽の判定を求めるものではありませんし、そもそも請願はそのようなものではありません。


現在、不正確な情報や事実と異なる決め付け、推論また請願そのものの誤解が広められているのを確認しております。


請願文と趣旨説明にて示しました通りですが、内容は事実に基づく市民から市に向けての要望です。

そして請願権の行使は、請願文にて明示あるいは推測し得る当事者の誰かの意志が関わるものではなく、状況を客観的に確認した市民の意志に基づいてのものです。

重ねてですが、請願に関する誤った情報や推論等は広めたりなさいませんよう、またそういった情報から請願権や当請願の趣旨について誤解をなさいませんよう、皆様にお願いいたします。


確認中のことなどもありますが、現段階の請願についてのご報告は以上です。