#238 新しい表現に出会う
今年度は、久しぶりにリスニング関連の授業を担当することになりました。授業を持つ身ではありますが、私自身も自分のスキルにはまだ満足できていない部分があり、担当する授業に合わせて生活のリズムも少しずつ変えているところです。
以前、時事英語の授業を受け持っていた際、非常に効果があったのが「ニュースを英語で視聴すること」でした。今はストリーミング配信も充実しており、何より「今ならでは」の話題を扱っているため、興味を持って視聴し続けられるのが魅力です。
先日、配信をつけたところ、ちょうどアルテミス計画の会見が放送されていました。その際、画面には「NASA Holds Presser on Artemis II Mission」というテロップが表示されていました。
テレビの良さは、映像があることで情報を補完でき、内容を予測しながら理解できる点にあります。おかげで「presser」が「会見」を指すことはすぐに分かったのですが、恥ずかしながらこの言い方はこれまで知りませんでした。
「a press conference」のインフォーマルな表現なのですが、後から振り返って関連記事を探してみると、そのほとんどが「holds press conference」や「news conference」という表記でした。あの「presser」という表現は、LIVE放送ならではの即時的なテロップだったのではないかと感じています。
こうした既存の単語の新しい表現に出会えることはもちろんですが、日本で編集・放送される前のニュースを見られることにも大きなメリットがあります。編集の手が入る前の、よりリアルな情報に触れられる可能性が高まるため、批判的談話分析の観点からも非常に良い試みだと感じています。
また、合わせて面白いのが、アメリカのニュースキャスター同士のやり取りや振る舞いといった「非言語情報」です。向かい合わせになって話したり、足を組んでいたり、時にはスマートフォンをいじっていたりと、日本の放送ではあまり見られない光景が当たり前に受け入れられています。ちなみに、ABCとNBCのライブをよく見ています。
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[批判的談話分析]