鎌倉市の方々へのインタビューを通して、地域で暮らす人々が抱える身近な課題を把握し、その課題を解決できるものを制作するプロジェクト。
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4月11日|事前準備・機材チェック
鎌倉インタビューに向け、実際にインタビューで使用する機材を用いて音声チェックおよび撮影テストを行った。
この準備を通して、ビデオ撮影の際には、あらかじめ 720p HD/30fps に設定しておくことが重要であると学んだ。
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4月18日|インタビュー撮影練習
約15分間、実際のインタビューを想定した撮影練習を行った。
調査相手といかに打ち解け、話を深く引き出せるかが重要であること、また相手の話を遮らずに聞く姿勢の大切さを学んだ。
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5月10日|鎌倉インタビュー実施
鎌倉の「kokoro」にて、鎌倉市民の方々へのインタビューを実施した。
インタビュー時間は約1時間で、町が抱える問題や日常の悩みについて多くの意見を聞くことができた。
事前に行った撮影練習を本番でも活かすことができたと感じている。
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5月16日|課題設定・アイデア検討
グループごとに「身近な困りごと」をテーマに、解決アイデアの検討と3Dプリンターを活用したものづくりに取り組んだ。
その中で私は、以下の課題に注目した。
・手に麻痺がある方でも楽しめるトランプ補助用具
・取っ手のない容器を持ちやすくする道具
・スカートを楽にアイロンがけできる道具
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〜9月19日|制作テーマ決定
検討を重ねた結果、
「手に麻痺がある方でも楽しめるトランプカードゲーム」 を制作テーマとして決定した。
片手でもシャッフルができ、両手でカードを持つ必要がないよう、カードを置いて使用できる補助用具の制作に取り組むこととした。
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9月22日|制作開始・試行錯誤
制作にあたり、片手でもカードをシャッフルできる仕組みを実現するため、歯車の構造を理解することが大きな課題となった。
仕組みを調べながら歯車を一つひとつ3Dプリンターで作成し、組み立てと動作確認を繰り返した。
制作初期は失敗と作り直しを何度も重ねたが、その過程で問題点や改善点が徐々に明確になっていった。
最終的には、片手でもスムーズにシャッフルができるトランプ補助用具を完成させることができた。
また、カードを置くスタンド部分を2段構造にすることで、カードの見やすさにも配慮した。
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10月3日|最終発表に向けた確認
これまでの制作過程で得た学びをもとに、チーム全体で最終確認を行った。
インタビューで得た気づきや課題が制作物に正しく反映されているか、「誰の・どのような困りごとを解決するのか」が明確に伝わる内容になっているかを重点的に確認した。
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10月4日|最終発表
最終発表では、鎌倉市の方々に向けて成果物を発表し、実際に体験していただいた。
使用感や操作性について多くの意見をいただき、想定しきれていなかった改善点に気づくことができた。
利用者の声を直接聞くことで、ものづくりにおいて利用者視点を取り入れることの重要性を改めて実感した。
今回得た意見を今後の改良に活かし、より多くの人にとって使いやすいものへと発展させていきたい。
優れた断熱性を有する「アップサイクル紙糸」を活用した暑熱対策プロダクトをテーマに、素材の特性を活かした新たな価値創出に取り組んだプロジェクト。紙糸・紙布の持つ通気性や吸水性、軽さといった特徴を活かし、日常生活の中で自然に使用できる暑熱対策アイテムの提案を目指した。
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5月23日|プロジェクトテーマの共有と方向性検討
横浜未来創造会議に向けて、ダイイチの方々と今後の制作プロジェクトについて話し合いを行った。
私の所属するグループでは、キャップやトートバッグなど、紙糸を活用した身近なアイテムのアイデアが挙がり、素材の活かし方について意見を交わした。
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6月6日|紙糸・紙布を活用した暑熱対策アイデア検討
紙糸・紙布の特性を活かした暑熱対策アイデアの検討に取り組んだ。
Group1では、「冷たいネックレス・ネクタイ」の開発をテーマに設定。紙糸の通気性と吸水性に着目し、首元に冷却ジェルシートを内蔵することで、汗を吸収しながら効果的に体温を下げる仕組みを考案した。
また、見た目にも違和感なく日常使いできるよう、ファッション性と実用性の両立を意識したデザインを目指した。
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6月27日|中間発表とフィードバック
横浜未来創造会議の中間発表にて、冷たいネックレスやネクタイから方向性を変え「エアブリーズファン」と「サンシェードフード」を提案した。
株式会社ペーパーパレードの守田篤史さん・和田由里子さん、ならびにアイカサCOOの勝連一さんから、「紙布を主役に据えた表現をより深めるべき」といった貴重なフィードバックをいただいた。
このアドバイスを踏まえ、素材の魅力がより伝わる表現を意識しながら、最終発表に向けて作品の完成度を高めていく方針を確認した。
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7月11日|最終発表に向けた制作と試行錯誤
横浜未来創造会議最終発表に向けて、これまでの活動を振り返りながら試行錯誤を重ね、少しずつ形にしていった。
限られた時間の中で、自分たちが納得できる成果物を完成させることの難しさを実感すると同時に、チームで協力しながら制作を進める重要性を改めて感じた。
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7月18日|最終発表と成果の共有
最終発表では、各チームがこれまでの制作過程や成果を発表した。作品としての完成度だけでなく、アイデアに至るまでのプロセスや工夫、活動を通して得られた気づきについても共有した。
その中で、特に優れたアイデアとして評価され、ダイイチの方々よりアイデア賞を授与していただいた。
今回の発表を通して、同じテーマであってもアプローチや着眼点が大きく異なることを実感した。他チームの発想に触れることで、自分たちの制作過程を客観的に見直す貴重な機会となった。
衣類廃棄や地域循環といった社会課題を「自分ごと」として捉え、チームに分かれて課題の整理と解決策の検討を行うプロジェクトに取り組んだ。
使用済衣類を単に廃棄するのではなく、どのように循環させ、価値を持たせながら次へつないでいくかをテーマとして活動を進めた。
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10月10日|衣類循環に向けたアイデア共有
個々で、使用済衣類を廃棄せずにどのように循環させることができるかをテーマにアイデアを考え、学生間で発表と意見交換を行った。多様な視点から意見が出され、衣類循環に対する課題意識を深める機会となった。
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11月7日|プロジェクトテーマの決定と課題の明確化
話し合いを重ねる中で、私たちは衣類を受け継いでいくことの情緒的価値に着目し、「衣類の遺伝子」というタイトルでプロジェクトを進めていくことを決定した。
「なぜこの取り組みを行うのか」「社会から何が求められているのか」といった点について、グループで丁寧に議論を行い、プロジェクトの方向性を明確にした。
その過程で、以下の課題が浮かび上がった。
• 衣類を回収しNFCタグを付与するだけでは、服そのものの魅力向上にはつながらない
• リメイクはされているものの、素材の来歴や再生までの物語が十分に伝わっていない
• 現在のNFCタグの情報量では、衣類が持つ価値を十分に表現できていない
これら3点の課題に着目し、プロジェクトを進めていくこととした。
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11月9日|リメイクによるコンセプトの具現化
プロジェクトの実践として、他学校へ古着の提供を依頼し、ジーンズ3本を提供していただいた。
これらを1本のズボンとしてリメイクし、完成した衣類にNFCタグを搭載することで、複数の衣類が持つ背景や記憶を一つの形に集約した。「衣類の遺伝子」というコンセプトを、実際の成果物として具体化する取り組みを開始した。
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11月21日|中間発表
中間発表では、これまでの制作過程や Community Loops の活動を通して感じた課題、プロジェクトの目的について企業に向けて発表を行った。
衣類廃棄や循環の現状に対する問題意識を共有したうえで、私たちが考える解決策と、それによってどのような価値を提供できるのかを説明した。
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12月5日|改善・ブラッシュアップ
中間発表でいただいたフィードバックをもとに、プロジェクトにおいて不足している点や、さらに改良すべき部分についてチームで検討を行った。
最終発表に向けて、NFCタグと連動するWebページの制作などを進め、衣類の背景や循環の仕組みがより伝わりやすくなるよう改善を重ねた。
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12月19日|最終発表
最終発表では、私たちのプロジェクトを
「服を“受け継がれる存在”として捉えるブランド」
というコンセプトのもと、「JEANOME(JEANS+GENOME)」 というタイトルで発表を行った。
完成したユニセックスのデニムを用いて、以下の2つの価値提供を提案した。
① NFCタグを活用した服の循環の認知拡大
NFCタグには、ターゲットが知りたい情報を盛り込み、タグを読み取る行動を促すことで、視覚的に服の循環や背景を伝え、衣類循環への理解を深める仕組みを提案した。
② リメイクによる服の価値向上
着られなくなったり、トレンドが過ぎてしまった衣類を解体・再構築することで、新たな価値を持つ一着として再生し、衣類そのものの価値を高める取り組みを提示した。
発表を通して、プロジェクトに込めた思いや今後の展望が企業側にも伝わり、本プロジェクトは優勝チームとして選出された。