化学

オススメ問題集

こんにちは。マナの勉強Studioです。この記事では化学のオススメ参考書/問題集について紹介したいと思います。

…とその前に、みなさんに分かっておいてほしいのは、化学の勉強の基本は教科書にあるということです。覚えておかなければならない物質、構造式、公式などはすべて教科書に載っています。今から紹介する問題集を使うのはいいですが、教科書の重要性は頭に入れておいてくださいね。

1. 化学が苦手な人向け

化学が苦手な人はまずは思い切って説明が多めの参考書・問題集を買ってみましょう。また、そもそも化学基礎が怪しい…という場合は、この記事で紹介する1.または2.の問題集の化学基礎版を使って勉強してみると良いでしょう。

●はじめからていねいに シリーズ

教科書レベルの内容をわかりやすく解説してくれています。授業を聞いても教科書を読んでも分からないという人にオススメです。

問題量はかなり少ないですが、きちんと読んで問題もこなしておけば基礎的な内容を理解することができるでしょう。

●化学が面白いほどわかる本

イラストをふんだんに利用しつつ、かなり詳しい説明がついています。練習問題もついていますが演習量が足りないので、この後に1冊簡単な問題集をやると良いでしょう。

●宇宙一わかりやすい高校化学

左ページに説明、右ページがすべて図解という、革新的なレイアウトの参考書です。別冊の問題集もついていて、実際に問題を解くこともできます。文章もわかりやすく、その上キャラクターが描かれているので、堅苦しい参考書が合わない人も抵抗なく読めるのではないでしょうか。

2. 定期テストレベル

定期テストレベルであれば、まずは学校で買っている問題集をやれば点数は上がります。ただ、人には合う・合わないがありますし、それだけでは不十分なときもあるかもしれません。そんな場合は以下の本をオススメします。

●とってもやさしい化学

「化学」の本当に重要な部分を、すっきり、わかりやすく、ていねいに説明した書き込み式のノートです。覚えるべき重要事項や考え方のポイントを整理している「まとめ」、すぐに試せる基礎問題「確認しよう!」そして応用的な問題「解いてみよう!」というように段階別に分かれているので自分のレベルに合わせて勉強していけます。

●よくわかる化学 問題集

参考書「よくわかる化学」に対応した基礎固め用の問題集です。重要ポイントをしっかりおさえ、厳選された問題が載っています。また、中間試験・期末試験予想問題も収録されており、教科書だけでは理解しきれないという人向けの問題集です。

●リードLightノート 化学

数研出版の問題集です。学校で買うこともある「リードα」の仲間です。リードαに比べると応用問題が少なめですが、このリードLightノートでもセンター試験までは対応しています。学習事項の整理を行う「リードA」、基礎的な問題の「リードB」、基本~標準問題の「リードC」、入試に向けた実践問題の「リードC+」というように段階別に分かれているので、自分の必要なレベルに合わせて勉強できます。

3. 入試対策レベル

入試対策といっても、やるべきことはほとんど変わりません。特に地方国公立大学の問題であれば、定期テストレベルの問題が出題されることもあります。無理に背伸びせず、基礎基本を徹底しましょう。

●化学(化学基礎・化学)基礎問題精講

センター試験~国公立二次試験基礎レベルまでを扱っている問題集です。解答・解説編も充実しているので自習しやすいと思います。また、このシリーズで「入門問題精講」「標準問題精講」もあるので、自分のレベルに合わせたものを選ぶと良いでしょう。

●化学 入試の核心

2次・私大入試で必ず押さえておきたい頻出・典型の標準問題が100題厳選され、入試頻出事項を網羅することができます。100題に絞ってあるため、何度も反復して定着をはかることができるでしょう。

●化学重要問題集

毎年秋ごろに改訂されます。学校で買うことも多い定番問題集で、ほとんどの大学に対応できます。問題数が多く重めの問題集ですが、最新の入試問題を取り入れた問題集なのできちんとこなせば必ず得点アップにつながります。解説はシンプルなので物足りない場合は他の参考書を見ながら答え合わせすると良いでしょう。

4. 難関大レベル

難関大(各予備校が専用模試を展開していたり、難関大とグルーピングしていたりする大学)になると、入試問題は複雑になってきます。各分野を横断するような総合問題、初見の物質などを題材にした思考力を試す問題が出ることもあるでしょう。しかし、難関大には難関大の出題パターンがあります。それを知っておくことで、想定外の問題が出たときにも大きく点数を落とすことは防げるでしょう。

●化学の新研究

有名な参考書でとても分厚いですが、正直すべてを読む必要はありません。物事をしっかり関連付けて覚えることができるので忘れにくく実践的な知識を得ることができます。高校範囲を超えているが一部の難関大学では出題が予想される内容についても解説が載っているのがポイントです。使い方としてはすべてを読むのではなく、問題演習やほかの参考書と合わせて、辞書のように使用するのが良いでしょう。対応問題集として「化学の新演習」「化学の新標準演習」というものもあります。

●実戦化学考察問題集

最近出たっぽい問題集です。知識や暗記だけでは太刀打ちできない問題への対処方法を学習することが可能です。解答編に問題文の読み方についても解説があるので、どのように考えて解答にたどり着くかがよくわかるようになっています。解答用紙もついているのでテスト感覚で取り組むこともできます。

●各大学の化学 25ヵ年

旧帝国大学以上を目指している人で、やはり外せないのは各大学の過去問です。赤本を出している教学社が、科目別に入試問題を25年分まとめています。(大学によって15~27年などの場合もあります)難関大は問題傾向にクセがある場合が多いので、過去問をしっかりやることは大切です。その中で、繰り返し出題されているテーマや考え方を身につけることで安定して得点を取れるようになってきます。

今回紹介した参考書・問題集はあくまで一例です。できれば本屋さんに行って実際に中身を見てから購入することをオススメします。ぜひ自分の好みと目標に合った問題集を見つけてみてください!