本作のキメラアント編までの主人公。
強化系念能力者 (放出系寄り)。能力名は「ジャジャン拳」
12歳[1](初登場時は11歳)誕生日は5月5日。身長154cm。体重49kg。血液型はB型。
髪の色/瞳の色 緑がかった黒/黒茶
視力色力眼鏡 野生児なので夜目が効く。反射神経も高い。
手術経験や虫歯・病気 なし
体のキズ、アザや刺青など なし。
その他身体的特徴 髪の毛が上にツンツンしている。成長後の姿では、大いに伸びる。
前科、賞、学歴 初等教育を受けていないので、計算が苦手。
幼少期の精神的体験、人物 幼い頃に猛獣に殺されかけたが、父親の弟子カイトに助けられる。その時初めて叱ってもらい、父親の存在を聞かされる。ただ本人的には、叱ってもらったカイトの方に父親の面影を見たのかもしれない。(カイトと同じになれたという発言とか)ちなみに殺されかけた野生動物へのトラウマができるどころか、その後野生動物たちと共に遊ぶようになる。
セックス体験、恋人、結婚 性体験は不明。ただ、年上の女性とのデート経験は豊富で、女の子扱い、プレゼント、夜景など、扱いに慣れている。修行が大事で、恋人には興味がない。
尊敬する人、恨んでる人 ジンという漠然とした憧れと、カイトという具体的な憧れがある。でも別にカイトのスタイルを取り入れたりはしなかった。恨んでいる人は特にいない。
将来の夢 親父のようなハンターになりたい…というより、親父が目指したハンターを知りたくて島を出る。大きな目標は父親を探す、その都度それとはあまり関係がない目標が生まれる。クラピカを助ける(復讐の手伝いをする、ホントは死なないように守る)、キルアを助ける(救出し、自由にする)、カイトを助ける(蘇生させる)
恐怖 訓練された野生動物に恐怖。意思疎通ができない相手を初めて見た時のもの。
性格の特徴、癖 善悪の区別がなく、凄いものはスゴイと憧れる。
人間関係、態度 敬称は使うが、敬語は使わない。育ての親が敬称で呼ばせ、タメグチで接させていた影響か。誰に対しても分け隔てなく接する。心の傷や前科を問わず。
家族関係、態度 叔母と祖母に育てられる。母子家庭。定期的に帰る、良い関係を築いている。
トラブル関係
くじら島の出身で幼い頃より大自然に囲まれて育つ。幼少期に出会ったカイトにより、自然の厳しさと同時に父親のジンのことを教えられ、ハンターに憧れを抱く。実父のジンと同じく12歳になる少し前に父親を探して自分の夢を叶えるためにくじら島を出て、ハンター試験に挑戦する。母親についてジンは語っておらず詳細不明だが、アニメ第一作では自分の父親の従妹・ミトの姉(故人)が実母の設定である[2]。
試験の途中で出会った、キルア、クラピカ、レオリオの3人とは共に力を合わせて試験を乗り切り、いつしか友情で結ばれた仲となる。また、同じく試験で出会ったヒソカに才能を認められ、一種のライバル関係となる。その後、クラピカとレオリオとは別れ、キルアと共に世界を見て回る旅に出る。天空闘技場で出会ったウイングによって念能力を教えられ、その基本となる四大行を会得、裏ハンター試験も合格した。
天空闘技場で目的を果たした後は、一時的にくじら島に戻り、父親であるジンの造ったグリードアイランドというゲームの存在を知る。グリードアイランドがヨークシンのオークションに出品されることが分かり、キルアと共に再び旅に出る。クラピカやレオリオとも再会し、幻影旅団とマフィアとの抗争やグリードアイランドへの挑戦などを通じて、実力的にも精神的にも大きく成長し、見事にグリードアイランドを制覇した。
その後、NGL・東ゴルドー共和国でキメラ=アントとの戦いに身を投じる。この戦いは、国際社会が大事態にしないためにハンターが動くという、未曾有の任務であった。ゴン自身の目的は、蟻軍の3幹部の一人「ピトー(ネフェルピトー)」を倒して、操り人形に改造されてしまった恩人のカイトを救うことである。しかしピトーと対峙して、カイトの蘇生が不可能であることを告げられると、半ば絶望的に「もうどうなってもよい」と自分に念をかけ、身体と念能力を急成長させて大人の姿となり、対決する。ピトーを圧倒的な力でねじ伏せて頭部を殴り砕き、「死後の念」でゾンビ化してなお襲ってきたピトーに全力でとどめを刺して倒す。だがゴンも力尽き、キルアに救出される。
仲間によって蟻の王も倒され、キメラ=アントとの戦いは終結する。ゴンは能力の誓約の反動によって危篤状態に陥る。医者も除念師も手に負えず、病院の集中治療でも現状維持が精一杯であった。キルアが(妨害を乗り越えて)連れて来たアルカ・ナニカの特殊な力で、身体を元に戻してもらう。会長選挙会場でジンと遭遇し、世界樹のてっぺんで待ち合わせしていたジンに、カイトから預かっていた二ツ星ハンター認定証を渡した。
暗黒大陸編では先の戦いの反動か、念が使えなくなりくじら島へ里帰りする。ジン曰く、「オーラが出ないのではなく、ゴンにはオーラが視えなくなっただけ」だというが、ハンターとしての苛酷な活動はできなくなる。以降はミトのもとで、留守中に貯めていた初等教育の勉強に励んでいる。
好奇心が旺盛で強化系の名に恥じぬ単純な性格。直情的な面もあるが、冷静に判断することもあり、時には核心を突く。また、興味のあることには善悪の区別をつけないという純粋さが、逆に危うさでもあるとゼパイルから評された。自然の中で育ったことで、動物と心を通い合わす事が出来る。難しい事を考えられない反面、素直で柔軟な発想をする事が出来る。それゆえ相手が悪人であろうとも、「約束」というものを非常に重んじるが、それを裏切る「嘘」に対しては、極度の嫌悪感を表すことがある。暗算が苦手らしく、度々クラピカやレオリオに突っ込まれる。また幼さの残る年頃ながらくじら島では何度か観光客や寄港した漁船員の女性とのデートの経験があり、大人の女性に対する対応に慣れている。
野生児並みの格闘センスがあるが、分析能力や基礎体力は欠けるところがある。しかし、それを補って余りある集中力と回復力の持ち主[3]。その天真爛漫な性格と他人の過去を気にしない優しい心で知らず知らずの内に周りの人に影響を与えている[4]。
しかし、ネフェルピトーによって変わり果てたカイトの姿を見た後は憎しみに我を忘れ残酷な一面を持つようになる。そのため、ネフェルピトーがコムギの治療のために降伏の意を示したときは怒りと理性の狭間で激しく葛藤する。その結果、一度はネフェルピトーを本気で殺そうとするもキルアの説得で思いとどまる。その後のネフェルピトーに対する圧倒的なまでの威圧感と勘の冴えは、実力で勝るネフェルピトーに極度の緊迫を強いるほどであった。
本人に自覚は無いようだが、極度の負けず嫌いであるようで、試験中にゲレタに筋弛緩性の毒が塗られた吹き矢で動きを封じられた際、ゲレタを始末したヒソカから施しのプレートを受けたときは我慢がならずにつき返してパンチをくらい、樹洞で悔しさに打ち震えていた。アニメ第1作ではその時のゴンの心理描写と毒に侵されてから回復に至るまでの過程が克明に描かれた[5]。その後、天空闘技場でこの屈辱を晴らしている。ゲンスルーと戦ったときは圧倒的な実力の差を見せ付けられたにもかかわらず、一泡ふかせるためにわざと左腕を犠牲にして攻撃をくらわせた[6]。対ハンゾー、カナリア、ナックルなど、格上にボロボロにされつつも、精神力で圧するという場面が多い。