研究紹介

・教育工学・eラーニング・マルチメディア・ヒューマンインタフェース ・教育評価・データマイニング・センサネットワーク・FD・IR・CSCL・CALL・IoT

360度VR体験学習の評価手法の開発

360度カメラ,スマートフォンの普及により,360度全方位映像を使ったVR体験学習が容易となった。しかし,体験者がヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着して,何を見ているかを周囲の人に見られないので,体験学習の評価が困難になる。本研究はヒートマップを使って,体験者の注目位置及び視線の移動軌跡の可視化手法を開発する(Unityで開発)。

非装着型スマートセンサを用いた多機能学習活動フィードバックシステムの開発と評価

研究紹介

2012年4月-2015年3月、科学研究費補助金(若手研究B)(日本学術振興会)、非装着型スマートセンサを用いた多機能学習活動フィードバックシステムの開発と評価、390万円、代表者(李凱)、研究課題番号:24700893

本研究は、ヒューマンセンシング情報を用いて学習者の学習状態を推測するため、振動、モーションなどの非装着型スマートセンサを用いて、多様な学習活動を計測するシステムの開発、及び学習活動の定量化・可視化手法の実現を目的とする。主に9軸モーションセンサを用いて、五つの学習活動の分類,推定手法を開発した.線形SVM機械学習分類を行い,平均98.2%の高い精度で学習活動状態を推定することが可能になった.

マルチメディアコンテンツ、ヒューマンインタフェースの開発

VR,AR,Motion Capture,全方位映像など様々新しいデジタルデバイスが増えている。学習質の向上、授業改善ため、教育場面でどのように活用するかを研究・開発する。

左上:バーチャルでイノシシを捕まえろう(2015年信金子供夏の学校)

中上:QRコードでモザイク絵をつくろう(2014年信金子供夏の学校)

左下:360度VR植物工場(1016年モノ作りフェアin豊橋)

右:Kinect Interactive Table(2013年信金子供夏の学校)

施設園芸における高機能・低コスト環境センサネットワークの開発

2014年4月-2015年3月、施設園芸における高機能・低コスト環境センサネットワークの開発、財団研究寄付金(東海産業技術振興財団)、60万円、代表者(李凱)

本研究は植物工場に欠かせない環境測定に着目し、オープンソースハードウェア、センシング及びネットワークの技術を活用し、低コスト・高機能な環境センシングネットワークの構築を目的とする。施設環境の測定、可視化、記録だけではなく、農業利用の普及・技術革新を目指した現場での実証を行った

eラーニング環境における多感覚統合フィードバック・インタフェースに関する研究

2009年4月-2011年3月、科学研究費補助金(若手研究B)(日本学術振興会)、e-ラーニング環境における多感覚統合フィードバック・インタフェースに関する研究、416万円、代表者(李凱)、研究課題番号:21700813

本研究は、eラーニング環境における記憶の強化、意味理解、学習効果の改善を目指し、ヒューマンフィードバック・インタフェースの有力な一形態として手書き、表情、視線など個人特徴を有するリアルなマルチモーダル・インタフェースの開発と評価を行った。結果として、手書き、視線など多感覚を統合させたWeb教材を通して、eラーニング環境における非言語情報の提示、感情の統合が可能になり、学習意欲の促進、教師の存在感の向上、学習効果の改善に有効であることが示された。

オンライン手書き添削支援システムの開発と評価

本研究は東京工業大学博士課程における研究である。本研究は、eラーニング日本語作文学習環境における手書き添削を支援し、オンライン手書き添削支援システムDInCo(Digital Ink Correction)を開発(C#.net)し、その実用上の有用性を検証した。結果として、教員は直接にオンラインで提出されたレポートに手書きコメント・添削が可能になり、学生の学習意欲、長期記憶の向上などに有効であることが確認された。