コース9 左京区の朱玉小寺を巡る
近隣に電車駅がないので、ちょっと不便ではあるが、隠れた、各々個性を持つ小さな寺院が並び、距離感も適当なので散策にはもってこいのコース。曼殊院門跡までは歩くと登りになるが、そこから金福寺までは下り中心の楽な道。
曼殊院門跡~圓光寺~詩仙堂~金福寺~一乗寺駅 歩行距離:約2.5km(各施設内を除く) 全散策時間:約3時間
(1)曼殊院門跡
近隣の駅は叡山電鉄の修学院駅。そこから徒歩20分となっているが、道が分かりにくそう。いっそうの事、地下鉄国際会館からタクシー利用がてっとり早いだろう。バス便も不便。
ここは寺院ではなく、見所は建物入口の手前にある参道?と門の跡。特に紅葉の季節が美しい。建物内も拝観でき、落ちついた日本庭園が望める。幾つかの特徴的な窓もあるが館内は撮影禁止となっているのは残念。
(2)圓光寺
曼殊院門跡から山に沿った小道を約800mで到着する。入場すると直ぐに渦巻の石庭があり、その先に屋外の散策路と建屋がある。紅葉の季節は建屋の座敷からの眺めが大人気となっている。散策路も写真スポット多数。全体的には高い樹木が少ないので明るい風景が好ましい。シーズンは訪問客多いがこのコースの中では一番楽しめる場所だろう。
(3)詩仙堂
圓光寺前の道を南に100m程度で到着。素敵な名前の寺でもあり、ここもいつも人出が多い。ここは堂内の座敷から眺める庭園が人気。その後、庭に出て歩いて散策ができる。南側に高い樹木が多いのでちょっと暗いイメージがあるが、逆に落ちついていると言えばそうも言える。
(4)金福寺
詩仙堂から500m程度で到着する。とても小さなお寺。堂の前にに庭園があり、奥の方に少し登れ、そこには与謝蕪村の墓がある。 撮影には向いていないが、堂の縁側に座って時を過ごすのが良い。
帰路は西に約1km歩き、叡山電鉄の一乗寺駅にでるか、詩仙堂にはタクシーがよく来るので、それを利用することも出来る。