コース6 賀茂川の楽しさを巡る
京都を代表する賀茂川(鴨川)は遊歩道がある河川敷が両側に連なり、市民にとって親しみがある川となっている。このコースはそのやや上流側の賀茂川を散策する。
上賀茂神社~半木の道・加茂川遊歩道~下鴨神社~鴨川デルタ 歩行距離:約5㎞(所内を除く) 全散策時間:約4時間
(1)上賀茂神社(かみがも)
上賀茂神社までは京都駅からのバスか出町柳駅からタクシーなどで行く。大きな神社は少し雑然としていたりが目立つところが多い気がするが、ここは整然と整えられて神聖な雰囲気が感じられる。それほど広くはないが、建物や小川、池、桜木など写真スポットも多い。
(2)御薗橋~半木の道~北山飛び石
参拝を終えて、すぐ南西にある賀茂川の御薗橋に向う。ここから賀茂川には両側に遊歩道が続いており、どちらを歩いてもよい。両岸は橋で行き来できる。北山大橋から先の左岸の遊歩道は「半木の道」と名付けれていて、桜の季節は桜のトンネルになる。桜の季節以外はそれほど写真スポットがあるわけではないが、ゆっくり散歩し、京都の落ちついた一面を感じることができる。
また、北山大橋の先には「北山飛び石」と名付けられた石が川の中に並べられて対岸に横断できるようになっている。見るのも渡るのも楽しい。
(注)飛び石付近の左岸奥は京都植物園になっている
(3)下鴨神社(しもがも)
北大路橋を過ぎ、次の出雲路橋で鞍馬口通を左方向に進むと、ほどなく下鴨神社に到達する。このルートでは最初に本殿・拝殿に出て、その後南下すると流鏑馬が行われる長い参道や厳かな「糺の森」 に囲まれる。
(4)鴨川デルタ
参道を南下すると右手に河合神社があり、更に南下すると鴨川デルタという開けた場所に出る。ここは賀茂川と高野川が出会い、鴨川という一本の川になる三角州のような場所である。日当たりも良く、また二つの川を横断する渡り石などもあり、楽しむ人が多い。写真を撮るというよりは渡り石を渡って楽しむという感じの場所だ。
このコース紹介はここで終わり、帰途は近くの出町柳から鉄道やバスを利用。余裕があれば更に鴨川を三条~四条へと下っていってもよいだろう。