皆様は古より伝わりし個人サイト文化遺産の一つ「100の質問」をご存知でしょうか。
私はこの文化を読むのも書くのも大好きで、「砦」にも置きたいとずっと目論んでおりました。
そして、記念すべき1問目は、ななトワの主人公である城崎太陽と徳堂湊による回答集にしようと決めました!
多分、二人の関係性の雰囲気が分かると思います。多分ね。
しかし、完全に自己満足&ネタバレに近い気もするので、問題ない方のみお進みくださいませ!
参考文献:切っても切れない縁の二人に聞く15の質問
回答者:徳堂湊と城崎太陽
「海内無双のイケメン天才、それがこのオレ様、徳堂湊す」
「それ言ってて恥ずかしくならないの?」
「恥ずかしいも何も、ただの事実」
「否めないから困る。自分はそんな男の級友、城崎太陽です。よろしくです」
「同級生です」
「親友ですね、気の置けない仲ってやつです」
「同級生です」
「若干悪友感もありますが、やっぱ何だかんだ相棒って感じ?」
「同級生です」
「出会って11年、そりゃもう互いのことは全部分かりますよ」
「同級生です」
「ねぇちょっと君」
「何?」
「何なん?」
「何が?」
「何で?」
「何だよ」
「「…………」」
「……事実だろ?」
「こンの天邪鬼!! こっちは正直に答えてるってーのに!!」
「ひっひっひwww ごめんてwww ギブギブwww」
「なんか~、小学生時代、オレに惚れてたらしい太陽君が話しかけてきてですねぇ~」
「??」
「元より幼稚園から一緒だったんすけど~、仲良くなったキッカケは~、太陽君がぁ~」
「??? ちょっと、何のことかさっぱりですけど?」
「ほら、1年2組でさ。第一印象が云々ってさ。えっ、もしかして忘れちゃった?」
「忘れたも何も、そんな事実は無いですねぇ」
「スポーツばんのうでちょークール! ずっと憧れてたんだ、とくどーk」
「あ゛~~~~~~~!! 放送事故です放送事故です!!」
「照れるな照れるな!!www 仕方ないよねぇ、オレってカッコいいもんねぇ!! いっひっひっひっwww」
「あーもうどっかいけ湊!! そんな黒歴史なんか知らん!!」
「君は昔っからオレのことが大好きだったよな~~~www」
「チェンジ! 相棒チェンジ!!」
「『変な奴。頭悪そう』って思った」
「当たってんだよなぁ……」
「何言ってんの大ハズレだったよ」
「……そりゃ、どーも」
「そんでさ、太陽からの第一印象は?」
「は?」
「オレの第一印象よ」
「え、今。えっと、は?」
「アレッ何だったっけ! ド忘れしたわ! 聞きたいな~もっかい聞きたいな~!」
「相棒チェンジ!!!」
「何なんでしょうねこの男は。正直よく分かりません」
「海内無双のイケメン天才だろ?」
「寝言は寝て言え」
「酷い。あーあ、昔の太陽はあんなに素直だったのになー」
「湊も間違いなく昔の方が格好良かったからね」
「ははは。でもまぁ、オレは今の太陽の方が好きだよ」
「えっ趣味悪」
「は? 人のこと言えんの?」
「……言えない」
「よく分からないですね、湊のことは」
「まぁ天才とは如何なる時も理解されないものだし」
「ほら、何言ってるか分からない」
「そんなこと言ったらさぁ、オレだって太陽のことがさっぱり分かんねーよ」
「オレ的には理解されない方が都合良いが?」
「ほら、こういうこと言うんすよ、この天邪鬼」
「本心だよ」
「ふーん。でも君って天邪鬼だからな。言ってることと考えてることが逆だろ?」
「……何言ってるか分かんないな」
「あけっち君です!! 相棒は彼とチェンジがいいですね!!」
「何言ってんの? この質問のタイトル見てみ??」
「……。……さいあくだー」
「笑ってんじゃねーかこの天邪鬼」
「昔はなとーってあだ名を考えたんですけどねぇ」
「納豆みたいなので全力で拒否しました。太陽はあだ名を考える才能が絶望的に無いんです……」
「あけっち君は押し切れたんだがなぁ」(※明智秀人)
「あまりにもお人好し過ぎる。泣きそうだよオレは」
「おい。そう言う湊はあけっち君のこと何て呼んでるんだよ」
「あけっち」
「本当にお人好しだよ彼は……」
「あります。日常生活全部です」
「やめろや、誤解されそうな言い回しを」
「じゃー君、何回オレ様に遅刻から救われてんのか数えてみ?」
「それは本当にごめんなさい……もう一方的に救われてるばかりです……」
「オレの言葉遣いに文句垂らした回数は?」
「3000回を越えますね。先輩に申し訳無さ過ぎるんだよ」
「ほらぁ(嬉)」
「決して喜べる助け合い内容じゃ無かっただろwwww」
「しょっちゅうだね」
「この質問内だけでも何回小競り合いしてるか分かんないしな」
「なー。でもこんなの序ノ口よ。一日で何十回太陽の天邪鬼加減に腹立てていることか」
「湊の自己中にも何十回振り回されてるか分からん」
「で、どうやって仲直りしてたっけ?」
「その内どーでも良くなって時効を迎える」
「あー。そういや大体30秒で時効切れるね」
「喧嘩慣れしちゃってんだよなぁ」
「何だって!!? 太陽!! 空から女の子が!!」
「テレーン、テンテン……テレーン、テンテン……(←♪BGM:空から降ってきた少女) …………(゜o゜)ノノ(←女の子を待つ)」
「ヒッヒッヒッヒッwwwww 見てくださいうちの太陽君の圧倒的演技力を!!!www ヒッヒッヒッヒwwww」
「字で演技力なんざ伝わるかァ!! クソォ!!」
「だから一目惚れ詐欺も大概にしとけって言ったのに!!」
「クソみたいな理由で攫われてんじゃん!! 相手が女なら力尽くで逃げるわ!!」
「女じゃなかったらどうすんの?」
「えっ?」
「えっ」
「「…………」」
「……考えるのやめていい? 代わりに太陽が攫われてよ。身代金的なアレで」
「いくら?」
「え。額。じゃあ……無難に2000万くらいで……」
「カード使えます?」
「使えたらどうすんだよ」
「自腹できるかもしんないじゃん」
「オレが助けるからそれまで待っとけあほ!!!!」
「どうする?」
「どうしよっか」
「じゃ、同時に演技な」
「おk、せーのっ」
「仕方ない、お前もこっちの軍に入れ! もしくは一緒に逃げよう!」
「お前だけは峰打ちにしといたる、許せよ! ザシュッ」
「「はぁ?」」
「めんどくせぇ切り方してくれんなよ!!! 後で偉いヤツに尋問されたらどうすんの!!!」
「そっちこそこじれる選択肢しかねーじゃん!! どっち選んでも四面楚歌エンドだよ!!!」
「「ぐぬぬぬぬぬ!!」」
「どうする?」
「どうしよっか」
「じゃ、これも同時に演技で」
「おk、せーのっ」
「「逃げるぞおおおおおおお!!!!」」
「「おいおい気が合うじゃねーかww」」
「こちらこそありがとうございました」
「面白かったね」
「ね。また一緒にやろ。持ち込み企画しよ」
「いいね~。何が良いかな~――……」
二人、勝手に退場。完。
どこまでも問題児な二人組。
喧嘩するほどなんとやら、ってやつかも知れません。
まあ、楽しそうで何よりだよ。
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