社会人経験を活かせる
作業療法士の魅力

社会人から作業療法士を目指す

作業療法士の仕事

作業療法は

「こころ」「からだ」「生活」

リハビリテーション

ご飯を食べる、トイレにいく、お風呂に入る、着替える、仕事する、学校で勉強する、部活動に励む、料理する、洗濯するなど普段の生活は何気なく行っていることがほとんどです。
しかし、けがや病気、障害などで生活ができなくなったり、難しくなった時初めて、生活動作の一つひとつの大切さに多くのが気づきます。

簡単で単純に見える動作も、「こころ」と「からだ」の複雑な動きでできていたこと、いつもと変わらない日常生活や友達との関わりに、生きている喜びがあったことにも気づきます。

作業療法士は、障害と折り合いをけながら、自分らしさを取り戻すための、お手伝いをする仕事です。


「こころ」と「からだ」「生活」のリハビリテーションのプロフェッショナル。

それが作業療法士です。

社会人経験者が作業療法士に転身・転職するメリット

メリット その 1:これまでの社会人経験が活かせる!

自分で働いて生活をしている社会人は、様々な経験を積み重ねています。仕事を通して、様々な人と出会い、様々な考え方を身につけています。社会人だからこそ、高校生では得られない幅広い視点でものごとを見ることができます。
「こころ」「からだ」「生活」のリハビリテーションをサポートする作業療法士は、様々な対象者の人生に寄り添うことが求められます。あなたの経験を作業療法の現場では、発揮することができます。 


メリット その2:AIに影響されにくく、安定して長く働ける!

作業療法士は、海外での評判は抜群で、例年日本全国各地から多くの求人があります。また、「IT・ロボット化に影響されにくい職種研究※」にて702職種中第6位となっている職種です。

※マイケル・A・オズボーン オックスフォード大学2013年 論文より

メリット その3:需要が高い!将来性あふれる専門職!

社会のニーズは、日常生活全般のリハビリテーションを専門とする作業療法士に期待が高まっています。特に、近年有病者が増えている精神科のリハビリテーション(精神科作業療法)は、作業療法士のみが実施できます。厚生労働省が2003年から推進している「地域包括医療」で作業療法士は、「生活課題を明確にし、解決手段を提供する」役割を担っています。様々な分野・領域からの需要が高く、将来性あふれる専門職ということが分かります。

マロニエ医療福祉専門学校の作業療法学科だからできること

マロニエ医療福祉専門学校の作業療法学科では、各学年二教員(主担任・副担任)によるクラス・サポート制を取っています。そして、1年間に5〜6回行われる定期的な個別サポート面談により、学生一人ひとりの学習とキャリアデザイン(自分自身の生涯を、仕事を通して主体的に考えること)上の課題などを教員と共有します。また、補習授業や国家試験・就職試験対策など、手厚い学びの後押しで、作業療法士を目指します。

社会人在校生からのメッセージ

その1

作業療法学科2年生の場合(取材当時)

画像をクリックするとInstagramの投稿が表示されます。

『どうして作業療法士になろうと思ったの?』シリーズ④

彼はすてきなキャリアをお持ちの学生さんです。そのキャリアは作業療法士になったとき、大きな力となることを確信しています✨

入学にあたってはクラスになじめるか心配されていたようですが、彼の人柄もあり、今では彼の周りにはいつも現役生たちが群がっています。笑


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作業療法士が体験した臨床エピソードの紹介 

大きなケガで利き手である右手がマヒしてしまった患者さまのお話です。

その患者さまは、お仕事をしながら小説家を目指していました。しかし、利き手のマヒにより、書くことができなくなり、次第に卑屈になっていきました。 とある作業療法時、「夢が捨てきれません。懸賞に応募したい」と作業療法士である私に真剣な眼差しで訴えました。利き手のマヒの回復は期待できません。そこで、非利き手である左手で、パソコンを操作し、小説を書くことを提案しました。「やってみます」と患者さまから力強い言葉が返ってきました。

そこから利き手交換のためのさまざまなトレーニングが始まりました。左手での「パソコン操作」 「治療用粘土を使う」「箸を使う」「書字をする」「⻭磨きをする」などのトレーニングを積み重ねました。「イライラする」と患者さまが感情的になることも。思うように手や指をスムーズに使いこなせません。時に、「私にはできない。もう無理だ」と強い口調でこぼし、涙することもありました。

3ヶ月が過ぎようとしていたある日の作業療法場面、笑顔で鼻歌を口ずさみながら、パソコンを軽やかに操作する患者さまの姿がありました。

退院時、「あなたに出会えて、ほんとうに良かった」と。この時の患者さまの言葉を、今でも忘れません。

そして、2年後の冬、一冊の本とお手紙が私宛に届きました。そこには、整った書字で、「......特別賞を受賞し、お陰様で、初めての著作を出版することができました......」と。私は、「作業療法士を仕事として選んで良かった」と、こころ深く思った瞬間でした。


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