AKG D7 Dynamic Mic
AKG D7 Dynamic Mic
2023.8.23
最近、愛用のマイク(Electro-Voice N/D767a:写真左)がよくハウリングするようになっていた。
音質的には問題ないのだけれどもライブでは結構困る。
内部のスポンジなどの経年劣化によって指向特性が変わってしまっているのかもしれない。
ハンドグリップ部分も劣化で割れてしまっており、補修跡がかなり貫禄でてきてしまっている。
思い切って新調した。
オーストリアのAKG社はコンデンサ・マイクで有名だが、ダイナミックも評判は悪くない。
kayo用には高域特性重視のフラッグシップ機、D7を、(写真:中)
自分用には低域までバランスよく拾うD5を選んだ。(写真:右)
Youtubeなどの比較動画を見る限り、いい意味で「普通の音」。
フラットで変なピークが少ない特性で、バランスがよく自然。
世界の大定番、Shureの58に比べると、布切れ1枚分脱ぎ捨てたような解放感のある音で、
ある意味、58だとバックに埋もれがちなボーカルが前に出てきやすい。
N/D767aも同様の傾向の特性だが、よりパンチがある仕立て。
AKGの方がナチュラルな気がする。
息遣いまで拾うような感度のよさは、色気とか空気感まで表現できそうだ。
ルナクレのサウンドも過去のアレンジを今聞くと「イケイケどんどん」で、
わりとボーカルにもある一定以上のボリュームとパンチを求める傾向があったけれども、
最近はだんだんナチュラル指向になってきているので、このマイクは合うかなと思います・・はい。
歌も人生も無理しない・・・
すこしは「大人」になってきております。