Glympseで遊ぶ
Androidの場合
■ Glympseとは?
スマートフォンのアプリです。
GPSで取得した自分の居場所をGlympseのサーバへアップロードし、他の人と位置情報を共有できる!地図上に共有設定してる人の居場所が表示される!ってことができます。
友人との待ち合わせや迷子さんの捕獲、「俺は今、此処に生きている!」といった自己主張などに便利なのです。
詳しくは、ググると良いと思います。
なお、このページに記載の内容は、下記環境にて確認したものになります。
Xperia Z5 Compact/Android 7.1.1
AQUOS sense basic (702sh)/Android 8.0.0
+ Glympse 3.33.0
2019/9/22
みんなの居場所を見よう(アプリ編)を追加しました。
2020/10/21
■ 最初に、最も注意すること
Glympseは位置情報の共有アプリです。
つまり、自分が今どこに居るのかが全世界に公開されます。
いちおう、Web上の位置情報共有画面のURLは「知ってる人しか知らない」ようにはなっていますし、推測困難なランダムな文字列で作成してくれる機能もありますが、URLを知ってしまえば誰でもアクセスできることに変わりありません。
昔の人は言いました。二人以上が共有した時、秘密は秘密ではなくなる。と。
自宅や職場、よく行くお店など、知られたくない、知られてはマズい場所でのアプリの利用には、十分に、十二分に注意しましょう。
以上を踏まえて、さぁ、みんなで位置情報共有ライフ(?)を楽しみましょう!
■ みんなの居場所を見よう
Glympseで位置情報を公開している人の居場所を見るために、アプリのインストールは不要です。
Webブラウザで、Glympseのページにアクセスします。アクセスするURLは、公開している人から教えてもらいましょう。こんなURL↓が、発行されます。
https://glympse.com/!○○(共有設定したグループ名や、一時的に発行された文字列)
…httpでもhttpsでもつながるのな。
※ ブラウザでのGlympseの閲覧は、採用されている地図情報サービスがアレなためたいへん見にくいです。アプリでは見慣れたGoogleMapが使用されているので、「みんなの居場所を見よう(アプリ編)」などもご参照ください。
■ インストールしよう
なにはともあれ、アプリを手に入れなければ始まりません。
アプリはGoogle Playにて入手可能です。
「Glympse」で検索し、サクッとインストールしましょう。
それでは順を追って、インストールしてみましょう。
1. 利用規約
最初に求められるのは、いわゆる利用規約への同意ですね。
同意しなければなにも始まらないので、語学力と時間に余裕がある方はちゃんと読んだ上で、自己責任という名の配信者免罪符のもとに「I Agree」をタップします。
2. アクセス許可
電話発信などの許可を求められますが、特に不要と思われるので「許可しない」をタップします。
許可することによって何が起こるかは、知りません…。
なにやら電話番号を入力しないと使えないような雰囲気を醸し出していますが、「あなたの電話番号を入力には許可が必要です」の「OK」をタップすると、隠されていた「Continue as Guest」のメニューが薄っすら表示されるので、こちらをタップします。
もちろん、電話番号を登録したい方は登録してOKです(電話番号を登録すると複数端末で情報が同期できるみたいですが、未確認です)。
次に、位置情報へのアクセス許可を求められます。
位置情報共有アプリですので、これは許可しなければ意味がありません。許可します。
もちろん、ストレージの肥やしにするためだけにインストールする方は、許可しなくてもOKです(14MB程度のコンパクトなアプリなので、肥やしの効果は薄いです)。
はい、インストール完了です。
続いて、右下の歯車アイコン「Settings」をタップして、各種設定を行いましょう。
■ 利用のための設定をしよう
インストールしただけではなにもできませんので、とりあえず最低限遊べるように設定しましょう。
1. 言語設定
私のように英語を読んでいると寝てしまう呪いに侵されている方は、何はともあれローカライズ、日本語化しましょう。
表示されたSettings画面を下のほうにスクロールしていくと、
「Language」という項目がありますので、「Automatic」をタップ、表示された言語一覧の中から下のほう、具体的には一番下にある「日本語」をタップします。
Preview版らしいですが、怪しい翻訳文満載の中華アプリなどに鍛えられた現代日本人でなくても、なんの苦も無く理解できるレベルの日本語表示になってくれますので、ご安心ください。
もちろん、日本語ではなく大好きなPусский などに設定していただいてもOKです。
アプリの再起動を求められるので、素直に従いましょう。
再起動が完了すると、設定した言語での表示になっているはずです。
続いて、ユーザ情報の設定を行います。
2. ユーザ情報の設定
再起動が完了すると、地図上に自分の位置が表示された初期画面になると思います。
左上のアイコン「三」をタップして、メニューっぽい画面を表示します。
メニューっぽい画面が表示されたら、最上部の「タップしてお名前を設定」をタップします。
すると、先ほどの設定画面に遷移します。
「お名前を入力してくださ」(画面サイズの関係で見切れております)欄に、共有時に表示する名前を入力します。
また、グレーアウトされた人型アイコンをタップすると、アイコン画像を設定できます。
3. その他の設定
ユーザ情報の他にも、様々な設定項目があります。
気にしたほうが良い設定項目は、下記あたりでしょうか。
・速度を告知 … 移動時の速度を、共有画面に表示するか否かです。高速道路走行時に140km/hとか表示されても気にしない方は(ry
・km表示 … 速度表示をkphと mph(マイル表示)で切り替えられます。ヤード・ポンド法は滅びればいいと思います。
・到着時に共有を停止 … 共有時に「目的地」を設定できます。目的地につくと、自動で位置情報のアップロードが停止されます。
・共有後に消去 … 共有を終了させたときに、共有画面から自分の位置の表示を消去します。この機能をOFFにしていると、共有停止後もしばらくの間(数日間?)は「期限切れ」の表示で自分の共有停止時の位置が、共有画面に表示され続けます。
あと、どのタイミングだったか忘れましたが、バックグラウンド実行の許可を求められると思います。
許可しないと、画面ロック時などに位置情報の送信が止まると思われますので、許可しましょう。
ようやく初期設定的なものが終わりました。
それでは、自分の位置情報を共有してみましょう。
■ 自分の位置情報を共有しよう
自分の位置情報の共有方法は、いくつかあります。
ここでは、めんどくさいので心優しい誰かが既に作成してくれた共有のグループに参加する方法を、記載します。
1. 「タグ」のお気に入り登録
グループに参加するには「タグ」を使用するのですが、どうせ何度も同じグループに参加するので、「お気に入り」に登録することとします。
初期画面の右下にある「G」のGlympseアイコンをタップ、表示されたメニューから「お気に入りを追加」をタップします。
連絡先の参照許可を求められます。
アドレス帳なんかを使って共有相手等の設定ができるものと推測されますが、どうせアドレス帳には誰も登録されてない(利用者により異なります)ので「許可しない」こととします。
受信者一覧から「Glympseタグ」を選択します。
「クリップボードにコピーする」などを使用すると、一時的な共有URLが作成されてクリップボードにコピーされるので、それを待ち合わせ相手に送る、などといった使い方も想定されますが、今回はタグで共有するところとします。
「タグと共有」ダイアログが表示されるので、ここにタグ作成者に教えてもらったタグ名を入力し、「参加」をタップします。
なお、入力欄には "!"(ビックリマーク) があらかじめ入力されている状態になっているので、!の後ろにタグ名を入力します。
例:!うさぎさんチーム
お気に入りの設定画面に遷移します。
ここで、よく使う設定を入力し「お気に入りとして保存」できます。
設定内容は、下記のとおり。
・メッセージを追加 … 共有画面に表示するメッセージを登録できます。
・目的地を追加 … 共有時の目的地を設定できます。自分の行き先を知らせたい場合や、設定で「目的地到着時に共有を停止」としたときに効いてくると思われます。
・共有時間 … 位置情報をアップロードし続ける時間を設定できます。4時間以上の共有を設定すると「バッテリーにつないでおいた方が良いよ?」と警告してくれます。車、自転車、徒歩のアイコンの違いは、未確認です。位置情報アップロードの時間間隔を変更できる?と推測。
ちなみに、共有時間とバッテリーの持ちについてですが、当然端末依存ではありますが、私の場合(Xperia Z5 Compact)では、Glympseの共有のみの場合1時間に10%ずつ減っていく感じです。
「お気に入りとして保存」をタップし、名前を設定し保存すれば、次回からは登録した設定を「G」アイコンからいっぱつで呼び出すことができます。
2. 共有開始!
やっとここまできました…。自分の居場所を全世界に叫びましょう。
先ほど登録したお気に入りを「G」アイコンから呼び出し、共有の設定画面を開きます。
メッセージや共有時間を変更し、右上の紙ヒコーキアイコンをタップします。
「送信完了」と表示されれば、おめでとうございます!!
あなたもGlympseユーザの仲間入りです!
3. 共有の停止
共有を停止したい場合は、共有開始時に設定した時間が過ぎるのを、ただひたすらに待つ必要が
あるわけではなく、右上の楔形アイコンをタップして「共有を停止する」を選択すれば、OKです。
設定で「共有後に消去」をONにしていた場合は、共有終了とともに共有画面から自分の居場所は削除されます。
■ みんなの居場所を見よう(アプリ編)
Webブラウザでみんなの居場所を見ることができるのですが、ある日、Glympseサイトさんは使用するマップサービスをGoogle MapからHereに変更してしまいました。たぶん、お金の関係、世知辛い(個人の想像です
Hereさんは亜米利加製のマップサービスであるためか、ブラウザで見るGlympseの日本の地図は非常にアバウトです。高速道路国道ですら"なんとなく"の線でしかなく実際の道にまったく沿っていないし、地名も"なんでこんなところにこんな市が"みたいなことが少なくありません。ぶっちゃけ、衛星写真モードで見たほうがわかりやすいレベル。
これは困った。
なので、アプリでみんなの居場所を見る方法です(アプリ内のマップは、GoogleMapなのです)
- タグの追加
左上のアイコン「三」をタップしてメニューっぽい画面を表示すると、一番下に「+タグを追加」という項目があるので、タップします。
タグの入力画面が表示されますので、タグ作成者に教えてもらったタグ名を入力、「タグを追加」をタップします。
先ほどの「タグを追加」の下に登録したタグが表示されるので、タグをタップします。
すると、アプリのGoogleMap上でタグに位置情報を共有しているメンバーを確認することができます。
なお、このメニューからタグを表示すると自分の位置がマップ上に表示されますが、「共有の開始」をしない限り自分の位置情報が公開されることはありません(不安な方は、ブラウザで確認すると良いです。私、不安で仕方なかったので確認しました。)
よかった、これで高精度のサイレント襲撃・サイレント迎撃ができるぞ…!
※サイレント襲撃・サイレント迎撃 … 位置情報公開者に気づかれることなく忍び寄り、接敵すること。サプライズ差し入れをしたり対象をこっそり写真に捉え本人に送り付けたりするなど、いろいろできます。
以上、Glympseの簡単な使い方でした。
■ その他
(未知の便利機能なんかがあったら、ここに追記していく所存です。)