コース2
嵐山の隠れた美を巡る
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嵐山の隠れた美を巡る
コース2 嵐山の隠れた美を巡る
嵐山は竹の道、モンキーランド、世界遺産の天龍寺、石像が並ぶ愛宕念仏寺など見所が多く、またそれらを巡る散策路にもいつも人が多い。ここでは渡月橋付近のあまり人が訪れない写真スポットを巡る。
渡月橋~保津川右岸~千光寺~保津川左岸~裕斎邸~嵐電嵐山駅施設(キモノフォレスト、屋上、足湯) 歩行距離:約6㎞(施設内除く) 全体散策時間: 4時間程度
(1)渡月橋~保津川右岸
駅(嵐山電鉄嵐山駅)から渡月橋を渡る。渡月橋から上流側が保津川、下流側が桂川となる。渡った当たりは実は中州で、嵐山公園となっている。その辺は何時も人が多い。
そのまま中州を抜け、渡り切ったら保津川にそって細い道を進んでいく。モンキーランドの入口を過ぎると人が減り、観光ボートがいなくなる付近を過ぎると景色も綺麗になる。多少のアップダウンある舗装路を進むと千光寺への登り口がある。ここまで渡月橋西袂から約1㎞強、お好みの写真スポットもたくさんあるだろうが、午後になると山陰になってしまうのが残念。
(注)千光寺登り口に隣接し平屋の宿泊施設があるが、それは「星のや」である。宿泊客は渡月橋西詰から専用船でここまで来る。
(2)千光寺
登り口から千光寺までの距離はさほど長くはないが、急な坂道となっている。辿り着くと拝観料を收めて本堂へ。
本堂の周囲のテラスからは保津川や大河内山荘方面、遠くに比叡山などが良く見える。眼下の保津川岸辺にはトロッコ列車の往来も見ることができる。紅葉の時期は周囲はとても綺麗な色に包まれ、素晴らしい風景写真が撮れるだろう。
本堂では住職のお話のプリントがあり、無料で頂戴できる。また、庭では抹茶も注文できる。本堂の下にある鐘楼の鐘は自由につくことができるので、旅の記念に鳴らしてみることを勧める。この鐘の音は対岸の大河内山荘の展望台にも届いている。
(3)保津川左岸
千光寺を後にし、来た道を帰り、渡月橋を渡り、対岸の遊歩道(左岸)を上流に向って進む。橋の袂付近には飲食店多く、川岸には保津川下りの船着場もある。その先は人通りも少なくなるが、逆光の中でアングルを探ると綺麗な写真もたくさん撮れる。
渡月橋から700m位で祐斎邸の入口が右手にある。
(4)祐斎邸
ここは以前料亭だったようなところで屋内には独特の窓をもった部屋やテラスがあり、写真スポットが豊富になる。入場料はやや高価なので、通常は予約不要で即入場できるが、紅葉時期は予約をしておいた方がいいだろう。季節によってはオープンテラスで抹茶を楽しむことができる。また、独特の染色布の工房もあり見たり、購入したりもできる。
(注:紅葉時期など混雑時期は拝観が1時間程度とされることあり)
(5)嵐電嵐山駅施設
来た道を渡月橋まで戻る。渡月橋の袂を左に折れ進むと嵐電嵐山駅に出る。
「キモノフォレスト」
駅の右側の細い道に進むとキモノ柄の柱がたくさん立っている。前の大通りからは見えない位置にあるので、知った人でないとわからないが、いつも着物を着た女性たちの写真スポットとして賑わっている。
「屋上」
駅ビルに向って右側手前にエレベーターがあり3階に登る。ショップは時折変わっているようだがお店で食事・飲み物を注文し、奥にある外階段を登っていくと屋上テラスがある。テーブルも用意されている。低いが360度見晴らしよく、嵐山も綺麗だし、駅前通りの往来の眺めも面白い。わかりにくい場所にあり積極的に宣伝もしていないようなので人は少なくゆっくりできる。
「足湯」
嵐電のホームの先に大きくはないが足湯がある。入場券はホーム手前の案内所で販売。特に眺めがいいわけではないし、面白い写真が撮れるわけではないが、散策の最後に疲れを癒すのには最適。
(注)ここにはレンタルサイクル店あり、そこで借りると無料の足湯券がサービス提供される。レンタサイクルは千光寺など離れた場所に行くのに楽。