#181 オリンピックの演出
本日は、朝の身支度をしながら、ミラノ・コルティナ五輪の開会式を見ていました。そこで印象に残ったのが、女優のサブリナ・インパッチャトーレの登場シーンです。
話し始めようとした瞬間、マイクが壊れて音が出ない。そんなそぶりを見せたので、最初は「トラブルかな?」と思ったのですが、次の瞬間、彼女は言葉を使わず、ジェスチャーだけで表現を始めます。実はトラブルではなく演出だったのです。
それを見て、昔のことを思い出しました。語学留学中、イタリア人の友人にいくつかジェスチャーを教えてもらったことがあります。たしか「お腹すいた」と「エスプレッソ」です。
開会式ではそこから、イタリアの歴史や文化が、ジェスチャーを通して語られていきます。一日に200回はジェスチャーを使う、という背景紹介もありながら、
“It’s not working.” “Good heavens!” “Bad luck.” “And now?!” “Whaaat?” “I can’t stand you.” “Coffee?” “Quickly.” “I am upset.” “Come here.” “Beautiful.” “Go, leave!” “Send me luck!”
と、感情や状況が次々と身体表現で示されていくのがとても面白く、引き込まれました。手話ともまた違う、イタリア独自のジェスチャーの世界。とてもナイスな演出でした。そしてこれを見て、私の中で「手で語るイタリア」像がまた少し強くなった気がします。
今ならまだTVerで視聴できます(そのうちYouTubeにも上がりそうですね)。朝の支度中に思わず立ち止まって見入ってしまう、そんな開会式でした。
参考
https://tver.jp/olympic/milanocortina2026/video/play/8c76a3ae59e444d3a021ec4ad61b5632/
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[ジェスチャー]