タロットカード占いの起源
22枚の大アルカナ、16枚のコートカードと40枚のヌーメラルカードの78枚で構成されているタロットカードですが、これは、古くはゲーム用だったカードを、アーサー・エドワード・ウエイト(1857年〜1942年)が所属していたイギリス(ロンドン)の秘密結社『黄金の夜明け団』が、カバラ生命の樹や占星術に関連させて、「占い(秘術)」用として使用したのをきっかけに、広く西洋に伝わり、インドや中国などにも伝わり、現在日本でも、多くのタロッティストや占星術師にも、占いのツールとして親しまれ、使用されています。
何がわかるの?
これを使って何が分かるのかというと、それまで気にもしていなかった自分の本音本心に気づくことが出来ます。
凝り固まった自分の「当たり前の価値観」に崩壊が起きたりします。
自分の身の回りで起きた事件や事故(問題)を、一方方向でしか見ることが出来ずになんだか八方塞がりだった事柄に、タロットカードは78通りの見方を提供してくれます。
例えば、夫婦間の険悪で諦めの関係性に、『魔術師』のカードが「ゴリゴリのスタートだよ」というメッセージを送ってきたりします。
又は、『ソードの7』が「ずるをしているね〜」と言ってきたりします。
相談者様も占う私も、「何が?」という思いで一生懸命「諦めの夫婦関係」についてもう一度考えるのです。
占い師である私は、ただただカードの意味を相談者様に説明します。
カードの絵柄の説明や歴史、キーワードや関連する星座や惑星からの意味など、生命の樹のどこを管轄するのかということも踏まえてカードを読みます。
読みながら、諦めの夫婦関係に対して新たな目線が相談者様に生まれてくるのです。
すると、それまで見えていなかった自分の愚かしさに気づけるのかもしれません。
「すれば良いこと」が見えていたのに、独りよがりになり過ぎて、お相手ばかりを責めていたことに気づけるのかもしれません。
又は、我慢を我慢だとは思わないまま、自己犠牲に酔っていたと気づくのかもしれません。
そもそも夫婦関係は、険悪でも諦められてもいなかったなんてことだってあり得るのです。
出たカードのメッセージ(意味や世界観)を読んで、相談者様が悩んできた内容を別方向から眺めることを私は提案しています。
その上で、アドバイスが出来るならアドバイスもしています。それが出来るツールがタロットカードなのです。
その日、その瞬間出たカードというのは、ただの偶然なのだとは思います。
でも、「タロットカードを引いてみる」という行為には、不思議なシンクロニシティが有ると私は感じています。
ハッとさせられて、ストンと重たいものを外してくれる何かきっかけを、出たカードは、絶妙のタイミングで、その世界観から私たち悩める人間たちに教えてくれたりするのです。
貴方のその、八方塞がりになっている気がするその状況は本当にそうなのかどうか?
ぜひタロットカードを引いて違う視点から眺めてみませんか?