格詞の品詞転換に関して
mel 32, davfapel
mel 32, davfapel
品詞転換による意味変化によって分類しようとしています。Twitterに書いたやつを編集してGoogle sitesに移植したものです。進展があり次第追記するかもしれません。
ということで,暫定的分類です。
(1)品詞転換をしないもの
(2)自身の名詞用法が先行文の状況下でどれになっているのかを示すもの
(2a)eとleを使えば書き換えられるもの
(2b)leのみで書き換えられ,この書き換えの際に自身の格詞用法が現れるもの
(2c?)場所や時間や範囲を表すもの
(3)動詞用法でのa格が先行文のどこかしらに対応するもの
(4)格詞用法が動詞をする際の様式を示すもの
(1)は説明不要だと思うので例だけ挙げておきます:ento, kont, sietなど。
(2a)は以下のような書き換えが成立するやつです(この書き換えを定義にしたほうがよいかも?):
noa taut miik du ta. = noa taut miik. du e miik le noa taut (yul) et ta.
ほかにはdu, atiなどもこれでしょう。
(2b)だと書き換えは以下のようになります:
noa ar pam kon mois. = noa ar pam. kon le noa ar pam kon et mois.
これの例はkonやfolなどです。
(2c)はまだよくわからないんですが,「名詞用法の際の意味が自身の格詞用法がとるもの(のうち主要なもの?)」という性質があるように見えるので,(2b)と似ている感じがするんですよね。そういう事情からか初期の分類の際には見落とされていた(Twitterに進展を公開するときにも気づいてなかった)んですが,書き換えが成立しないっぽいのでとりあえず(2c)として分けています。
(3)はdazとかです。たぶんkaxやenkもこれ…だと思うしTwitter上でもそう言ったんですが,どうも怪しい感じは多少します。(-atiを補ってよいという性質はたぶんkaxやenkにはないでしょうし…)
vortmain xalat lif daz mana.ではlif(というか厳密にはlifati) et daz a manaですし,ikl ifi ont ext et liefil daz est.ではifi(-ati) ont ext(-ati) et daz a estです。❝先行文のどこかしら❞というのがどこなのかはよくわかりません。今後の研究対象にします…
(4)は(2)みたく書き換えで説明します。これも書き換えで定義したほうがお手軽みがあります。
an keks van haas ano.
→an keks van. im keks, an haas ano.
an miksat miks haas solet luut.
→an miksat miks. im miks, an haasat solet luut.
例としてはhaasやtelなど。あとgartもこれかな。
おそらくもっと種類があるのですが,現状(mel 32 dia rez時点)の私にはこれが限界でした。
最初のほうにも書きましたが,進展があれば追記するかもしれません。