#357 散歩しながらの会話
たまった新聞を一気に読んでいたのですが、7月27日(月)の夕刊で、馳浩元石川県知事への「散歩取材」の様子を取り上げた記事が目に留まりました。
特に面白いと感じたのは、取材の内容そのものよりも「散歩取材」というスタイルです。記事の中では、「連れだって歩く記者に質問を投げかけられた馳氏から、思わずにじみ出た『反応』にご注目ください」と紹介されていました。
通常の取材では事前に質問項目を用意するのが一般的です。また、相手が答えづらい質問をされたときに見せる言葉の濁しかたや表情、しぐさなどは、記者の主観が入ってしまうため、文字として記事に落とし込むのがなかなか難しいという側面があります。一方で、そうした取材対象者が見せる生の「反応」をそのまま届けることができる点こそが、散歩取材の動画が持つ魅力なのだそうです。
記事によると、散歩取材は番記者にとって日常的な取材方法の一つとのこと。政治家には早朝に散歩する人も多いため、そこに同行しながら普段は聞けないような話をじっくり聞く絶好の機会になっているといいます。
さらに印象的だったのは、「毎朝のように共に歩く中で記者の本質もあぶり出され、政治家の人柄や本音もあらわになります」という一節です。自分や他者の情報をどのように周囲へ正確に伝えるかという問いに対して、ひとつの選択肢を示されたような気がしました。
参考
https://www.asahi.com/articles/DA3S16513925.html
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[相互行為]