大家好~、M田です。文化の日の三連休、当partyのpart2として鈴鹿山脈は御在所・雨乞に行って来ました。Y田partyとのダブルブッキングにより独創的なルートと相成りましたが、良くも悪くも鈴鹿らしい山行だったと思います。
Date: 11/02~11/03
Member: M田(CL)、T村(SL)、M口(装備)、T岡(食当)
driver: O崎
概念図・行程
Day1
07:06 朝明登山口(入山)
08:12 ハライド
09:40 青岳
09:57 国見岳
10:35 御在所岳
11:38 沢谷峠
13:30 七人山(CS1)
Day2
05:35 七人山コル
06:15 雨乞岳
06:52 杉峠
07:39 イブネ(往路)
08:25 クラシ
08:40 イブネ(復路)
09:50 タイジョウ
11:42 甲津畑登山口(下山)
入山前
CLの不手際によりドライバー確保が難航したが、明神平が中止になったO崎に来ていただけることに。車も流用できて本当に有難い。
また食当のS木が直前でインフルに罹り不参加….。急遽T岡に準備してもらったが、色々と前途多難な前日譚となった。
11/01(土) 21:00 装備点検
今回は前日夜装点した後一度解散して翌朝出発する計画。鈴鹿は近いし車中泊はQOLが低いですからね。なお実家の遠いCLはどの道box泊の模様。
boxに行くと同じく鈴鹿に行くY田party、氷ノ山へ向かうNちかpartyが。彼らは夜に出発して車中泊するようだ。
04:10 box発
boxで寝たCL、M口、O崎は03:30頃起床。普段と違い卓も立っておらず快適な睡眠だったと言えよう。T村とT岡が来た後装備の最終確認を行いboxを出発。M口が自ら志願し運転。車内は米の炊き方や来期パ-ティー編成の話で盛り上がった。
06:40 朝明渓谷有料駐車場
途中武平トンネルを通ったがY田たちの姿は見当たらず。時間的に入山直前だったと思われるのだが。
駐車場はかなり広く、トイレもしっかりある。各自朝食をかじりながら準備していたが、T岡のザックに腰紐の留め具がついていない。車内には見つからず、家かboxに落ちているのだろうかという話になった。紐自体は残っていたのできつく結んでどうにか良い感じに調整。肩持ちは肉体的にもバランス的にも良くないので避けられてよかった。
Day 1 行動時間 6h 24min ↑1234m ↓605 m →7.8 km
07:06 朝明登山口(入山)
登山届を提出し、尾崎に見送られながら出発。M口は両手にストックを持って登っていた。山道に入るとそれなりの急登。地面が崩れやすく斜面のトラバースなどでは少し歩きにくいか。途中T村が脇道の方に行ったのをすぐ合流するやろと放っていたら、ずっと谷沿いの難路だったので慌てて引き返させた。やっぱりこの辺甘えたらだめですね。
登山口 なんでこの旗?
結構滑る
ところで、この山行のテーマ(?)は読図&ルーファイである。道が一度平坦になった後少し進み、右手にこの後合流する尾根が見えてきた地点で読図クイズ。T岡は概ね合っていたが、一回生二人は少し先を答えていた。読図においては自分が今歩いている道だけでなく、周囲の地形を観察して自分の位置を掴めるようになりたいですね。
08:12-08:23 ハライド
祓戸。噂通り釈迦岳の方から御在所に至る稜線が一望できた。紅葉もそれなりに進んでいて美しい景色だったが、このあと急な下り&急登のため目の前の青岳が壁のようである。SOIpartyが行った養老らしき山も発見。ちなみにCLはILASの天恵によって不参加だったので特に思うところはない。
レストを取ったのち出発。西に下る道が分かりくいが山頂入口くらいまで戻ってみた方がピンクテープが見えやすいかも。
この辺で出題しました
奥に御在所
前の山でかくね?
09:20-09:30 きのこ岩
下りは急な岩場、登りは大急登でかなり消耗した。時間的にもいい感じだったので岩近くの風を凌げる場所で10分レスト。鎌ヶ岳の南にもきのこ岩があり、どっちがしめじっぽいかという話をしたが、書いている今写真を見ると青岳のこちらは本しめじ、鎌のあちらはぶなしめじっぽいと思うなど。
09:40 青岳
とりたてて言うほどの山ではないが、個人的にはこの辺は奇岩が多くそれなりに好きである。風が強くここらで防寒具を着た。そして御在所のスキー場ののぼりを思い出して鬱になった。
09:57 国見岳
このあたりは登山客が結構多い。山頂の岩に登ると伊勢湾や御在所山頂がよく見え中々の景色だった。その後は恒例の石門に向かう。通りがかりの人に写真を撮ってもらった。
国見峠を超えると川?の横の砂地のキツい登り。稜線上に出た後もスキー場の急坂。雪も無いのに動くリフトを横目に全員鬱を通り越して発狂していた。
本しめじ
毎回これ
なまず岩と興味のない1回生
10:35-11:00 御在所岳
よく考えたらトイレも自販機もスキー場側にあるのでそっちを通るルートにしておけばよかった。山頂のベンチで昼食を兼ねた大レスト。腫れていたので鎌ヶ岳は良く見えたが、やや霞んでおり琵琶湖は厳しそう。T岡が前の日奈良公園にいったという話をしていると、奈良出身だというおじさんに話しかけられた。ちょうど正倉院正倉が公開される日だったらしい。その内行きたいなあ。
山頂標識の写真は大渋滞となっており、数分並んで写真を撮った。やや休憩しすぎた感もあったが30分経つ前に出発。風が強まってきていたのでちょうど良いタイミングだったかもしれない。
鬱
どういうポーズ?
11:43-11:50 沢谷峠
読図クイズもこなしつつ沢谷峠に到着。ちょっと早いがこの辺りは道が難しいのでレストを取る。きのこたけのこ論争があったが、たけのこ派のCLは3:1で敗退。
その後は道脇が所々崩落していたり、沢や谷を何度も横切る難しい道に。ただテープは多くルーファイは苦戦しない感じ。今回もCLが一番バテており、日々の怠惰が来てるなあと思った。
13:30 七人山着(CS1)
CS1に計画していた七人山だが、山頂すぐ手前のコルにテン場っぽい場所を発見。CL以外はもうここでテン泊しようと主張したが、とりあえず山頂まで向かわせる。想定通り山頂は広くてほとんど傾斜もなく、木と木の間隔も疎で10張以上設営できそうだった。ピークということで期待していたが、携帯の電波は入らない。皆翌日の為に少しでも進みたいのか僅かな傾斜が気になるとか言っており、たいして離れてるわけでもなのでCLが折れてコルで設営することに。地面はふわふわ落ち葉で風も弱く快適テン場。ただこっちは2張分程度だが。
気を付けて
だいぶスペースある山頂
おちついたテン場
だんだん肌寒くなってきており、設営後はみんなテント内で過ごす。今回の秘密兵器はブルボンのシルベーヌやマドレーヌのミックスセット。涼しくなってきてチョコ製品を持ってこれるようになり嬉しい。15:40位まで昼寝して、T村と天気図を書いた。用紙外の台風やクソデカ前線で結構面倒だった。
天気図を書いている間にT岡とM口が夕食を作った。S木が考えたメニューはみぞれ鍋。T岡は大根を全部すりおろした状態で持ってきており、行動中から結構匂っていたのでCLは腐ってないか心配していたが杞憂で良かった。おろしポン酢で食べる肉はおいしかったが、汁が少し多かった。全部は飲みきれなかったので、朝つくるカップ麺のお湯に持ち越すことに。一応クマ対策?でビニール袋に密閉しておいた。
今回はトランプもやらず18:30就寝。翌日の予報は昼前から雨。
Day 2 行動時間 5h 10min ↑698 m ↓987 m →8.6 km
04:30 起床
昨晩の19:00頃に半時間ほど雨が降ったりしていたが、気象時点では止んでいた。浸水なども特に無くて安心。
寒かったので全室でお湯を沸かし、テント内で各自カップ麺を食べた。CLはシンガポール風ラクサとかいう良く分からないブツを持って来ていたが、ココナッツミルクがクリーミーで結構おいしかった。
05:35 七人山(コル)出発
テントを撤収し、各自トイレに行ったりしていると少し時間がかかってしまった。周囲はまだ暗く、すこし霧も出ている様子。最初の登りはトレースの薄い樹林帯で、気象条件もあってRFは難しかったと思うが、T村は良くできていた。
06:00 東雨乞岳
展望は良いはずだがガスで何も見えない。この辺りは笹が高く身体が濡れるので体温維持のためにセパを着ていた方が良かったかも。
06:15-06:25 雨乞岳
相変わらずガスの中だったが、周囲はだいぶ明るくなってきた。 一応今山行の目的地の一つなので写真をとりつつレスト。普段は視界を遮る笹も風を防いでくれてありがたい。
カス天気
前来た時は壊れてなかった気がする看板
雨乞岳征服?
06:52 杉峠
雨乞岳からの下りの途中、突然パラパラと音が。早めに雨降ってきちゃったかーと思っているとバババババ! まさかの雹だった。とりあえずセパを着たが直径4~5mmほどの氷が勢いよく降ってくるのでかなり痛い。近くにいた人もこれには唖然という様子だった。
急ぎ足で杉峠まで行ったが以外と狭い所なんですね。このまま雹ならイブネカットの危機だったが杉峠手前で止んで一安心、なおこの直後もう一回降られた模様。07:10頃に杉峠ノ頭を通過したが具体的なピークは良く分からなかった。
07:16 アゲンギョ
色々調べたが結局意味は分からず。ギョといえば魚や行だが、沢沿いでもないし験行とかだろうか?
雹も収まっていたので少しレストをとってイブネ方面に出発。途中道が雨のせいで柔らかくかなり滑りやすかった。
07:39 イブネ
ここもガスで展望は微妙。だが代名詞ともいえる苔の絨毯で心が落ち着くような場所ではあった。写真などは後で撮ることにしてクラシへ向かったのだが、
ちらばる雹
これぞイブネ(復路の写真)
07:55-08:05 高昌山(???)
意外と遠いなあとか呆けていたら謎のピークに到着。イブネ北端から東へ進んでしまっていたらしい。間違えたのはともかくとして、どうみても太陽に向かって進んでいることから気付けるはずだった。
大いに反省したが、全員気が抜けてしまったのでここでレスト。この頃にはガスも晴れ、鈴鹿の山々が一望できる良い景色に。あまり見ることのない雨乞岳北側の崩落地が良く見えた。T岡が電波入ったのでついでにO崎へ正規ルート下山の旨連絡した。
ここどこ?
なぜ間違えたのか
08:25 クラシ
08:35 イブネ(再)
気持ち急ぎ目で元のルートに復帰。再びガスってきたので丁度いいタイミングだったかもしれない。結局二回目もイブネで写真はとらず。
08:58 アゲンギョ(再)
本山行の核心である甲津畑への下山ルートへ。トレースが薄くテープもまばらだが、基本は稜線上を進めば大丈夫…と言えたのもつかの間、道脇の崩落やナイフリッジが目立つ超難路に変貌。トラバースの途中で道が消失、仕方がないので斜面を直登するなど苦戦を強いられ、CLとT岡は闇に葬られた3月の某山行を思い出したりしていた。
ナイフリッジ
落ちたら死ぬ域
09:50-10:00 タイジョウ
ここも意味は分からない。10分間レストを取ったのち出発したが、早々に道が分からず足止めを食らう。尾根から谷沿いの道に入るのだが、道らしきものが発見できない。しょうがないので無理やり谷のガレ場をまたぎ、どうにかピンクテープを発見することができた。
その後はピンクテープがちらほら発見できるようになったが、相変わらず歩くべき道が分からない。次の道標へ向かって斜面の土を崩しながら滑り下るような感じで辿っていく。計画段階で調べた際には通行記録はそれなりにあり、ピンクテープも多いとの情報を得ていたが、肝心の道がこの有様ということは分かっておらず、CLの瑕疵であろう。(この手の道では、下りの方がトレースを探しにくいのも一因だと思われる)
何度か渡渉もしつつ下っていくと、傾斜が緩くなるにつれてトレースも分かるようになってきた。最後は林道っぽくなって緊張も解けた。
11:42-11:55 林道合流
1時間ほど遅れてしまったが林道に到着。避難小屋前でレストをとる。トイレも一応使えそうだったが、少なくとも数か月は使われていないような雰囲気だったらしい。
その後は爆速で林道を歩き、12:40に甲津畑登山口でO崎と合流。彼は彼で色々大変だった模様。Y田partyが鎌ヶ岳カットで下山していたことも判明。向こうはもろに風当たるからしょうがないね。
雑トラバース
道[要出典]
生還
16:30頃 京大帰着
下山後はスーパー銭湯で汗を流し、一回生sの希望で焼肉キングに行った。O崎に「part2から焼肉?」ってびっくりされたが、頑張ったので良しとしましょう。
3連休最終日で道がやや混んでいたが無事boxに到着。一回り以上年上の先輩方とY田たちが卓囲んでで面白かった。
CLのリサーチ不足でかなり難度の高いルートとなってしまい申し訳ないです。ただ個人的にはメンバーの実力の向上を感じられた山行でした。part3の比良もそれなりに読図やRFをできる山行の予定なので、引き続き頑張っていきましょう。
T村:RFは申し分ないので読図の時に周囲をよく観察しよう。帰りの車で喋ってたけどSL陣は免許取れ。
T岡:読図やRFで理由持って答えられてるし体力もあって頼りになる上回生。お前もSLにならないか?
M口:最後の下りでかなりRFの成長が見られた、このpartyの炊事を握っている男。これから天気図も書いていこう。
O崎:無理行って来てくれて助かりました。今度のPW鈴鹿北部もよろしく。