「里山キャンパス益子家」は、上の図のような理念に基づいて活動をしております。
~研究から実現まで~
里山キャンパス益子家は、アクションリサーチをする場所として、
里山にゼミをつくり、研究し、実践・実現することが大切だと考えています。
~私たちの問題意識~
都市は、人口集中や農村への関心の希薄化など、農村は、過疎化や耕作放棄地の増加、里山の荒廃など、それぞれに多くの問題を抱えています。
そして、都市と農村の諸問題は独立しているのではなく、お互いに関係し合っているのです。農村の問題が都市の問題を引き起こし、都市の問題が農村の問題を引き起こす…。
ミクロとマクロ、両方の視点を持ちながら、私たちは里山に向き合います。
~里山キャンパス益子家の役割~
地域にいる人々、地域にある資源。
里山には、まだ見つかっていない可能性もあります。
私たちは、その大切な人々や資源の循環をさせることで、
持続可能な里山を実現させるために活動しています。
私たちの役割とは、
小学校区レベルの顔の見える範囲で、地域の小さな拠点となることです。
~里山キャンパス益子家の将来像~
私たちの基本の柱は「食」と「農」
食と農の観点から、
小学校区レベルでお互いに助け合うコミュニティの形成ができる地域を目指します。
地域資源の活用・再生産に基づいた自然循環型の持続可能な里山。
そして人と人、人と地域のつながり・交流、地域の歴史・文化・食を大切にし、人間も地域も持続可能に…。
益子家はそうした持続可能な里山を実現できる場所でありたいと思っています。
ひとりひとりの個性を活かし、老若男女問わず全力になれる場所でありたい。
体を動かすこと(里山トライアスロン、どろんこバレー、畑全力疾走…)はもちろん、技術(竹細工、草鞋…)や知恵(伝統食、昔の遊び、地域資源の活用…)など、各々が持つ特技を発揮し、さらにはやってみたいことにチャレンジが出来る場所。
益子家はそんな場所でありたいと思っています。
"多様性” 一言で言うのは簡単だけど、難しい。でも、だからこそ、真正面から正直に、丁寧に。
ひと、モノ、価値観、知恵、情報、文化、分野、老若男女etc…
これまでも、これからも。
様々なあり方を受け入れる存在でありたいし、受け入れていただける存在でいたい。
そう願っています。
“食と農”は本来密接につながっているはずなのに、それが様々な要因により見えづらくなっているように思えます。
益子家で、作物を育て調理し食べることを通し”食と農・暮らし・生きる”を自分自身に結びつける。
”人間らしさ””生きる”を取り戻す。
そんな場所にしたいです。