京都駅から気軽に歩いていけるコース。空き時間を埋めるのにも最適。しかし、内容は濃い。
京都タワー~東本願寺~渉成園~羅城門復元模型~京都駅ビル 歩行距離 約2㎞ (室内除く) 全体散策時間 約3時間
(1)京都タワー
今は正式名称をニデック京都タワーという。京都駅から徒歩すぐに行き着くが、近くに行くとどこにタワーがあるのか分からないので迷っている人みかける。タワーと言っているが、これは東京タワーや東京スカイツリー、通天閣などの独立した塔建築ではなく、屋上につくられた屋上建築物であり、屋上の遊園地みたいな扱いの物である。1964年末に完成した。形はロウソク(灯明)ということだ。東京タワーの第一展望台は150mに対して、ここは100mなので高くはないが、高層ビルがない京都では高さを感じる場所だ。滞在時間はせいぜい20分程度だろうが、「あそこに見えるのだ○○だ」、「□□はどこだろう」と楽しむのが良い。
(2)東本願寺
京都タワーの前の道を駅とは逆の北側の方に暫く歩くと東本願寺の山門にであう。入門すると大きな伽藍に目を奪われる。伽藍は古いものではないが、様式は古来の様式に則っている。伽藍と京都タワーの共演といった写真が撮れる。伽藍内は無料で拝観ができ、しばし静かな寺院の雰囲気を味わうことができる。日に数回、法話(日本語)が行われるので、時間があれば拝聴するのも良い思い出になる。
(3)渉成園(しょうせいえん)
東本願寺の山門を出て、そのまま東方向に進むと東本願寺の飛び地境内である渉成園がある。これは池を中心に配した回遊式の日本庭園。桜、紅葉の季節がみどころだ。撮影スポットというべきところはあまりはないが、池と京都タワーの共演をよく目にする。
(4)羅城門復元模型(らじょうもん)
最初に京都に都ができた時の街の中心線は今の東寺の少し西側にあり、そこには街の正門である羅城門があった。今は現場には石碑しかないが、その門の模型が京都駅烏丸口(北口)のタクシー乗り場の付近にある。小さいので人が門を通れるというようなものではないが、古い京都に思いを馳せることができる。
(5)京都駅ビル
このコースでの最大の見所で、撮影スポットの多い場所は京都駅ビルとなる。烏丸口側に造られた近代的な複合体ビル。西側は伊勢丹に供されているが、そこには屋外に大階段があり、夜はイルミネーションも楽しめる。東側は全体を半透明の大屋根が被い、下から登っていくエスカレーター、東西をつなぐ空中回廊等あり。そこを歩いているときはビルの屋上を歩いている感じだが、実際にはガラス張りの屋根に取り付けられた空中廊下を歩いている。回廊からは京都タワーがばっちり見える。全体には1時間以上は散策できる内容をもった場所。特に夜間が綺麗だ。1階のJR烏丸口改札を出て、バス乗り場に向かう途中でこの空間に出会うが、そこからは全体像を推測することか出来ず、是非時間を取って回遊することをお勧めする。