ISSN 2758-2914
膜翅目研究会の会誌「すがれおい(英文表記:Sugare-oi)」は、主に膜翅目昆虫の自然史を対象とした学術報告と、会員間の交流を目的とした会員通信を掲載する、電子ジャーナルです。
会誌は毎年1号、またはそれ以上の号をPDFで電子出版します。
最新号のPDFは出版時にメーリングリストを通して会員に配布されます。また、電子出版された会誌は一定の期間を経た後、リンク先にてオープンアクセスで公開されます。
本誌への投稿は少なくとも著者の1名に会員が含まれている必要があります。また、投稿される原稿については投稿規定に準じている必要があります。
本誌は査読誌ではありませんが、編集担当の方で必要があると認めた場合、専門家に校閲を依頼することがあります。また、国際動物命名規約に準拠した命名法的行為(新しいタクソンの記載、所属の変更や異名の提唱)を含む内容は本誌では取り扱いません。
本誌に掲載された論文、報告、会員通信の著作権は著者に帰属しますが、正当な科学的活動を円滑に進めるために、クリエィテイブ・コモンズのCC-BY-NC※として扱います。このルールで自由な利用が認められていない商用目的の利用については、著者に許諾を求めることとします。
※原作者のクレジット(氏名、作品タイトルなど)を表示し、かつ非営利目的であることを主な条件に、改変したり再配布したりすることができるCCライセンス。詳細はリンク先参照(https://creativecommons.jp/licenses/)
・本誌に投稿を考える著者は必ず下記の投稿規定を熟読し、原稿を準備すること。
・わからない点がある場合は、無理に投稿せずに、事前に編集担当(渡辺恭平:watanabe-k[at]nh.kanagawa-museum.jp )に相談すること。
・膜翅目研究会の会誌「すがれおい(英文表記:Sugare-oi)」は学術報告と会員通信を掲載する。
・学術報告は,膜翅目の自然史(分布、生態、命名規約に関わらない範囲での分類、系統、進化など)およびその関連分野の報文、総説、資料、論文紹介、研究史などを扱う。
・会員通信は会員相互の親睦を図るための連絡、報告を扱う。
・国際動物命名規約に準拠した命名法的行為(新しいタクソンの記載、所属の変更や異名の提唱)は本誌では扱わない。
・原稿は文章と図のキャプション、表のタイトルを記述した「本文ファイル」と、図や表のファイルからなる。
・本文ファイルはWordあるいはリッチテキスト形式のメモ帳で用意する。文字フォントは汎用的なものを選ぶ。
・文章は日本語で書き、英数字を半角で書くことを除き全角で書き、句読点等は 全角の、。:;を用いる。ただし、標本のデータ、図のキャプション、表のタイトル、引用文献の句読点等は半角の , . ; : を用い、英語の表記ルールと同様、必要に応じて半角スペースを入れる。
・カッコは学名の命名者と記載年を囲むもの、標本のデータ、図のキャプション、表のタイトル、引用文献を半角とする他は全角とする。本文中で文献を引用する場合は次の通りとする。発表年について、欧文の文献はSmith (1874) のように半角括弧でくくるが、和文の場合は松村(1912)のように全角を使用する。著者と発表年全体をくくるばあいは(Cameron, 1888)のように発表言語を問わず全角を用いる。
・数字の範囲を示す記号(例:図1–2; 図1A–C; 体長2.5–3.0 mm; pp. 130–135)はハイフン”-”ではなくエヌダッシュ”–”を使う。
・学術報告は、次の各項目をその順序で掲載する(緒言の代わりに”はじめに”を用いたり、結果や考察の代わりに”まとめ”を用いない)。カッコ内の項目は原稿の内容に応じて設けることができる。考察、謝辞、引用文献が当てはまらない原稿ではこれらの項目は省略できる。また、短報形式の記録については、緒言の中に材料と方法を含めても良い。
タイトル、著者情報、(要旨)、緒言、材料と方法、結果、考察(もしくは結果と考察)、謝辞、引用文献
・学術報告については、英語の著者情報とタイトルも付す。ただし英語のタイトルについては著者が必要とする場合は編集サイドで付すことも可能であるので、希望者は投稿時にその旨伝える。
・キーワードは不要である。
・著者が希望する場合、英文要旨(abstract)や英文概要(summary)を追加することができる。たたし、英文については事前に英文校閲を受けることが望ましい。
・学術報告においては簡潔・明瞭な内容となるよう心掛ける。本誌のページ制限は無いが、原稿が60ページを超えるような場合は事前に編集担当に相談する。
・何らかの許可を取得した材料を用いる場合は、必ず許可の情報を明記する。
・報告に用いた標本は収蔵先を必ず明記する。また個人蔵の場合は所有者が判るように明記する。
・同定者が著者以外にもいる場合、どの標本を誰が同定したかわかるように説明する。
・雌雄やカストは特殊文字(♀♂など)を用いず、メス(F)、オス(M)、ワーカー(W)、女王(Q)、個体(ex. 複数形のときはexs.)を用いる
・採集年月日のうち、月はローマ数字で書く。ただし、特殊文字(例えばⅦ)ではなく、半角のアルファベット(例えば「VII」の場合、「V」と2つの「I」)を用いる。
・代表的な表記は下記の通りである。
1 F & 2 M, 神奈川県秦野市弘法山, 15. VII. 2020, 渡辺恭平採集, 神奈川県立生命の星・地球博物館収蔵; 1 M (三田敏治博士同定), 同地, 17–20. VIII. 2020, 渡辺恭平採集, 三田敏治博士保管; 3 F, 2 M & 1 ex., 鹿児島県奄美大島大和村大棚, 26. VI. – 2. VII. 2021, 渡辺恭平ほか採集 (マレーゼトラップ), 神奈川県立生命の星・地球博物館収蔵.
1 F, 神奈川県(詳細地名不明), 3. VI. 1998 (寄主採集), 15–17. VIII. 1998 (羽化), 採集者不明, 神奈川県立生命の星・地球博物館収蔵.
3 F & 2 M, Sweden, ca. 20 km west of Uppsala, 2. V. 1810, Carl Peter Thunberg leg. (Uppsala University).
・緯度経度の測地系(WGS84など)が分かる場合は明記する。
・希少種の産地など、特定によるリスクが高いものは緯度経度や詳細地名の表記を伏せることを推奨する。また、必要に応じて編集担当から採集地の記述について一部を不開示にするよう打診を行うことがある。
・原稿中で最初に登場した学名は属名,種小名,命名者および記載年を明記する.
・本文中の属名や種名の和名に対応する学名を少なくとも1度は明記する.
・学術報告においては、可能な限り学名、同定、形態用語を参照した文献を明記する。
・略記は用語説明と適切な指定の後に用いることができる。
・形態の説明においては必要に応じて線画や写真を用い図示することが望ましい。
・和名を新称する場合、当該学術報告中で新称したことがわかるように明記すること。
・属名は初出を除き略記できるが、本文中で頭文字が重なる異なった属がある場合は2文字目以降も記述する。
(例:AgrothereutesとAritranisが本文中に登場する場合は、A. とはせずにAg.やAr.を用いる。)
・寄主や食草が正確に同定されている場合は極力学名も付すこと。また、正確な同定が行われていない場合はそれがわかるように表記すること(例:ハマキガ科の1種、スミレ類)
・図と表は必ず本文中で引用すること。
・図は1, 2, 3...と採番し、必要に応じてA, B, C...の枝番をふる。表は1, 2, 3...と採番する。
・図や表は基本本文中での登場順に採番するが、分類群や部位に基づく配列の方が判りやすい場合はこの限りではない。
・図はJPEG、TIFF、EPSのいずれかで提出する。解像度はカラーで300dpi以上、モノクロで800dpi以上あることが望ましい。グラフは項目がつぶれないように注意し、配色はグレースケールでの印刷でもわかるように極力コントラストに留意する。
・表はエクセルで提出する。表には見やすさの上でやむを得ない場合を除き、縦線を入れず横線と文字のみで構成し、背景の塗りつぶしは行わない。文字は横向きのみで、細かな内容を高密度に詰めた表や本文と比べて過度に小さい文字を用いた表は避ける。編集の都合上、複雑に組まれた表や文字が過剰に多い(A4にレイアウトした際に文字が極めて小さくなる場合)は受け付けない。
・図や表を作成する際の目安として、下記の情報を挙げておく。
本誌はA4サイズで、レイアウトスペースは幅170 mm、高さ255 mmである。キャプションの高さは1行あたり4 mmで、図とキャプション、表とタイトルの間には5 mmを入れる。従って、図とキャプション、表とタイトルの高さの合計が250 mmに収まるようにする必要がある。幅については、170 mm(2カラム幅)か80 mm(1カラム幅)にすることが望ましい。
6.引用文献
・引用文献に掲載されている文献は本文中で引用されている必要がある。
・書誌名は略さず記述する。
・英数字と句読点、カッコ類は全て半角を用いる。
・巻号のうち、号は半角カッコに入れて書く。
・合併号の場合は / を用いる。
・総ページ数を書く場合は数字の後にpp.を書く。目次など数字でないページは分けて書く。奥付はページ数に含めない。書籍は発行元と所在地を書く。
・出版物内の特定の章やページを引用する場合は数字の前にp.もしくは複数ページの場合はpp.を書く。
・英文の場合、複数名の著者がいる場合、第二著者以降は名を先に書く。3名以上の場合は&でつなぐ。
・以下に代表的な例をいくつか示す 。
多田内 修・村尾竜起 編, 2014. 日本産ハナバチ図鑑. 479 pp., 文一総合出版, 東京.
寺山 守・須田博久 編著, 2016. 日本産有剣ハチ類図鑑. i-xxxvi+735 pp., 東海大学出版部, 平塚.
常木勝次, 1963. 蜂類研究手引(18), (7) ヒメコシボソバチ亜科 (Pemphredoninae) (2)マエダテバチ (Psenulus). 生物研究 , 7(3/4): 51-53.
寺山 守・山根正気, 2004. 日本産スズメバチ上科の科の検索表. 千葉県立中央博物館監修, あっ!ハチがいる!世界のハチとハチの巣とハチの生活, 別冊検索表, pp. 2-4.
小西和彦, 2018. 膜翅目 (ハチ目) Hymenoptera. 河合禎次・谷田一三 編, 日本産水生昆虫, 科, 属, 種への検索, 第二版, pp. 689-694, 東海大学出版部, 平塚.
渡辺恭平, 2020. Family Aulacidae セダカヤセバチ科. 日本昆虫学会 日本昆虫目録編集委員会 編, 日本昆虫目録 第9巻 膜翅目 (第2部 細腰亜目寄生蜂類). pp. 186-188. 櫂歌書房, 福岡.
谷脇 徹・渡辺恭平, 2014. 捕食寄生蜂2種のブナハバチ繭への寄生生態. 昆蟲ニューシリーズ, 17(4): 131-134.
三田敏治, 2021. 熊本県で得られたムサシトゲセイボウとツヤアナバチ類の記録. つねきばち, (36): 43-46.
Watanabe, K., 2017. Revision of the genus Amphirhachis Townes, 1970 (Hymenoptera, Ichneumonidae, Banchinae), from Japan. ZooKeys, 685: 49-64. https://doi.org/10.3897/zookeys.685.13552
Watanabe, K., H. Mukai, H. Kitajima & M. Sueyoshi, 2020. The ichneumonid parasitoids of the fungus gnats genus Neoempheria Osten Sacken (Diptera: Mycetophilidae) infesting edible fungi in the sawdust-based cultivation houses. Japanese Journal of Systematic Entomology, 26(1): 53-61.
・ウェブサイトの引用も文献に準じ、引用文献の中に追加する。標記例を下記に示す。
渡辺恭平・伊藤誠人・藤江隼平・清水 壮, 2022. Web寄生蜂図鑑1-1, ヒメバチ科ヒラタヒメバチ亜科Pimplini族. http://himebati.jimdo.com/web寄生蜂図鑑/1-1-ヒラタヒメバチ亜科-Pimplini族/ (2022年4月4日閲覧).
・事前の推敲が不十分な原稿や、投稿規定に準拠していない原稿は編集担当の権限で著者に差し戻しを行い、受領しないことがある。
・編集担当の判断で、各種学会誌や日本蟻類研究会の会誌「蟻」などに投稿する方が適切な場合は、別の投稿先を推奨することがある。
・投稿は下記編集担当のメールアドレス宛にメール添付で原稿を投稿する。郵送による投稿は受け付けない。
編集担当 渡辺恭平:watanabe-k[at]nh.kanagawa-museum.jp
・ファイル名は著者名_タイトルの一部_本文or図or表とする。
・学術報告については、読者が問い合わせをできるように少なくとも著者の一名について連絡先(住所とメールアドレス)を原稿中に記載する。メールアドレスについてはアットマークは[at]に置き換える。会員通信については連絡先の記述を不要とするが、読者が著者に問い合わせをすることを希望する場合は、本文中に記述することとする。
・添付ファイルが多数の時は一つのフォルダにまとめ、zipに圧縮して提出する。
・添付ファイルのサイズが10MBを超えるときはファイル転送サービス(ギガファイル便など)を用いる。
8.会誌出版者所在地
会誌出版者所在地は以下の通り定める.
九州大学大学院 農学研究院 昆虫学分野
〒819-0395 福岡市西区元岡744
ウエスト5号館522教室