はーい、山を愛するみんなたちさま、ご機嫌麗しゅう~。今期CLを務めさせていただく、京大ワンゲル2回O﨑です!色々ありましたが無事にCLになることができました。パート1では、空前のドライバー不足を隠し球・A本で解決し、甲府の東側の大菩薩嶺へ。天候が読みづらく、CLの人徳が試されそうな山行でしたが、結果どのようになったのでしょうか?
日程:10/11(土)-12(日)
メンバー:O﨑(CL/医療/記録/気象)、S田(SL)、M松(装備)、K蔵(食当)、W(装補/食補)、A本(ドライバー)
概念図は左図の通り
計画自体は2019年新歓PW大菩薩嶺とほとんど同じ。
実際にはEsc4を使って下山した。
CTはDay1が6:21、Day2が6:59。Esc4を使った場合のDay2は5:40。
Wさんのバイトの関係で前日20時box集合。車を借りるために早めに集まっていたO﨑A本M松で夕食を食べに行ったところ、カレーの提供が予想よりも遅く、集合時間におくれてしまった。早速申し訳ない。同日入山のNCK partyは既に出発していた模様。共同装備の確認をし、個人装備の点検も軽くしていると、K蔵がテントマットを忘れた?なくした?ことに気づいた。が、ここはbox。そこら辺に転がっていたテントマットを借りて事なきを得た。
道中はO﨑とA本で運転。partyメンバーは早速仲良くなっているようでよかった。運転手2人が夜通し喋り倒していたので他の人が寝れているか心配になったが、そこそこ寝れていた模様。車の燃費が悪すぎて入山口到着前に給油することになった(激怒)。上日川峠は直近1カ月3000回登頂されている(by YAMAP)大菩薩嶺のメジャーな登山口なので運転しやすいだろうと思っていたが、最後の方の林道はかなり道が狭かった。
3時半に上日川峠に到着。第一駐車場にはカラーコーンとバーが置いてあり駐車できず、第二駐車場の場所はよく分からなかったので第三駐車場に駐車した。我々以外の車は1台もおらず、広々としていた。4時半起床にして1時間ほど仮眠をとった。
4:30 起床
5:25 福ちゃん荘 入山
6:17 雷岩
6:32 大菩薩嶺
7:25 大菩薩峠
9:24 小金沢山
10:18 牛奥ノ雁ヶ腹摺山
11:50 黒岳
13:06 湯ノ沢峠 CS1
19:30 就寝
4:30 起床
ここ数日マトモな睡眠を取れておらず、上日川峠までずっと運転or会話をしていたCLは車中泊+爆音アラームでも起きられず、起こしてもらった。雨は降っていないが霧が出ていた。入山口の福ちゃん荘の駐車場は利用者専用なので、ここで朝食を取って入山準備を整えた。ここでの準備は疲労+寝起きのCLが遅かった、かは微妙だがもっとテキパキやってみんなを急かすくらいすべきだった。デッドラインとして提示した5時には全員準備を終えていた。食当の荷物を全て持とうとしていたK蔵に荷物の分配を促したところ、全部持つと言って聞かなかったのでとりあえず持たせておいたが、本人は行動中ずっと平気そうだった。
5:25 福ちゃん荘 入山
駐車場を出発し、10分ほどで福ちゃん荘に到着した。トイレに行ったり(駐車場にはなかった)、車をUターンさせたりしていると15分くらい経っていた。途中福ちゃん荘の小屋番の人が出てきて、これ怒られるか?と思ったが、「暗いし霧が出てるから気を付けてね」と言われて安心した。まあやってることはグレーなので、健脚partyなら大人しく上日川峠から入山しましょう。CLの電波がイマイチだったのでS田に入山連絡を頼んで入山。もうちょい早く入山したかった気もするけど、霧+暗い中で歩くのもしんどいのでね。
オーダーはS田→W→M松→K蔵→CL。最初はリヒト山行だったが、30分もしないうちに日が昇ってきたのか明るくなってきて、ヘッドライトもいらなくなった。依然として霧は濃いままである。人気の山だけに道は分かりやすいでのRFに苦戦することはなかった(と思う)。雨は降っていない。S田のペースが開幕の登りにしては少し早く、あとに響く可能性があったので、ペース落とすように言った。なお、これは調子が上がらないCLがちょっとしんどかったからという説もある。まあ開幕登りのペースはCT100%くらいの方がいいと思います…。最初の小ピークで読図クイズを出そうと息巻いていたが、出題する前にS田に答えを言われてしまった。負けじとCLも次の小ピークで服脱ぎレストのついでに読図クイズを出した。S田K蔵M松全員即答で正解していた。
入山
GoGo!
6:17 雷岩
簡単なガレ場などを乗り越えて雷岩に到着。晴れていれば富士山まで見渡せる素晴らしい展望のはずだが、あいにくのガスで何も見えない。う~ん、本山行一番の展望ポイントが...。この天気かつ早朝なので、ほとんど人に会わなかったが、ここでは他の登山客に会い、会話が発生した。10分ほどレストを取り、大菩薩嶺山頂のピストンへ。往復20分弱であり、2019年の記録で空身で行っている人が多かったことので、空身でいいよ~と言った。医療箱などを持っているCLはフルザックで行った。K蔵もなぜかフルザックだったが余裕そうだった。雷岩の背後に空身のメンバーのザックを置いて出発。道中はぬかるんでいるところがあったが、空身な人が多いこともありサクサク進んだ。ちなみに、運転などで調子が悪かったCLだが1時間歩くといつも通りになる属性を持っているため、特に問題はなかった。
6:32 大菩薩嶺
事前に知っていた通り、大菩薩嶺山頂は樹林帯に囲まれており何もなかった。これが百名山に選ばれていることに不満を示しているメンバーもいたような気がする。他の登山客もおらず、セットするのも面倒だったので、M松の自撮りで集合写真を撮った。というか(前期から気づいていたが)自撮りで集合写真を撮れるの有能すぎる。他の登山客に頼まなくてもいいのでコミュ力の低いCLには助かる助かる。なお、CLは自撮りなんて高尚なことはできない。ピンの写真を撮るなどして5分程度滞在していたが、すぐにやることもなくなって引き返した。
雷岩に戻ってザックを回収し、本格的な稜線の縦走を開始。体力的にもまだまだ余裕があり、partyは和気藹々とした雰囲気だった。話題はWとM松を中心に中国についての話がなされており、前期S井partyのメンバーが行っていたこともあり、中国に行きたそうにしていた。過去に中国語を勉強していたらしいM松が、Wに中国語を教わっていたが、何も分からないCLは2分ほどで挫折した。さいの河原避難小屋を通過する際、CLが中の写真を撮ろうと小屋の入り口に立つと、中にいた人と目が合い、非常に気まずかった。
道中に石灯籠を発見したのでS田が解読したところ、「中里介山先生作 大菩薩峠記念塔」と書いてあった。CLは中里介山の大菩薩峠は日本史の近代文化史で知っていたが、読書を全くしないので内容は全く知らない。K蔵は読んだことがあるらしく、そこに登場する温泉に行きたそうにしていた。が、入山口からは近くても下山口からは遠いこともあり、あえなく没案となった。
7:25 大菩薩峠
キリもよく、デカい看板もあったので10分強レストを取った。とりあえずK蔵をパシャリ。この山行中は全ての写真撮影スポットでK蔵を撮っていた。この辺りからレストのたびにWによるお菓子の配給が行われ、毎度メンバーに癒しを与えていた。CLはこの山行中普段よりも行動食を消費しなかったが、間違いなく彼女のおかげである。近くにあった介山荘では、手ぬぐいやバッジといったお土産のほかに、マスカットなども売っており、おいしそうだった。S田がバッジを買っていた。
ここからはひたすら南へ南へ縦走していく。八ヶ岳っぽさを感じる樹林帯と、歩きやすく開放的な笹原の繰り返しで、晴れていればとても気持ちいい縦走路だと思われる。だが、そんな思いはむなしく濃い霧に覆われたままであった。風はあまりないため撤退を検討するほどではなく、雨も降っていないのでなんとか鬱止まらんなにはならなかった。奇声は発したい気分になった。どうやらこのpartyの奇声要員はCLのみのようだ。
9:24 小金沢山
一回のレスト兼読図確認を挟みつつ小金沢山に到着し、10分くらいレスト。ガスすぎて特に記憶がない。Wにもらった行動食を食べていた(と思う)。ここら辺の道は単調であり、歩きやすく楽ではあったが、コンテンツがなさすぎてブログの文章に困りそうだなぁとか思っていた。案の定、困っている。CLは眠くなってきており、早くテント場に着いて寝たいなぁ、天気図書かなきゃなのダルイナァとか言っていた。
??「テント場でずっと寝てると恨まれますよ」 え?
10:18 牛奥ノ雁ヶ腹摺山
1ピッチちょうどで牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)に到着。日本で一番名前が長い山らしい。M松は暗唱できるように覚えてきていた。CLも流石に計画や報告を書いているうちに流石に覚えたが、長い上に変換で上手く出てこないので入力したくない。10分ほどレストを取ったのち出発したが、誤ってEsc2である西側の尾根に進んでしまった。正しいルートの南側の尾根は割と細めであるが、なぜか九十九折に下っていたので違和感を覚えた。S田も違和感を感じていたようだった。山頂に戻ると看板があったのでそれに従って行くが、今度は東側の尾根に入りかけてしまった。S田が偵察をするなどして、この道も誤りだと発見し、なんとか正しい道に戻ることができた。ここではWが違和感を感じていたようである。ここまで道が非常に分かりやすかったのであまり気にしていなかったが、濃い霧の中で行動しているのでRFは方位磁針も使って慎重にするべきだった。なおCLのコンパスは気泡が入りすぎて方角が正しくなかったこともあり、S田が偵察を終えるまで東側の尾根が正しい道ではないか?と言っていた。反省。まあ晴れていればなんら難しくないと思う。
この山から下りて最初のコルのところで読図クイズを出題した。S田K蔵は難なく正解したが、M松は1つ先のコルを指していた。現在地をしっかり追う癖がつけばこれは改善されるかな。
11:50 黒岳
このコルから黒岳までの道がとても長かった。少し長くはなるがCTやペース的にはいけるだろうと踏んで、次は黒岳でレストを取ろうとみんなに言ったが、ここからペースが落ちてしまい、黒岳までとても時間がかかってしまった。来年度のワンゲルついて話したり、読図解説をするなどして誤魔化しながら歩いていたが、僕の見通しが甘く、また時間を見て途中でレストにするべきだったと思う。
黒岳に着いてからはみんな疲れていそうだったので、15分ほど長めにレストを取っていると雨が降ってきたので、上だけセパを着させた。思えば、笹により裾がドロドロになっていたので、初めからセパ下かゲイターをつけておくべきだった。また、Wの足がしんどそうだったので、水2LをCLに、装備セットをSLに分配した。
ガスが濃く、雨も降っていたので小金沢連嶺で一番展望がよいという白谷ノ丸も何も見えず、片道3分の白谷小丸ピストンもカットした。湯ノ沢峠までの道はなかなか急であり、道も細かった。Wの膝が痛いようでかなりしんどそうだったが、もうすぐCS1だし、停まれる(座れる)ような場所もなかったので湯ノ沢峠まで頑張ってもらった。
13:06 湯ノ沢峠 CS1
じゃすと1時間くらいで湯ノ沢峠に到着。CT+1時間20分ほどかかった。これは1日目も2日目もだが、登りはCTと同じくらいであり、下りや平坦な道でYAMAPペース70%台後半であった。地面が濡れており歩きにくかったことや、天気の悪さから士気が低かったことも遅くなった原因かと思われる。
湯ノ沢峠には避難小屋があるので、全員迷わずそこに向かった。電気もつく非常にQOLの高い避難小屋であった。なんか疲れており、他に利用者もいないようだったので、濡れたセパを干したり着替えたりしながら避難小屋でのんびりした。避難小屋にあるノートにはしっかりKUWVと書いておいた(ほかにもM松がなにか書き足していたような、、、)。探したものの、前回KUWVが来た時のメモ書きはなかった。
湯ノ沢峠のトイレはとてもきれいで、トイレットペーパーも完備されており、天水を使った手洗い場まであった。一方、諸々の記録によるとちゃんとしてそうだった水場は、避難小屋から片道5分ほどの所にあったものの、地面にパイプを突き刺しただけであり、天気の悪さも相まってかただの泥水になっていた。浄水器を使っても、煮沸してでも飲料用に使用することは憚られた。CLやS田、K蔵が十分な量の水を持っていたことから水はくまなかった。CLはドロドロになった裾を洗い流せたので結構ありがたかった。テントは湯ノ沢峠の駐車場に張った。とても水平で良いテント場だった。
テントを立てた後は皆でWの持ってきたひまわりのタネを食べた。ひまわりのタネはすぐにコツをつかんでうまく食べれるようになったが、かぼちゃのタネを食べるのは難しかった。1時間くらい5人で黙々と食べ続けていた気がする。これ他の登山客が急に入ってきたらどう思われるんだろう...w ある程度食べた後はK蔵を除く4人は避難小屋で寝ていた。我々が寝ている間、食当のK蔵は明日の朝食のお茶漬けの米を炊いて、ラップに包んで準備をしていた。優秀である。
16時前に気絶から復活して天気図を描いた。うぅ...しんどい... 天気図はCLとS田とM松が描いた。形自体はそこまで難しいわけではなかったが、線が多くてめんどくさかった。S田は素早く正確に書き終えており、CLも時間はかかりながらもどうにかしたが、M松は苦戦していた。まあこれからこれから、がんばれ!気圧の張り出し方が分かりやすい天気図だったのでその解説をした。
docomoなCLは電波も入ったので、S田と天気予報も見ながら明日の行動方針を考えるが、天気図と天気予報がまるで一致しておらず、何も分からない。とりあえず明日朝起きて撤収が鬱になるくらいの雨が降っていたり、濃いガス+強い風ならEsc3=CS1で撤退しようと決め、その他は明日朝判断とした。また、Wの足の状態から計画の完遂は難しいと思われた。即撤退が必要なほどではなさそうだったので、適宜様子を見つつ、大谷ヶ丸で引き返してEsc3下山かEsc4下山か判断することにした。大谷ヶ丸からだと下り量的には引き返した方が楽で、それ以降はEsc4が楽だからである。 夕食時に明日の行動方針を皆に伝えたが、CLとS田はガスと風は避けられないと思っていた。K蔵「俺は満点の星空だと思う」
テントに戻って夕食。K蔵とWが準備を終えていた。米は完璧に炊かれており、豚もやしコーン炒めは少し味が薄かったような気もするが、十二分に美味しかった。残った豚の油をK蔵が全て飲んでおり心配になったが、翌日を含めても腹を下すことはなかった。胃腸が強いのはなにより(前期これで腹を下した人を見てたので...)。K蔵がラップで小分けしていた明日のお茶漬けの米の、どれを食べるかをじゃんけんで決めた。みんな大きいのを食べたくなくて盛り上がった。このpartyはかなり少食です。食後はCLの秘密兵器であるマーブルケーキを開封した。一緒にWが持ってきていたカフェオレやココアを飲んだ。CLだけカフェイン入りのを飲んでいたらしい... 運転中から含めて明らかにカフェインの摂りすぎである。19時半頃から、ドライバーへの連絡やトイレなどを済ませて就寝した。
本日の核心
CL:アプローチ S田&W:最後の下り K蔵:黒岳まで M松:天気図
夕食
3:30 起床
4:32 出発
5:05 大蔵高丸
5:43 ハマイバ丸
7:06 大谷ヶ丸
8:21 大谷ヶ丸分岐(Esc4分岐)
8:44 滝子山
11:17 道証地蔵 下山
3:30 起床
当然爆睡。8時間も通しで寝たのなんて何日ぶりだろうか。急いで荷物をまとめて外に飛び出ると、夜空に星が煌めいていた。晴天(K蔵の勝ち)。これなら山行を継続できそうだ。前日に米の準備は終わらせていたため、朝はお湯を沸かすだけ。K蔵がお湯を沸かしている間、それ以外の人で素早くテントを撤収する。朝ごはんのお茶漬けは体も温まり、食べやすく、とても美味しかった。前日に準備する必要があるが、それさえやればとても良いメニューだと思う。今後も引き継いでもらいたい。
4:32 出発
小屋に干していたものもしっかり回収し、1時間をほんのり超えて出発。パッキングに苦戦している人がいたので、次回はもっと早くできるとよい。朝食やテントの撤収が迅速だっただけに、45分くらいで出発するポテンシャルがあると思う。装備と食当の荷物をM松とムキムキK蔵で持てていたので、Wのシュラフと防寒具もCLとS田で分配した。
リヒト山行だが道は分かりやすいので無問題。時折出てくる野生動物対策(?)のフェンスを通り抜け、大蔵高丸へ登っていく。東の地平線から明るくなってきており、この山行の成功を予感させてきた。S田は開幕のペースがちょっと早いから気を付けてね。CLのスマホは暗い中だと全然写真が撮れなかった。iPhone16eサン...?
5:05 大蔵高丸
本日最初のピーク。昨日は全く見えなかった富士山が薄暗闇の中に浮かび上がる。反対側を向くと、朝焼けの中に昨日歩いた大菩薩連嶺が影となって映し出される。うん、良い。10分ほどのレストで昨日何も見れなかった景色を堪能した。
大蔵高丸を出発する頃には明るくなってきており、歩きやすくなっていた。なんか所々ガスっていたけど。上には青空が広がっていた。
5:43 ハマイバ丸
アップダウンもあまりない気持ちのよい稜線歩きを終えてハマイバ丸に到着。山頂からは富士山がよく見えた。レストを取ってから30分ほどしか経っていなかったことや、富士山側以外の眺望は開けていなかったことから写真だけ撮って出発しようとしたが、少し南に下ったところに東側が開けている場所を発見したため行ってみた。そこでは、東側の雲の隙間から光が漏れ出しており明るく、そしてなにより眼下一面に雲海が広がっていた。あまりの絶景に10分強のんびりして、各自写真を撮ったり景色を堪能したりした。標高1750くらいでこんな雲海が見れるとは思いもよらず、感動的で幸せな時間だった。丹沢及びそれに連なる山もよく見え、昨年後期F澤partyで縦走する予定だった尾根がよく分かった。
名残惜しさを抑えて出発する。富士山を目の前に見ながら下っていく縦走路である。パート3で予定している御坂山地も見ることができた。しかし、ここの下りはツルツルで非常に滑りやすい道が続いており、とても苦戦した。みんな1回程度は滑っていたような気がする。CLは脇の草の上を歩くことで無傷で突破した。そうこうしていると現在地を見失ったため、K蔵と読図していると、絶好の読図ポイントがあったため、1回生2人に読図クイズを出題したところしっかり根拠を持って正解していた。素晴らしい。
米背負峠付近では薄く霧がかかっており、霧に太陽光が反射して虹のようになったりもしていたが、そんなことを気にしていたのはCLだけのようだった。峠から大谷ヶ丸までの急登が辛く、衰えを感じた。
7:06 大谷ヶ丸
前日にエスケープを判断する地点として決めていた大谷ヶ丸に到着(実際は滝子山との分岐が標高10mくらい下にあったのでそこで話し合った)。とりあえず山頂をピストンするだけしたが何もなかった。S田がWに膝の状態を聞くと、やはり少し痛むということだった。今来た道を引き返し、アップダウンがあるが下り量は少ないEsc3を使いたいか、滝子山の方に行くひたすら下るEsc4を使いたいかを聞くと、来た道よりも進みたいが、滝子山のピストンは厳しいとのことだったので、Esc4に進むことにした。大谷ヶ丸へ向けて標高5mくらい上がったところで電波が入ったのでドライバーと部に連絡した。
アップダウンも少なく、落ち葉と土のとても歩きやすい道で、心地よかった。途中、道が不明瞭なところがあり道を見失ったが、読図により復帰することができた。道は分かりやすいとは言えず、読図を頼りに進んだ。歩きやすいがゆえにどこでも歩けてしまうことが原因かなぁと思う。partyメンバーが読図で進む方向を特定して歩く感覚を理解できているとよい。
8:21 大谷ヶ丸分岐(Esc4分岐)
少しレストを取り、S田が滝子山のピストンをしたそうにしていたので、彼に医療箱を渡し(エアリアは自前のを持っていた)、S田M松K蔵で滝子山ピストンに行かせた。往復30分くらいだが、危険箇所もなく、CLは高校の頃に行ったこともあって大丈夫なことを知っていたのでいいかなと思った。その間、CLとWは分岐の広場で休んでいた。念のため、CLのスマホはここでも電波が通っていたので山頂に着いたら連絡してもらうようにした。CLは帰りの運転に備えて寝ようかと考えていたが、スマホ中毒が故に、電波が通ってしまったのでずっとスマホを見ていたら時間が経っていた。ピストン組は8:44に滝子山についていた。写真を撮ってきてもらい、9:15頃にピストン組が帰ってきたので出発した。
あとはEsc下山地点の道証地蔵に向けてひたすら沢沿いを下っていく。読図ポイントがあったので出題してみたところM松とK蔵は間違えていた。谷が右側にあるか左側にあるかはしっかり把握しよう。S田は分かっていたようだった。流石。1時間ほどで一回のレストを挟んだ。1か所渡渉地点があり、S田が渡ったところより良い渡渉路を探そうとしたCLが泥にズボり、沢で泥を落とすなどした。結局S田が渡ったところでなんの問題もなかった。途中、Wが座れる場所でのレストを要求してきた。歩き方を見ていても膝が若干ヤバそうだったのでCLはダブルザックしようかなと思っていたが、本人がそこまでではないということで最低限のもの以外は全てCLとS田で分配し、マットもK蔵に持ってもらった。
11:17 道証地蔵 下山
安定した橋を渡ったりして下山した。K蔵は沢に飛び込みたそうにしていたが、少し無理そうだった。下山地点の道証地蔵までの道はGoogle mapsでは出て来ないので、ドライバーが辿り着けるか心配だったが、我々が下山すると同時に到着した。流石"持っている人"やね。下山後の準備はCLが一番ダラダラしてましたすみません、、、。
下山後はNCKおススメのほったらかし温泉へ。NCKpartyもほぼ同時に下山しており、温泉で会うことができた。露天風呂から富士山や大菩薩嶺など、たくさんの山が見れてとてもよかった。僕からもおススメします(笑)。露天風呂でNCKに大菩薩嶺どこ?って聞かれた、全然違う方角を指していたのは秘密。打ち上げはA本が色々探していてくれたが、時間が合わなかったりして結局ほうとうを食べることに。甲州ほうとう小作石和店は混みすぎていて断念したが、近くのレストラン百音で打ち上げのほうとうなどを食べた。初めて食べたけどとても美味しかった。ところで、石和温泉は夏休みの某白峰下山後に快活に泊まるために訪れていたのでCLM松A本は懐かしさがあった。
お腹も満たしたのち、K蔵の初心者丸出しの運転に愉悦部したり、M松の運転で入部以来最大の恐怖を感じたり、A本の運転の上手さに安堵&爆睡しながら日付が変わる前には帰洛した。M松も終電までには帰れたっぽい。
お疲れさまでした!後期パート1としては史上最遠レベルの場所まで連れてきてしまいましたが、無事に山行を終えることができ、1日目は残念でしたが2日目は絶景を楽しむことができてよかったです。そして何よりCLとしては安心しています(笑)。初めてのCLでしたが、partyメンバー、特にSLが優秀でたくさん助けられたことでどうにかなりました。というけど、やっぱりCLがもっとちゃんとしないとなぁと思いましたね。今後も頑張っていきましょう!なんかパート3も同じくらい遠くってウワサもあるけど、、
S田:読図RFともに非常に優秀です。行動方針の意見や、メンバーに状態を聞いたりするのも何から何までやってくれて本当にありがとう。これからもpartyを、そしてこの情けないCLを支えてください。
M松:体力・行動・やる気ともに優秀ですね。今期は読図と天気図を磨いていきましょう。読図は基本的な地形のなどの理解はできていると思うので、あとは常に地図を見て現在地を確認する癖をつければ大丈夫だと思います。
K蔵:パワフルで頼もしい限りです。常にポジティブでpartyとしてすごく助かっています。これからもよろしく!
W:膝お大事になさってください。両ひざが痛むのであれば、ストックは2本使ってもいいかなと思いました。邪魔になったら誰かのザックに突き刺しとけばいいだけなんで。
A本:君がいなければ詰んでいたよ。このpartyの救世主です。本当にありがとう。
それでは、今回のお話はここまで。続きはまた次回お楽しみに~
p.s. この分量のブログ書くの疲れたので今後はもうちょい簡略化したい