はーい、山を愛するみんなたち様、ご機嫌麗しゅう〜。京大ワンゲル3回、今期もCLを務めているO﨑です!パート3ではアルプス入門編(?)ということで、1泊2日甲斐駒仙丈に行ってきました。天気予報はかなり微妙でしたが、運のイイことに雨には降られず流石アルプスの絶景を堪能でき、とてもよい山行になりました!
日程:7/4(土)-7/5(日)
メンバー:O﨑(CL/医療/記録/気象)、K村(SL)、I上(装備)、M沢(食当)
概念図は左図の通り
CTはDay1が7:06、Day2が7:12
梅雨前線の動向によって、天気予報がコロコロ変わるため、山行の実施判断は難航した。が、日本のはるか南海上で発生した台風が来週末接近すると予測するモデルがあることや、Day1は早めに行動を終わらせれば雨に降られなさそうなことから、木曜日昼過ぎに決行を決めた。この時点では、もうDay2は雨天山行を大いに覚悟していた…。
前日21時にbox集合。が、20時半頃にK村から衝撃的な連絡が入る。「メガネをなくしたので運転できないかもしれない」と。もはや毎回入山前からこんなことが起こりすぎて驚きもしなかった、むしろ入山前トラブルがなかった前回は山行中にトンデモナイことになったのでノルマのトラブルは入山前にが起こった方がよいとか思ってた。CLは金曜日のゼミ発表準備のためにほぼ2徹してその後2.3時間寝ただけなので、戸台パークまで1人で運転するのは無理すぎる。入山が危ぶまれる事態となったが、K村がS田の妹からメガネを借りることができ(←!?)、事なきを得た。装備点検も含めてバタバタしたが、22時に出発した。
ひとまずK村が運転。やはり上手くて安心感がある。今回はカローラフィールダーを借りたのだが、トランクが広く、適当に荷物を詰めても余裕で入ったので車内は非常に快適だった。CLとK村はずっと適当に喋っていたが、1回生2人は高速に乗る前に寝た(ように見えた)(←!!)。CLはもちろん途中で運転を代わるつもりだったが、K村が運転したがったことや、彼がムキムキすぎて体力的な心配がほぼないことから、結局戸台パークまで全て運転してもらった。3時に戸台パークに到着。かなりの数の車があり、始バスに乗れるか心配になった。始バスは6時半で乗車券販売は6時からだったので、5:15起床にして仮眠を取った。が、CLはK村の運転中に1時間寝ただけだったのに、全く寝れず、ブラブラしていた。
SAでストレッチするK村
5:15 起床
7:15 北沢峠
7:24 入山
8:44 双児山
9:28 駒津峰
11:03 甲斐駒ヶ岳
12:28 駒津峰
13:34 仙水峠
14:14 仙水小屋
14:36 長衛小屋 CS1
5:15 起床
起きてそそくさと準備。朝ご飯はバスに並びながら食べるように言うと、なんと10分強で全員が準備を終わらした。早ッッ。この時、CLがコンタクトに付け替えていると、なんとメガネのツルの部分が取れてしまった。これでちゃんと見えるメガネがなくなり、コンタクトが生命線になってしまった、、、。CLが乗車券を買う列に並び、それ以外にはバスに乗る列に並んでもらった。登山届はここに出すところがあった。既にかなりの人が並んでいたが、始バスから数台バスが出るので余裕で乗れそうだった。CLが乗車券を買って戻ると、M沢はマットを敷いて寝ており、K村とI上は勉強していた。解析力学とマクロ経済学が似ているという知見を得た。6:10頃からバスが動き始め、6:25に4台目のバスに乗ることができた。当然満員な上、ザックを膝の上に載せなければならなかったので苦しかった。
朝焼け
仙流荘のツバメ
バスの列
7:15 北沢峠
バス内では皆良質な睡眠を取れたようだった。バス停付近が人でごったがえしていたので、脇に避けて入山準備。全員5分ほどで入山準備が整った。パート1・パート2から感じていたが、このpartyは飯さえ食わなければ準備はマジ早いらしい。事前情報通り電波はなかったので、K村がスターリンクを試していたが、なんとか使えるっぽkatta
7:24 入山
オーダーはK村→M沢→I上→CL。はじめは歩きやすい樹林帯から。軽装の登山者をごぼう抜きにするペースで歩いていく。CLが人多すぎて奇声があげづらいなぁとか思っていたら、K村が奇声を上げ始めた。何かと思えば、サッカーW杯の決勝トーナメントのくじ引きにキレていた。いや気持ちは分かるけども。30分ほど歩いた2合目で服脱ぎレスト兼読図クイズ。K村M沢は難なく、I上は自信がなさそうだったが全員正解していた。ここで大学生グループと会った。この後、2日間通して抜きつ抜かれつすることになる。また、M沢があまりにも余裕そうなので、I上をセカンドにした。午後から雨が降りそうだったので、かなり速めのペースで歩いていた。
8:44 双児山
開けたところに出たのでレストを取る。様々なモデルの天気予報の中で上振れを引いたらしく、めちゃくちゃ天気がよかった。行く先に甲斐駒、後ろに仙丈、右手に鳳凰三山と北岳、左手に鋸岳が見える素晴らしい景色だった。二日間雨天山行もありえたので、この時点で十分な収穫だった。逆に日差しが強かったので、みんな日焼け止めを塗った。レスト中、他のグループがVTuberの話をしているのが聞こえたので、耳をすましたが、ホロライブとラブライブの区別がついていなかった、、、。標高2600mを超えると本格的にハイマツ帯になり、テンションがあがった(のはCLだけかもしれないが)。
9:28 駒津峰
ガレ場ハイマツ帯を突破して駒津峰に登り切った。まだまだ天気はよかったが、徐々に雲が上がってきており、仙丈ヶ岳の方はもうガスっていた。空を見上げると、太陽の周りに虹がかかる日暈ができており、天気が悪くなっていく気しかしなかった。
この先の道は非常に歩きづらかった。駒津峰からの下りはデカい岩が転がっており、難易度は低いもののところどころ鎖場もあった。六角石の岩場を超えると、ものすごいザレ場になった。ここが一歩一歩踏ん張ることを要求してくるためとても大変だった。そして何より、全員が息苦しさと軽い頭痛を訴えており、完全に高山病になってしまっていた。できるだけ雨に降られずに行動を終わらせたいことや、体力的にはあまり問題がなかったことから前半に爆走していたのが原因だった。バスでノータイムに標高2000mに連れて来られて、そこから1000m上げるので、高山病対策は意識する必要があった。歩きづらさと高山病により、全員かなりしんどく、この区間はCTからかなり遅れていた。
11:03 甲斐駒ヶ岳
主に心肺機能がとても疲れたが、なんとか山頂に到達した。ガスガスで何も見えなかったが、時間が時間なので仕方がない、むしろそこまでで十分に景色は楽しめていた。集合写真を撮ったりして長めにレストを取りつつ、電波が入ったので明日の天気を探ると、早めに行動を終わらせれば雨に降られないかも、くらいだった。行動食の袋が膨らんでおり、標高を感じた。
一旦駒津峰までは引き返し。この歩きにくい道をもう一度通るのかよ、、、。ザレ場を慎重に下った。標高を下げるにつれて他の人は高山病がマシになっていったが、なぜかCLだけ頭痛が強くなっていった。雨が降りそうなので流石にVariationはカット。駒津峰への登り返しが岩々しており高山病も相まって地味にキツかった。ここで、毎回恒例(になってはいけないのだが)でCLは置いて行かれ始めた。
12:28 駒津峰
CLの高山病の症状はここで一番キツくなっていた。なんでやねん。とか言っても下りるしかないので仙水峠へと下っていく。なかなかの急登ガレ場で下りにくかった。森林限界を下回ると、歩きやすい樹林帯となったが、完全に霧に覆われていた。K村とM沢の共通の知り合いの恋バナを聞きながら、体感かなりのスピードで下っていたと思うが、あまりCTは巻けていなかった。みんな高山病による疲労が溜まっていたのだろうか。
13:34 仙水峠
ここからはゴーロ帯。かなり歩きにくい道を想定していたが、そうでもなかった。少し進んだ広いところでレストをとるなど。ゴーロ帯から樹林帯に入ってすぐのところで、CLがまたもや右足首を軽く捻挫してしまった。受け身を取ったので大事には至らなかったが、念のためテーピングをした。その後は標高差はあまりない楽な道だったが、テント場に早く着きたい気持ちがはやり、かなり長く感じた。
14:16 長衛小屋 CS1
結局CTと同じくらいかかってしまったが、雨には降られなかった。運イイね。高山病に罹ったことでみんな消耗したようだった。CLが受付をしている間にテントを設営してもらう。流石長衛小屋といった感じで広いテント場だったが、割と小屋の近くのテント場を取れた。また、下山中にM沢が膝を打撲したようだったので、見ると出血していたので絆創膏をあげた。夕飯準備と天気図まで自由時間。みんなこの間にピストン装備の準備をしていた。CLは小屋でコーラと限定バッジを買った。また、行きのバスで運転手が先日のダブル台風で藪沢ルートが崩落したみたいなことを言っていたので、小屋の人に確認したが、我々が通るルートは問題ないとのことだった。その後は昼寝。
気象通報前に起きて、1回生は夕食づくり、CLSLは天気図にとりかかった。例のごとく気象通報は5分遅れて始まった。いつものように情報だけ聞き取り、先に晩御飯にする。夕食は牛丼。食当のM沢が米を完ッッッッ璧に炊いていた。誇っていい。肉も味付けしてぺみしてくれ、味が濃くてとても美味しかった。また写真を撮り忘れかけたが、ギリギリで思い出した。昨期はこういうの全部やってくれる人に甘えていたなぁ。夕食後は天気図の続き。CLは寝たかったが、1回生が夕食を作ってくれたので頑張って描き上げた。K村が描いてきた天気図が酷くて呆れたが、修正させていると寝る時間が遅くなるので、トイレなどを済ませてさっさと寝ることを選んだ。19時くらいに寝たと思う。1回生はもっと早かった。
長衛小屋
晩ご飯
3:00 起床
3:42 出発
4:48 藪沢大滝の頭
5:34 小仙丈ヶ岳
6:22 仙丈ヶ岳
6:44 仙丈小屋
7:49 藪沢大滝の頭
9:00 長衛小屋
9:23 長衛小屋 出発
9:32 北沢峠 下山
3:00 起床
起床時間になっても他が起きる気配がしなかったのでCLが全員たたき起こした。前回も思ったけど、僕が起こす側に回っているの我ながら違和感がすごい。夜21時頃に2.3時間ほど強い雨が降ったようだったが、テントの外に飛び出ると、夜空には月が輝いており、雲の隙間から星が見えた。朝食はおなじみの棒ラーメン。美味しくないはずがない。南アルプスの美味しい水を汲んで出発。
3:42 出発
登山道は完全に霧の中だった。リヒトが霧に反射?して前が見にくい。だが、K村は迷うことなく歩けていた。30分ほど歩いたところで、服脱ぎレストを取った。この辺りから明るくなり始めており、まもなくリヒトは不要になった。まだまだ樹林帯なので空は見えなかったが、木々の間から朝日(と甲斐駒ヶ岳の影)が見えており、期待が持てた。というか、天気予報を考えると一日中雨天山行になる可能性も十分あったので、雨が降っていない時点で喜ばしいことだった。
4:48 藪沢大滝の頭
爆速ペースで藪沢大滝の頭に着いた。M沢が昨日ぶつけた膝が少し痛むということだったので、湿布を貼り、湿布を抑えるためにも軽くテーピングをした。オーダーもセカンドをM沢にしたが、歩行にもペースにも問題なさそうだった。この辺りから周囲が開けて景色が見えるようになってきた。とても天気がよく、背後には雲海と甲斐駒ヶ岳が見えていた。あまりの天気の良さに、partyメンバー一同、鳳凰三山から天気を晴らしてくれている運イイ神T村を崇めていた。なお鳳凰三山は雨に降られた模様。ハイマツ帯になったところで前方の地形が分かりやすかったので読図の解説をした。そんなこんなで、相変わらずの超速ペースで小仙丈ヶ岳へと登っていった。1泊したからか、この日は高山病のような症状が出る人はいなかった。
5:34 小仙丈ヶ岳
言うことなしの展望だった。東には甲斐駒ヶ岳・鋸岳・鳳凰三山とその奥の雲海が、北東には八ヶ岳、北西には北アルプスと中央アルプスが、そして進む先には仙丈ヶ岳のカールを見渡すことができた。レストを取って仙丈ヶ岳へと歩いていく。カールを見ながら稜線を歩いていくのはとても楽しかった。膝を痛めているM沢が岩々したところを下るのがしんどそうだったので、K村が歩きやすいところを選んで歩いてくれていた。高山植物らしきものも見られた。
6:22 仙丈ヶ岳
流石3000mを超える高峰というべきか、雲がとても近かった。景色の上半分が雲に覆われてるみたいな感じだったが、下半分には晴れて明るい山々や雲海が見え、これはこれで高峰ならではの景色という感じがした。仙塩尾根や白根三山の方向は完全に雲の中といった感じだったが、2泊3日で白峰三山を予定していることもあり、時々姿を現す北岳に盛り上がった。居合わせた人に集合写真を撮ってもらい、レストにするが、風があって寒かったので割とすぐに出発した。ここまでなんと1時間20分ほど巻いており、10時のバスに乗ることが見えてきた(次が13時)。
雲が近い
6:44 仙丈小屋
トイレに行ったり、売店を物色したりした。CLはここ限定のカッコいいプレミアムピンバッヂを買った。仙丈ヶ岳からの下りについて、予定していたルートは渡渉が多く増水が怖かったので、雨量が多ければ尾根道を引き返そうと思っていたが、昨夜2.3時間ほどしか降らなかったことや、何よりM沢が膝を痛めていて岩々した尾根道下りがしんどそうだったことから、予定通り沢沿いの道に行くことにしていた。計5か所(確か)の渡渉地点があり、浅いとはいえ流れが速いところもあったので増水してなくてよかった。渡渉地点の一ヵ所で、目の前にデカい雪渓が現れてビビったが、歩けるようにくりぬかれていた。渡渉には1回生も何の問題もなかった。
7:49 藪沢大滝の頭
あとは登りでも通った道をただただ下るだけ、10時のバスには結構余裕を持って間に合いそうだった。この日は読図クイズをしていなかったので、尾根が狭くなっていくところで読図クイズを出題した。周囲の地形を注意深く見る必要があるのに、濃い樹林帯で見えにくいという難易度高めな問題だったが、M沢のみ根拠も含めて正解していた。優秀。その後はとにかく下った。partyの目標である長期縦走に燃えたり、海外の山の話をしていた。誰かPWキリマンジャロとか立ててくれ。登りに通った道なのに、こんなとこ通ったっけ??となっていた。これはあるあるだと思うんだけどどうだろう。
あの、ダルいです
9:00 長衛小屋
爆巻きで帰還した。10時のバスには余裕で間に合う。ひとまずテントを片付ける。こういう時にはサブザックをしまわず手に持つか外付けで帰りたくなるが、バスの車内でザックを膝の上に載せる必要があるため、仕方なくピストン装備を解体して片付けた。テントをたたんでいると小雨が降り出した。色々ギリギリ間に合ったぽい。やったね。長衛小屋を出てすぐにバスの駐車場があったせいで、北沢峠までが長く感じさせられた。
9:32 北沢峠 下山
2日間ほぼ雨に降られることなく下山できた。10時のバスに乗るつもりだったが、9:40に臨時バスが出るとのことだったので乗ることにした。CLやK村はバスで隣になった人との会話に興じ、高天原温泉を布教されたので、こちらからもペミを布教した。そんなこんなで10:27に戸台パークに帰ってきた。
事前の調べでは、戸台パークに隣接する仙流荘の温泉の日帰り入浴は12時からとのことだったが、11時頃から開けてくれるそうだったのでここで入浴した。我々以外にも多くの高校生?大学生?がいた。帰りは駒ヶ根から中央道に乗るので、打ち上げに駒ヶ根名物の明治亭のソースカツ丼を食べた。また写真を撮るのを忘れかけた。CLは1年10ヶ月ぶりだったが、相変わらずの美味しさとボリュームだった。K村や1回生もそのボリュームに盛り上がっていた。帰りもK村が運転したがり、なんと結局行き帰り全て1人で運転した。これはマジですごい、というか申し訳ない、、、。京都に帰ってくるとドカ雨だったので、皆を家に送り、この日中に車を返すことができた。
お疲れさまでした!天候にも恵まれ、流石アルプスの非常によい楽しい山行になったと思います。反省点も色々ありますが、次に活かしていきたいと思います!なお、この翌週の7/11(土)は林道の崩壊か何かで戸台パーク→北沢峠のバスの朝の便が運行休止になっていた。この日程で行ったの正解すぎ、というか運良すぎ。
K村:RFやペース、後ろを歩く人のことを考えたコース取りなど、トップを歩く人としての技術が着実に上がっていると思います。ただ、partyの意思決定や行動方針などに対する発言がもう少し欲しいかも。あと天気図をどうにかしろホントにマジで。運転ありがとう。
M沢:長期縦走やVariationなど、色んな方向にやる気があって素晴らしいと思います。食当マジ美味しかったですありがとう。
I上:随所で”縦走に慣れてるな”ということを感じさせられます。今後は読図や天気図など技術面を鍛えていきましょう。
それでは、今回のお話はここまで。続きはまた次回お楽しみに~