#167 役割語でコスプレ
役割語について、堀田秀吾先生の『「勘違い」を科学的に使えば武器になる』の中にある「ことばコスプレで自分を演出」という章を読みました。ここでは役割語とは、「聞き手が接したときに、その表現を使う人の人物像をステレオタイプ的に思い浮かべやすい表現」として紹介されています。
たとえば、おじいちゃんや博士キャラによく使われる語尾の「〜じゃ」や、女性キャラの「〜だわ」などがその例です。実際にこのような話し方をする人はほとんどいませんが、少ないことばで「それっぽさ」を伝えられ、聞き手もすぐに理解できる点で、非常に効率のよい表現だとされています。
漫画の中で役割語が多用されるのも、限られた紙面の中で、そのことばを聞くだけで話し手のキャラクターが伝わるからだと説明されています。
最後には、演出したいキャラクターのモデルとなる人がいるなら、その人のことば遣いをよく観察し、キャラを表現できそうなことばを見つけて実際に使ってみるのもよいのではないか、という提案で締めくくられていました。
参考
堀田秀吾(2020)『「勘違い」を科学的に使えば武器になる――正しい話し方よりも納得される伝え方』秀和システム.
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[役割語]