#372 地方メディアの危機
昨日に引き続き、もう一つ、今後の動向が気になり、流れが変わるのではないかと思ったのが、「消える地方紙 守る豪政府 ニュース『ただ乗り』IT大手規制へ」という記事です。
オーストラリアでは、地域住民の知る権利を支えてきた地方メディアの廃刊が相次ぎ、最近約20年で300紙近くが姿を消したそうです。その理由の一つがIT大手によるニュースの「ただ乗り」であり、記事では「IT大手はメディアが流したニュースを自社のプラットフォームに表示して利益を得ている一方、記者を雇い、コストをかけてニュースを出すメディアにはその対価が支払われていないとの指摘がある」と挙げられていました。
オーストラリアのある地方紙で勤める方のエピソードも紹介されていたのですが、少ない社員の中で一人が何役もこなす形で仕事をされていました。それでも続ける理由は、トランプ米大統領の発言よりも、読者は地元で起きていることを知りたがっているからだということです。
そこで政府が動き出したのがオーストラリアです。SNSの規制も早かった印象がありますが、今回はIT大手企業に報道機関と契約を結ぶよう促し、契約を結ばない場合は課徴金を課して報道機関に分配する新法の成立を目指しているそうです。IT大手は激しく反発しているといいますが、結果がどうなるのか非常に気になる記事でした。
他にも耳なじみのない言葉が出てきたので、次の記事でご紹介します。