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前橋工科大学

分子生命科学研究室

私たちの体は様々な器官や組織から成り立っており、それぞれの器官や組織は各々の特徴を持った細胞から構成されています。
これらの細胞が特徴づけられるその理由は、細胞の中でタンパク質を中心とした「分子」が厳密に制御されているためです。
従って、遺伝子の変異や環境汚染物質による「分子」の異常は疾患発症と密接に関与しています。

これらの点から、前橋工科大学分子生命科学研究室では、生命現象とその破綻に起因する疾患について、分子レベルで明らかにすることを目指しています。
また、将来的に診断手法となりうる新規研究・解析手法や、医薬品創製につながる高機能型タンパク質の開発も目指しています。

研究紹介

遺伝子疾患の研究

 遺伝子の変異はタンパク質の機能異常を引き起こし、細胞ならびに個体レベルで悪影響を及ぼします。従って、遺伝子の変異は様々な疾患発症の原因となります。当研究室では神経系の遺伝子疾患に着目し、タンパク質、細胞、個体の各段階においてその病態解明に取り組んでいます。特に、CDKL5と呼ばれるタンパク質リン酸化酵素を原因遺伝子とする疾患を中心に、タンパク質リン酸化機構の面から、神経系遺伝子疾患におけるシグナル伝達異常の解明に力を入れています。
 また、ユニークな実験技術開発を通じて、疾患バイオマーカーの同定や診断ツール開発を目標にしています。さらに、より高機能な組み換えタンパク質を開発し、治療薬につながる種の開発を目指しています。

環境汚染物質による影響の研究

 環境汚染物質は生命活動におけるリスクファクターであり、その対処・予防法の確立は重要な課題です。そのためには、これらの環境汚染物質がどのようなメカニズムで有害性を及ぼすかを明らかにする必要があります。当研究室では神経様細胞や、水棲のモデル生物であるゼブラフィッシュを用いて、早期の環境汚染物質による有害性を明らかにし、将来的に様々な環境汚染物質に影響を受けるバイオマーカーを同定したいと考えています。
 また、企業様のご協力のもと、河川における環境汚染物質を除去するための吸着材開発や手法確立にも取り組んでいます。


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