#109 ことばを操る現場からの視点
毎月恒例の「地球ことば村」11月のことばのサロンに参加しました。今回は「外務省職員はどのように外国語を学習し、使っているか:韓国語を中心に」というタイトルで、後輩の三上大洋くん(外務省職員・外交官)のお話を聞く機会でした。
お話の中にはさまざまな興味深い気づきがあり、特に印象に残ったのは次のような点です(カッコ内は、それを手がかりに私自身が少し広く考えてみたい視点です)。
・北朝鮮を「国」ではなく「地域」と呼ぶという認識(呼び名が指標する意識や立場の問題)
・韓国語の敬語体系は日本語と似ている一方で、身内、たとえば同じ企業内の上司であっても年上であれば対外的にも尊敬語を用いるという点(ウチ/ソトの範疇の違い)
・遠まわしに伝える傾向は日本に比べて低いという指摘(高コンテクスト/低コンテクストの違い)
・情報源とその価値の違いを示す業界用語としての Open Source Intelligence(OSINT)と Human Intelligence(HUMINT)
どれも興味深く、少しずつ考えを巡らせていきたいテーマばかりでした。明日は、このHUMINTとOSINTについて、もう少し紹介してみたいと思います。
参考
地球ことば村 https://www.chikyukotobamura.org/home.html