こんにちは、T澤です。澤々party は早くもpart3。お盆明けに2泊3日で空木岳~木曽駒ヶ岳を縦走してきました。元の計画では栂海新道を予定していたところ、北又林道の通行止めにより急遽木曽駒に予定を変更。山行の核心部であるDay 3では天候にこの上なく恵まれ、京大ワンゲルの木曽駒史を塗り替える素晴らしい山行になりました!
日程:8/16-18
メンバー:T澤(CL)、Tはし(SL)、Yぐち(装備)、澤D、O越、櫻I(客人)、F間(客人)
Day 0
20時にBox集合とした。前々日に装点は済ませていて、荷物の分配はすぐに完了。メンバーも続々と到着し、8名で出発。車はトヨレンで2台借りた。ドライバーは6名と十分すぎるくらいいる。車①にT澤、Yぐち、澤D、O越の4名、②にF間、Tはし、A山が乗車し出発。A山は途中で体調を崩してしまったため、京都に残していくこととなった。この間、①は順調に進み続けて、0時半頃駒ヶ根バスターミナルで、東京から夜行バスで来た櫻Iをピックアップ。人間5名とfullザック5つを載せたヤリスは1時頃菅の台バスセンター駐車場に到着。駐車場には既に多くの車が停まっていた。ザックをいくつか降ろして窓を全開にして、5名で車中泊を開始。F間、Tはしを載せたもう一台は3時半頃駐車場に到着した。
概念図
Day 1
5:00 起床
5:40 入山(菅の台バスセンター)
8:25-36 池山山頂
8:53-56 池山小屋(水汲み)
9:43-52 マセナギ
11:49-59 ヨナ沢の頭
13:13 空木平避難小屋(CS1)
5:00 起床
車②も無事に到着し、5時に起床。暑かったり、公衆トイレの電気が眩しかったりして、Yぐちなどあまり寝られない人もいた様子。気温は若干高めで、歩き始めると汗ばむような感じだった。
5:40 入山
朝食やトイレ等を済ませて入山。しらび平駅方面のバスに長蛇の列ができていた。木曽駒を日帰りでアタックする軽装の人たちを横目に、デカザックを背負って空木岳登山口へ向かう。しばらくは舗装路を歩いた。そのうち、登山道が始まった。
6:13 読図チェック
沢を通って尾根に取りつく箇所で読図の確認をした。全員問題なく正解できていた。
標高が低いのと風が少ないため、初めのうちはかなり暑かった。Day 1の行程は、CTのわりにかなりの標高差(1805m)がある。初めの池山までも急登が何箇所かあり、入山から1時間ほど経ったところでO越の息が上がって遅れ気味になった。オーダーはTはし、Yぐち、櫻I、澤D、O越、F間、CLだったところ、O越をセカンドとして、Tはしにはペースを少し抑えるように言った。
今回の山行はパーティーメンバーにとっては6月中旬の石鎚以来の山行で、各メンバーとも大きなブランクがある。一方の客人2人は、櫻Iが8月上旬にトムラウシ登頂、F間はつい1週間ほど前に穂高へ行っており、コンディションが良い。
O越はセカンドにつけたものの、やはり他のメンバーよりも辛そうにしているので6テンのポールを分配することにした。これを機に特段他のメンバーより遅れることはなくなった。CLに関しても何度かSLにペースを下げるように伝えることがあった。
7:35-43 レスト
このレストを終えた辺りから、針葉樹が増え始めて徐々に徐々にアルプスらしい雰囲気になった。
8:25-36 池山山頂(レスト)
池山山頂までの道は話も盛り上がって、意外とすぐだった。やたらとキノコ(=F間 killer)が生えていて、彼の奇声が何度もこだました。山頂には看板と、そこから見える展望を描いた地図があった。あいにく南の空は雲に覆われていたが、晴れていれば南アルプスが見えるらしい。
本日初ピーク
8:53-56 池山小屋(水汲み)
池山山頂から少しして、赤い屋根の小屋が見えてきた。別荘のような風格をした綺麗な小屋で、これが池山小屋だった。小屋の前の水場は水量豊富で、ここで冷たい水を補給した。水汲みを済ませたらすぐに出発。
9:30 読図チェック
マセナギ手前、急登を詰め上がってコルのようになっている箇所で読図チェックをした。これに関してもほぼ問題なくできていた。今回は夏の山行らしく人数が多いので会話も盛り上がって、子供の頃見た教育番組の話になった。シャキーン!、いないいないばあ(うーたんは引退したらしい)、カペリート、ピタゴラスイッチ etc。1回生と上回生との間に多少のジェネレーションギャップを感じたりもした。
9:43-52 マセナギ(レスト)
植生が少しずつ変わってきて、針葉樹が広がりアルプスっぽくなってきた。気温も気持ち涼しめ。
マセナギを過ぎると徐々に登山道の性格が変わり始めて、ヒヤッとする岩場、ハシゴ場が時折登場するようになった。やはり百名山なだけあって、空木から降りてくる人もままいて、すれ違いでやや時間が押した。下調べの段階で、ヘルメットが必要という情報は特になく、登山客でも付けている人はいなかったので、着けずにそのまま進んだ。ラクの心配があるような場所ではないが、痩せ尾根なので滑落には要注意。
天候は晴れたり曇ったりの繰り返しで、気温はちょうどよい。登りが続くDay 1で酷暑に襲われず、稜線に出る明日以降の天気は良さげということで、CLは「山が上手い」という話になった(昨今のワンゲルで流行りの言葉らしい)。いい話。
11:12-22 レスト
痩せ尾根続きでレスト適地がなかなか見つからなかったが、ようやく見つかりレストを取った。
離合待ち。登山客は多め
11:49-59 ヨナ沢の頭(レスト)
最後の急登を終え、ヨナ沢の頭に到着。ここまでくればDay 1は緩やかな稜線上を登っていくだけなので、みんないい表情をしている。ここでWindy の天気予報を入手した。天気が崩れることはなさそう。今回の行程では電波は空木平を除き概ね入る。
13:13 空木平避難小屋(CS1)到着
避難小屋のある空木平に入っていくにつれ、植生はハイマツや低木になった。沢沿いを歩いていくと小屋が見えた。CS1到着。新しくて広々とした小屋だった。先客はおらず、思い思いに荷物を広げ、寝る者、服を干す者、色々いた。
小屋の前には綺麗な沢が流れていて、これが水場だった。ネットでは煮沸が必要という情報もあったが、そのまま問題なく飲めた。
少したってF間により秘密兵器が開封された。ウィンナー2袋は瞬く間に平らげられ、16時の気象通報まで昼寝。全員寝過ごすことはなく、SL、Yぐち、1回生が天気図を描き、他のメンバーで夕飯の用意をした。今日のメニューは親子丼。食当のA山により具材は全てぺミされていたので、調理は楽だった。天気図については、Yぐちが上回生ながら苦戦しており、SLに指導を受けていた。O越は高校ワンゲル時代大量に描いていたそうで、出来栄えが良かった。澤Dも順調に枚数を重ねている。明日も太平洋高気圧に覆われ概ね晴れの傾向だが、朝方は曇りがちの予報だった。因みに、空木平は避難小屋近辺を中心に携帯の電波は繋がらない。
夕飯後は例のごとく大富豪。人数が多いので盛り上がる。辺りが薄暗くなってきた頃、空木平避難小屋に出るという幽霊の話になった。19時頃、雨が一時的に強まってきた時、小屋の扉が開いて単独の登山客の人が入ってきた。あのおばさん幽霊説。
19:45 就寝
翌朝は4時起床、5時発として就寝。夜は時折床がミシミシ鳴ったり、扉がガタンと音を立てていたりした。幽霊は出なかったが、一人だととても心細いと思う。
Day 2
4:00 起床
4:57 出発
5:59-6:12 駒峰ヒュッテ
6:23-28 空木岳山頂
7:57-8:15 木曽殿山荘
10:37-44 熊沢岳山頂
11:45-56 大滝山山頂
12:18 檜尾岳
12:22 檜尾小屋テント場(CS2)
4時 起床
食パンとコーンスープを食べて出発。
山頂方向を見るとガスで覆われていて、予報通りだなと思った。
4:57 出発
オーダーは昨日と同じく、セカンドにO越をつけた。空木岳山頂までは沢沿いを登っていく。3日間を通して、SLのルーファイはよくできていた。標高が上がるにつれてハイマツもまばらになってきて、高山帯らしい見た目になった。山頂から降りてきた人に「ライチョウだらけだよ」と言われ楽しみにしていると、登山道上にライチョウの親子が登場。近づいても逃げることなく、しばし撮影会をした。中央アルプスのライチョウは一度絶滅していて、北アルプスから移入されてきたものらしいが順調に生息数を増やしていそうだった。ライチョウ鑑賞を終えしばらく登っていると次はノウサギとテンが見れた。
稜線上は風が強いようで、ガスが勢いよく流れていた。パーティーのバックには雲海&日の出。山頂に着く頃までにガスが晴れないかなぁと淡い期待を抱いて登った。
5:59-6:12 駒峰ヒュッテ(レスト)
空木岳山頂手前にある駒峰ヒュッテでレストを取った。中に入ると休憩料(300円)がかかるらしいが、稜線上に出て風とガスが強まってきて寒かったので、入口のあたりに入れてもらうことができた。澤Dは小屋で販売されていたライチョウのTシャツを買おうか買うまいか真剣に悩んだ末、購入。
駒峰ヒュッテ
6:23-28 空木岳山頂
山頂で景色を堪能するという期待もむなしく、山頂に近づくにつれてガスは濃く、風は強まっていった。山頂で集合写真を撮った後は、体温が下がらないうちに出発。
空木山頂
7:57-8:15 木曽殿山荘(レスト)
空木岳から木曽殿山荘にかけての下りは、今回の山行で最も過酷な時間だったはず。風を遮るものが全くないので、強風が容赦なく吹き付けてくる。おまけに辺りはガスで真っ白だった。雨じゃないだけましだな、と励ましつつもやはり辛かった。CTでは空木山頂から山荘まで1時間だったが、体力が持ってかれてCTは押し気味だった。適当な岩陰でレストを取ろうと思っていたが、結局適地は見つからずに1時間半ほどかけて山荘に到着。鍛錬の時間がようやく終わって、長めにレストを取った。
木曾殿山荘
8:57-9:05 レスト
山荘の先、東川岳の急登もやはりハードで、ペースを抑えつつ登った。先頭を行くTはしはブランクを感じさせることなく、いつもの余裕の表情で登っていく。「ペース下げて」といった20秒後には加速する癖は何とかしてほしい。東川岳を登り終えて、コルに出たところでレストを取った。東川岳付近の稜線上は岩場があるため、ここでヘルメットを付けた。Windy の予報では9時頃から晴れる予報だったが、一向にガスは晴れそうになかったのでWindy の悪態をついていたところ、徐々にガスが晴れ始めた。Windy 様様かもしれない。岩場は特別危険というわけではなかったが、浮石が多いのでラクには十分注意が必要。
10:37-44 熊沢岳山頂(レスト)
ガスったり晴れたりを繰り返しているうちに熊沢岳に到着。山頂を超えてからも緊張感のある岩場が断続的に続いた。パーティー全体の傾向として、岩場が得意なわけではないものの、時間はかかりつつも問題なく通過できていたので良かった。
11:45-56 大滝山山頂(レスト)
Day 1後半は天気が良かったが、登山道が稜線の東側を走っているため、西風が尽く遮られて非常に暑かった。木曽殿辺りまでは多かった登山客もだんだんと減ってきてすれ違いも少なくペースは順調。Day 2はCTこそ短いが、いくつものピークハントがあるので、アップダウンが多い。檜尾岳までの最後のピーク、大滝山でレストを取った。風通しが良くとても気持ち良い。ここから檜尾岳は目と鼻の先で、出発早々今日のテン場、檜尾小屋が見えてきた。
12:18 檜尾岳通過
山頂で集合写真を撮ってもらい、小屋へ向かった。
12:22 檜尾小屋テント場(CS2)到着
精神面、体力面で何やかんやハードだったDay 2が終了。テント場にザックを下ろしてしばらく休んだ。少しして小屋へ向かいテント場の受付をした。小屋で札を受け取り1人2000円を払って受付完了。テントを立てた後は、澤D、Yぐちが入眠。他のメンバーは小屋へ軽食を食べに行った。小屋の前にはテーブルがあって、ここで大富豪をしつつ、カップ麺やらおでんを食べた。因みに、テント場と小屋との距離は5分ほど。水場は小屋から檜尾尾根を10分ほど下ったところにあり、サンダルで行くには少しキツイかもしれない(普通に登山道なので)。水量は豊富だった。小屋前でしばらく喋っていたら小屋のご主人が声をかけてくれ、特大サプライズのクソでか冷凍スイカをくれた。山岳救助隊の人の差し入れだそうで、好きなだけ食べていいよ、と言ってくれた。スイカはキンキンに凍っていて歯が立たなかったので、ガス缶のそばに置いて表面を少しづつ溶かしていった。そのうち、小屋の中のフリースペースに入れてくれ、テントで寝ていた澤D、Yぐちも呼んで7人でスイカをつついた。夏山でスイカとはなんと贅沢なこと。ご主人はとても気さくな人柄で、また来たいと思った。
小屋でスイカを頬張っている間、続々と他の登山客が到着し、小屋の人と話していた。そのうちのある人曰く、濁沢大峰~檜尾岳間のコル付近で熊の親子連れを見たという。小屋の人の話によるとそのコルが例年熊の通り道になっていて、コル近くのハシゴの下に糞がよくあるという。早朝の暗い時間帯に通過する予定なので心配ではあったが、熊が下界方面に降りて行ったと考えられること、大人数なので声を出していれば問題ないだろうという判断で、予定通り行動することにした。にしても最近、熊の話が多すぎる。
16:00 気象通報→夕飯
1時間ほど小屋に居させてもらった後、テント場に移動して天気図と夕飯の準備に取り掛かった。
夕飯は回鍋肉で、昨日と同様全てぺミが完了していたので、すぐに完成。その後テント場には登山客が何人か到着し、他に5張ほど張られていた。
19:00 就寝
就寝間際に空木方面を見ると、夕焼けのもとくっきりとしたシルエットの空木が見られた。
Day 3
3:00 起床
3:58 出発
5:33 濁沢大峰通過
6:40 島田娘
7:11-24 千畳敷駅
8:13-26 宝剣山荘
8:51-9:05 宝剣岳山頂
10:06-26 木曽駒山頂
10:31-41 頂上山荘
11:01-09 宝剣山荘
3:00 起床
帰京の時間を考慮して3時起床とした。明け方は意外と冷え込まなかった。カップ麺を食べて出発。空は快晴で、冬の星座が楽しめた。下界には駒ヶ根市内の夜景が広がっていた。
3:58 出発
まだ暗い中、4時前に出発。オーダーは昨日と同じである。昨日小屋で他の登山客が話していた熊に少々おびえながら、なるべく大声で話しながら歩いた。こういう時にF間はじめメンバーの奇声は心強い。檜尾小屋のご主人が言っていた、熊がよく溜め糞をしているという梯子場も難なく通り過ぎた。
5:05-19 レスト
明るくなり始めると、稜線の右手には朝焼けをバックに南アルプスの山々が見え始めた。北の甲斐駒・仙丈から、南の聖・赤石まで全山が見渡せ、来週に白峰三山を控えた櫻Iは目を輝かせていた。富士山も見えていた。濁沢大峰の手前で日の出を迎えそうだったので、ピークでレストを取った。ここで御来光を見ることができ、これぞアルプスと言わんばかりの素晴らしい景色を楽しめた。集合写真を撮って出発。
5:33 濁沢大峰通過
ほどなくして濁沢大峰に到着。稜線上は360°素晴らしい景色が続く。
6:12-21 レスト
当初は島田娘でレストの予定だったが、意外と距離があったためその手前の開けた場所でレストとした。天気が良いと気分も上々で、順調なペースで稜線を歩いていった。早朝ながら日差しがだんだんと強くなり、日焼け止めを塗ったり帽子を被るなどした。
6:40 島田娘
島田娘までは急登交じりの登りでややハードだったが、この上ない景色に助けられ無事登頂。天気が良ければなんでもできる。島田娘からの稜線は緩やかな下りで快調なペースで歩いて行った。予定では宝剣山荘でデポし、そこからピストンだったところ、CLを除くメンバー全員が千畳敷デポを主張し、CLは頭を悩ませていた。
宝剣南峰と千畳敷の分岐点である極楽平から千畳敷までの下りは、千畳敷カールの雄大な景色を楽した。千畳敷駅の赤い屋根と緑の山肌のコントラストが、スイスの山岳地帯にいるかのよう。
7:11-24 千畳敷駅(レスト)
千畳敷カールの景色を堪能しつつ、麓から来るロープウェイに手を振りつつ、千畳敷駅に到着。軽装で日帰り登山をする人たちとのコーデの大きなギャップを感じつつレスト。お盆明けとは言え、登山客はかなり多かった。気温が上がってきて体力も削られるようになったので、メンバーにはシャリバテ・熱中症にならないよう行動食をしっかり摂るように伝えた。
千畳敷デポを容赦なく推していたメンバーたちはfullザックを背負うのがとても渋そうだったが、歩き始めると意外と楽だったらしい。人が多かったので抜いたり抜かれたりしたが、順調に登っていった。何より天気が良かったので、この道で日焼けサロンの如く順調に焼かれていった。
8:13-26 宝剣山荘(レスト)
すれ違いなどあったが、CTで千畳敷から55分のところメンバーの調子が良く、ややCTを巻いて宝剣山荘に到着。宝剣山荘は小屋内にデポするスペースがある。ここでピストン装備の用意をした。F間は現役時代の木曽駒の負の記憶(積乱雲に追われて宝剣山荘に避難)を思い出していた。
小屋の中は広め
8:51-9:05 宝剣岳山頂
山荘から宝剣岳まではCT1で15分だったが、すれ違いで予想以上に時間を食った。山頂までは岩場が続くため、ヘルメットを着用。山頂までのアタックを始める前に、三点支持、鎖の金具に指を掛けないこと、岩場に身体を密着させずある程度話すこと、前の人と距離をとること等を説明し、アタック開始。金毘羅の復習になってよかったと思う。山頂手前に剱岳の蟹の横這いのような、高度感のある箇所があり、降りてくる登山客を待ったりしてここで時間を消費した。南アルプス、中央アルプス南部、乗鞍等の山々が見渡せた。山頂はさほど広くなく、後から登山客が続々と到着したので、もう少し早めに山頂を出るべきだったと思う。そういえばドローンを飛ばして空中撮影をしている人がいた。CLはちゃっかり映った。
岩場の下りは登りよりも注意を要する。ゆっくりと山荘まで下った。パーティー全体の傾向として、岩場はそこまで得意ではないのだが、安全に通過できていてよかった。途中、小さい子を連れた家族連れに会い、山頂までの道の様子を聞かれたので、小さい子だとリーチが足りないかもしれないので、厳しいと思う旨伝えた。人ひとりの命を救ったかもしれない。
9:26 宝剣山荘通過
9:29-36 レスト
山荘を通過して、中岳の手前でレストを取った。fullザックから解き放たれたメンバーの顔は清々しかった。
9:44 中岳山頂通過
人だかりができている山頂はスルー。看板の写真だけ撮った。中岳を過ぎるとようやく木曽駒の山頂が見え始めた。「本当に木曽駒か??」というくらいの最高の天気で、かなりのペースで山頂に到着。
木曽駒はすぐそこにある!
10:06-26 木曽駒山頂
シニアの人たちから「若いねぇ」「元気やねぇ」と言われながら、まもなく山頂に到着。360°青空が広がり、北アルプス、浅間山、南アルプス、富士山等日本を代表する山々が満遍なく見えた。アルプスに来ると感じることがある。「日本て意外と小さいな」と。澤D、CLの2人で、先日F澤が制作したKUWVのTシャツを着ていると、「もしかして京大ワンゲルですか」と声を掛けられた。話してみると、1969入学のOBの方で、ちょうど木曽駒から空木にかけて縦走しているところだという。思わぬ奇遇に話が盛り上がり、集合写真を撮った。昔のワンゲルのお話など聞かせてもらい、お別れ。KUWVシャツのおかげで、OBとの遭遇率が上がりそう。ロープウェイで来れば大文字ほどの負荷?で登れてしまう超お得な百名山なだけあって、山頂にはたくさんの人。
10:31-41 頂上山荘(買い物)
CL含め何人か、木曽駒グッズを買いたかったので頂上山荘に寄った。因みにモンベルの会員証を見せるとバッジがもらえる。この先宝剣山荘まで、身軽な7人は順調なペースで下って行った。
11:01-09 宝剣山荘
宝剣山荘で荷物を拾い、下山を開始。
11:40 下山
ラクに気を付けながら、ペースを巻きつつ千畳敷へ下山した。。
コメント
素晴らしい山行になって大変うれしく思います。Day 2の悪天候、小屋のご主人のサービス、Day 3の100点満点の景色など、山の素晴らしい点、ハードな点が色々詰まった山行になりました。やっぱり夏はアルプスですね。合宿の霞沢も楽しんできてください~!
Tはし:SLとしての立ち回り、素晴らしかったです。読図、ルーファイ等の成長を感じました。ペースを合わせられるとなお良いと思います!
Yぐち:木曽駒は2回目?だったと思うけど最高の山行になってよかったですね。上回生の一員としてパーティーの支えになってくれていました。天気図は頑張ってね。長時間の運転もお疲れ様!
澤D:今までで最高の景色が見られてよかったね。前回に比べてパッキングでも成長が感じられました。天気図はこれから山に行く度に描いて上達していきましょう。後期のSLも自信もって頑張ってください!
O越:ブランク明けで体力的にキツイ中、よく頑張っていました。声もいつも以上に出てました。読図、歩行能力、天気図等々、非常に優秀です。岩場は今後慣れていけるといいね!
櫻I:CL経験者なだけあって終始安定していて、とても頼もしかったです。後期はフリーの身になるね。引き続き山楽しんでください!
F間:上回生が居て非常に心強かったです。また天候に関わらずテンションが高めなので励みになりました笑 秘密兵器のウィンナー、今後も継承していきたいですね!
感想
Tはし:Day1の登りは体力的にも精神的にもキツかったですが、ライチョウを見たりDay3では好天に恵まれたりと充実した山行でした。幽霊に遭わなくてよかったです
Yぐち:3日目の眺望が文字に起こしきれない素晴らしさで、人生史上最高の山行でした。体力面には向上の余地があると感じたので、引き続き頑張りたいです。運転にも慣れてきて、安全に終えられてよかったです。
澤D:久しぶりの泊付き山行で体力が心配だったが、歩荷をしていたこともあって大きくペースを崩さずに済んだ。岩場のくだりをもう少しスムーズに下りれるようにしたい。最終日、晴れてよかった。
O越:景色が良く楽しめた。次回以降はもっと体力的にも精神的にも余裕を持って行動できるようにしたい。
櫻I:宝剣はフルザックで行くのは危ないところだと感じた。檜尾小屋の温かいおもてなしと3日目の展望が素晴らしかった。
F間:木曽駒がこんないい山なのかと気づくことができてよかったです。ソーセージが好評だったのもよかったです。連れていってくれてありがとう。